突き抜けた存在になるために絶対にやってはいけないこと(ゼロ・トゥ・ワン)

突き抜けた存在になるために絶対にやってはいけないこと(ゼロ・トゥ・ワン) マコなり実験

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか | ピーター・ティール ...
ゼロ・トゥ・ワン

・著者 ピーター・ティール

・PayPalを作ったり、投資家としてFacebookに投資した人

・すごい刺激が強い本
 起業するときに鉄則とされていることと全く反対のことを主張している

・流れが早すぎて未来が見えないから、とにかくやってみて試してみる
 →仮に出来の悪い計画だったとしても、あったほうがいい

・セールスよりもプロダクト・サービスが大事
 →セールスはプロダクト・サービスと同じくらい大事

・多くの人が当たり前と思っていることに本当に大切なことは何かという問いを投げかけている

・世界の見え方がガラッと変わってしまう本

世界の見え方が変わる『意識のピント』の話|宮田陵平|note
世界の見え方

 「ゼロ・トゥ・ワン YouTube動画比較」は行いました。

 そのときの学びは、進歩には2種類あるということでした。水平的進歩と垂直的進歩です。

 水平的進歩とは、1をNにすること、つまり、現在あるものを多く広げていくことです。現在あるものなので、それは競争になります。そして、競争に勝って生き残ることを目指します。

 垂直的進歩とは、0を1にすること、つまり、現在ないものを生み出すということです。現在ないものなので、競争はありません。市場を独占することができます。

 多くの企業が前者です。しかし、目指すべきは後者だというお話でした。

独占しろ! 競争するな!

・競走する = 得られる利益が少なくなる

・限られた顧客を奪い合うと値下げしかなくなってしまう

・限られた枠を奪い合うことを「ゼロサムゲーム」という

・まずは小さな市場で独占せよ!

・一体どうやったら独占できるのか?
 ニッチな分野で他の解決手段よりも10倍良くする

・全てで10倍良くすることは難しいが、ある部分でなら10倍良くすることは可能

・とりあえず始めるのではなく、計画・戦略が大事!

戦略的思考の企業幹部になるための4鉄則 - WSJ
戦略

 本の中では、独占企業の特徴が4つ述べられています。

 独占企業の特徴
 ①プロプライエタリテクノロジー(2番手よりは少なくとも10倍は優れている商品)
 ②ネットワーク効果
 ③規模の経済
 ④ブランディング

 プロプライエタリテクノロジーの例として挙げられるのは、グーグルの検索アルゴリズムです。速い検索結果表示・検索ワードの確度の高い自動表示などは、二番手を大きく引き離しています。また、アマゾンは、ネット書店として他の書店よりも少なくとも10倍の書籍を持っていました。

 ネットワーク効果の例として挙げられるのは、フェイスブックです。利用者の数が増えるのと共に利便性(使用価値)が向上するのがネットワーク効果です。しかし、そのネットワークがまだ小規模な時の初期ユーザーにとって価値あるものでない限り、効果は拡がりません。フェイスブックは、最初から大学内で有用なものでした。

 規模の経済の例として挙げられるのは、ツイッターです。規模の経済は、オールドエコノミー企業でも強力に働いている原理です。しかし、優れたスタートアップは、規模拡大の可能性を最初の段階からデザインに組み込んでいます。ツイッターは、最初から多くのカスタム機能を加えなくても、ユーザー獲得ができるように設計されていました。

 ブランディングの例として挙げられるのは、アップルです。アップルは、上記の3つを全て兼ね備えています。それに加えて洗練されたデザインでアップルブランドを確立し、多くのアップル信者を獲得しています。

今回の話を踏まえたアクションプラン

・周りから「なんでそんなことするの?」と思われるようなことをする

・短期的な戦いよりも長期的に優位を保てることが大事

・受験競争のように日本人は競争に勝たなければだめだと思ってしまう

・ニッチな分野でナンバーワンを目指そう!

・これまで誰も解決できなかった問題を解決することになる
 これは新しい市場を作ること

 そのためには、ユニークな挑戦不可欠

・個人でもニッチな分野でナンバーワンを目指そう!

ニッチな分野のNo.1になることを目指していますか? | 顧問・副業 ...
ニッチ

 私のナンバーワン戦略は、ICTに他なりません。独占企業の特徴に沿って戦略について考えていきます。

 プロプライエタリテクノロジーとしては、Excelマクロです。我社では、私以外の人が使っているのを見たことがありません。昨年度、一番表を個別表にコピーするという業務を一手に引き受け、時間短縮に貢献しました。

 ネットワーク効果は、Googleの共有システムです。全員が同時に書き込めるGoogleドキュメントやスプレッドシートを活用して、予定表や部屋の管理システムを構築しました。これによって、今まで紙やホワイトボードに書いていたものを全員が一気に活用できるようにしました。

 規模の経済は、今後導入されるであろうたくさんのパソコンの活用法です。その使い方を指導する方法を検討し、活用動画を作りました。動画を見せることで、誰でも指導できるようにしたのです。

 ブランディングは、ハロー効果です。ハロー効果は「ある分野に秀でた人は、他の分野でも秀でているだろうと思われる」という心理です。ICTが得意であるという面を前面に打ち出すことで、他の分野での影響力を持ち、発言力を高めていきます。発言力を高めるためには、結果を出すことが一番大切です。

今日のアクションプラン

・発言力を高めるために、結果を出すための方策を立てる

今日のアクションチェック

 現在、結果を出そうと試みていることは、会議のデジタル化です。会議自体は、パソコンを用いてPDFで行われています。しかし、PDFには、基本的に書き込むことができません。また、ファイルもワードやエクセルを変換したものであり、ファイルの一意性が保たれていません。

 そこで、Googleドキュメントなど、共有できるファイルを用います。また、議題からリンクを張ることで、ムダなPDF化を省きます。

 上司には提案しました。新しい提案を次々と行っていきます。

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