謝れるのが素晴らしいという誤解
・無条件にペコペコ謝ることは素晴らしいことではない
・自分の非を認めて謝ることは素晴らしい
・謝ることで人間関係が悪化することもある
私は、自分に非があるときにはきちんと謝るようにしています。
昔から、謝ることは他の人の模範になると思ってやって来ました。もちろん、自分に非がある場合であって、ペコペコ謝るようなことはしません。
謝ることで人間関係が悪化したことはありません。どのように謝ると悪化するのでしょうか。興味があります。
謝るほど人間関係が悪化する
・自分が悪いことをした自覚がある場合は、潔く謝る
・他人からのネガティブな指摘、アドバイス、反対意見をもらったときは、簡単に謝るべきではない
・人間関係が悪化する理由
①下の存在になりすぎてしまうこと ~ 周りの人は横暴な態度を取るようになる
②自分で考えなくなってしまう ~ 信用されなくなる。成長が遅くなる
私は、ネガティブな指摘、アドバイス、反対意見をもらったときは、謝りませんでした。しかし、対話もしなかったので、人間関係が悪化しました。
仕事で年下ではありましたが、私よりも専門性が高く、知識も豊富な人がいました。同じ道を進んでいるので、尊敬もしていましたし、負けまいとライバルのようにも考えていました。その人が私の仕事に対して、酷評したのです。同じ道を歩んでいるのだから、認めてほしいという気持ちがありました。確かに仕事としては、稚拙でした。でも、苦労しながら努力していることを察してほしかったのです。
その後、関係が悪化しました。話をしなくなり、相手の行動のアラを探すようになりました。今考えてみると、他人の気持ちを察することが苦手なタイプだったのではないかと思います。今の私であれば、さして気にせず、自分のすべきことに集中することができると思います。その当時は、できませんでした。
なぜすぐ謝ってしまうのか
・楽したいから謝る
・謝る人は、謝らなければいけない環境にいた人が多い
・今自分を変えるチャンス
自分に非があるか分からない状況で何も考えずに謝ってはいけない
・たとえ一人ぼっちになっても自分の誇りを失ってはいけない
私は、自分に非がないと思えば謝りません。
基本的に「ありがとうございます」は言いますが、「すいません」は言わないようにしています。謝られるよりも感謝される方が気持ちが良いからです。
楽したいから謝るのではなく、決着をつかたいから謝るという気持ちはわかります。自分に非があるなしではなく、お互い意固地になってしまって、どうしようもなくなってしまうときがあります。そのときは、自分から決着をつける意味で先に謝ることはあります。恋人とか、親しい関係の人のときに起こりがちです。恋人はしばらくいないで、経験はほとんどありませんが…。
人にすぐ謝らずに良い関係を築く方法
・具体的な方法
①感謝を伝える
②相手に質問する
日本人は対話が苦手。察するのが良いとされているから、相手を決めつけてしまう
何故そう考えるのかと質問することを恐れないこと
③自分の非を謝る
自分の価値観を曲げる必要はない
④これからどうするか譲歩案を出す
⑤無理なら距離を置く
信念に関わる問題だったら譲歩の余地はない
・人に合わせたくなる気持ち、媚びたくなる気持ちをぐっと抑えて、自分の孤独と向き合う
私は、この具体的な方法に近い行動はできていました。
「感謝を伝える」はしていませんでしたが、「相手に質問する」以降は、この手順で話をしてきました。頑固な人は、質問しても答えてくれないこともありました。謝っても許してくれない人もいました。譲歩案を無視する人もいました。距離を置こうと思っても仕事相手であればできません。ほとほと、困りました。
結局、解決してくれたのは時間でした。相手が落ち着くまでの時間を作ってあげて、頭を冷やして考えてもらうことで、解決できました。もちろん、仕事相手でなければ、距離を置きます。信念に関わる問題であれば、上司に伝えて配置転換してもらいます。
自分の孤独と向き合うのは得意です。
今日のアクションプラン
・感謝を伝えてから、話し合いに入る
今日のアクションチェック
今日は、突発的な出来事があり、感謝から話に入ることができませんでした。
私からは、自分が思うことを伝え、相手の話を聞いて対話に持ち込もうと考えていました。しかし、相手が感情的になってしまったので、クールダウンの時間をおかねばなりませんでした。そのため、感謝から話に入るということをすっかり忘れていました。
やはり、付け焼刃ではなく、日々考えて行動しないと身につかないと感じました。
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