人新世の「資本論」 YouTube動画比較

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中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY
【人新世の資本論①】人類の経済活動が地球を破壊する時代(”Capital” for the Anthropocene)
【人新世の資本論②】人類危機の具体的な解決策とは?(”Capital” for the Anthropocene)

457,278 回視聴2021/04/17・357,255 回視聴2021/04/18

【人新世の資本論①】人類の経済活動が地球を破壊する時代("Capital" for the Anthropocene)
【人新世の資本論①】人類の経済活動が地球を破壊する時代(”Capital” for the Anthropocene)
【人新世の資本論②】人類危機の具体的な解決策とは?("Capital" for the Anthropocene)
【人新世の資本論②】人類危機の具体的な解決策とは?(”Capital” for the Anthropocene)

・人新世とは?
 地質学的な時代区分
  人によって地球環境にまで影響が及ぼされている時代区分
   → 環境破壊の時代

・資本論とは?
 資本主義社会を批判した本
  → 会社が利潤を追求する社会の批判

・この本の主張
 環境破壊を止めるには資本主義をやめるしかない
  気候変動
    豪雨が続いて洪水
     台風が予想以上

・気候変動は人災
 国が説明しないから知らない人が多い

・最近主張されている気候変動の解決策を批判
 SDGs
  持続可能な開発目標
 グリーンニューディール
  緑の経済成長
   環境に良いビジネスに取り組む
   チャンスを得て成功できる
     テスラ
      培養肉
      大豆ミート など
  アメリカが引っ張っていこうとしている
 ニューディール
  経済の新規巻き返しのこと

・SDGsやグリーンニューディールでは不十分
 資本主義の延命装置にしか過ぎない
   電気自動車のリチウム電池
     リチウム生産のための環境破壊
 環境破壊を見えづらくしているだけ
  グローバルサウスに負担を押しつけている
   南米やアフリカの貧しい国々
    → 度を越えた搾取
      環境破壊は続く

・資本主義からの脱却
 今こそマルクス
  共産主義
 ソ連の二の舞にならないか?
  ソ連はマルクスの考え方とは違う
   ソ連
    一党独裁
    財産の国有化

・マルクスを成功させる方法
 コモンの民主主義的管理
  コモン
   みんなにとって不可欠なサービス
     水・電力・教育・医療
  民主主義的管理
   市民が適切に協議しながら運営する
 コモンは国家が管理してきた
  市民が管理したのを見たことはない

・具体案
 バルセロナ
  フィアレス・シティ
   国家や大企業とは違うルール作り
     車のスピード制限を独自に行う
      短距離の飛行機の路線を廃止
   環境優先の街づくり

・必要なモノしか作らない
 ブランド
 マーケティング
 コマーシャル 全否定
 → 本当に必要か?
    必要・必要ではないはグラデーション
    バランスが重要

・エッセンシャルワーカー
 社会生活に必要不可欠な仕事をする人
  なぜか給料が安い
   → もう一度考えよう

・技術の共有
 技術を独占してもうけ過ぎている企業
  デジタル・金融
   → もはやコモンではないか?

・理想論ではないかの壁
 気候ファシズム時代が来る
  お金持ちだけが生存できる
   → 市民の意識を高める
     市民が善意に基づいてコモンをコントロール
      諦めないことが重要
       例 社会を動かすこと
          3.5%の人による非暴力的方法で可能
           ピープルパワー革命
           バラ革命

 さすがの中田さんです。今回の作品からは「必要・必要でないはグラデーション」に共感しました。理想は大切ですが、グラデーションを分けることは難しいと思いました。

本要約チャンネル【毎日19時更新】
【話題作】「人新世の「資本論」」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】

133,699 回視聴2021/02/28

【話題作】「人新世の「資本論」」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
【話題作】「人新世の「資本論」」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】

1.地球は新たな年代に突入した
・人類の経済活動が地球に与えた影響はあまりにも大きい
 人新世
  人間たちの活動の痕跡が地球の表面を覆いつくした年代
 直面する環境問題
  庶民は、これまでの暮らしを失う
   どう生き延びるかを必死で探ることになる
  アフリカ・アジアの途上国の壊滅的被害
 どの国の政府も問題を先送りにしている
  世界の二酸化炭素排出量は増え続けている

・気候危機はすでに始まっている
 異常気象が毎年、世界各地で起きている
  例 2020年6月
     シベリアで気温38℃
    日本
     サンゴは死滅
     漁業に大きな被害
     農作物の収穫に大影響
     台風の巨大化
     大規模豪雨

・大きな変化を起こす必要がある
 資本主義システムそのものに挑むこと
  大量生産・大量消費の社会
   先進国は豊かな生活
    過酷な環境下での労働力の搾取
    自然資源の収奪 によるもの
     例 ファストファッション
        劣悪な条件で働くバングラディシュの労働者
        綿花はインドの貧しい農民が生産
        → 自らの生活のために働くしかない
  大企業の収益だけが上がっていく
   豊かさは犠牲の上に成り立っている
    → 不可視化されているから忘れてしまう

・先進国の過剰発展と周辺国の過小発展
 資本主義は、収奪と搾取の構造
  労働力だけでなく、地球環境全体
   → 地球環境が危機的状況になるのは当然
 資本は無限の価値増殖を目指す
  しかし、地球は有限

・危機 = 今まさに進行している気候変動
 地球上の人が等しく苦しむわけではない
  苦しんでいない人にとっては、どこか遠くの話としか思えない
    先進国と周辺国
     東京と地方
 被害が先進国でも都市部でも可視化されるようになってきた
   スーパー台風
    山火事 など

2.エコバッグは現代に舞い降りた免罪符
・免罪符とは?
 カトリック教会が信者の罪を許す証として販売した証書

・エコバックを買うこと
 環境危機に対する免罪符
  エコバックが作られる遠くの地
   そこの人間や自然には無関心

・真実を直視することを恐れる
 知らない → 知りたくない
  安心した満たされた生活を捨てるわけにはいかない
   → 危機対応は未来へ先延ばし

・先進国以外は現実問題として環境問題が襲い掛かっている
  例 南米チリ
     アボカドの生産
      多量の水
      他の果物が作れなくなる
      → 自分たちを犠牲に生産してきた
     大干ばつによる水不足
 先進国が大きな問題に直面するころは、もう手遅れ
  もはや、他人ごとではない
   → ツケは自分たちのところに戻ってくる

3.経済成長から脱成長へ
・脱成長コミュニズム
 資本主義という価値観を塗り替える新たな価値観
  成長を前提とした資本主義
   環境保全は不可能

・脱成長とは?
 経済成長のために労働条件・地球環境が悪化している
  資本主義では解決できない問題
 経済成長が善であるという考え方からの脱皮が必要

・資本主義を超える社会への移行
 資本によって独占されているものを公共のものとしていく
  コミュニズム的な考え方
 みんなの共有財産の領域を増やしていく社会

・経済成長を目指さない社会
 テクノロジーの発達・AI技術の向上
  生産性は10倍、20倍となっている
   → 仕事時間は1/10・1/20となっていいはず

・脱成長コミュニズムとは?
 希少性を緩める
  電気・水・食べ物・教育・医療・住居などは共有にする
 経済成長という考え方を捨てる
  持続可能な経済への移行を図る
 GDPの増大を目指さない
  人々の基本的なニーズを満たす
  QOLの向上を重視する

 毎日19時更新の本要約チャンネルさんです。今回の作品からは「別の道を探さなければならない」が重くのしかかってきました。資本主義では、環境問題に対応できないのではないかという気持ちが芽生えてきました。

本だな
『人新世の資本論』概観 この動画でざっくりと概観を掴んでください

436 回視聴2021/04/10

『人新世の資本論』概観 この動画でざっくりと概観を掴んでください

・人新世とは?
 地質学的観点
  人間たちの痕跡が地球の表面を覆いつくした年代
   → 人間の経済活動が世界を覆いつくした状態
      気候危機などの問題が起きている

・資本論とは?
 マルクスによって書かれた本
  労働者階級の社会状況を改善する目的
   → マルクスの到達点が「人新世」の危機を乗り越える最善の道

・脱成長コミュニズムとは?
 文明の恩恵は享受しつつ、資本主義からは脱却
  国レベルではなく、自分たちで共同管理
   豊かな生活にチェンジしていく
     労働日の減少・ケア労働の充実 など
 古いマルクス思想のビジョンとは異なる
   私有か国有か

・マルクスの思想は誤解されてきた
 マルクスを知らない人
  この本の内容をすんなり受け入れられる

・資本主義の矛盾
 地球の問題を招いている
   気候危機
 今の社会システムを放置
  人類は破滅に向かってしまう
   → 変えるために真剣に考えなければならない

・人類を野蛮状態に陥れる
   「北斗の拳」のような状態
 地球の環境汚染、生態系が崩壊
  人類同士が争い始める
   → 是が非でも避けなければならない

・脱成長ではない方法
 経済成長を持続させたまま、技術によって気候危機に対処
  メディアが伝えているので、なじみ深い
  科学技術によって、食料や気候を変容して解決する
   → 自然を押さえ込もうとする考え
 脱成長コミュニズムは、これに反対の立場

 写真を背景にテロップを使った独り語りです。この作品からは「人類が野蛮状態に陥る」ことがロシアのウクライナ侵攻を思い起こさせました。正義と正義の戦いの恐ろしさを考えさせられました。

今日のアクションプラン

・斎藤さんの動画をYouTubeで観る

今日のアクションチェック

 「人新世の資本論」の斎藤さんの動画をたくさん見ました。

 キーワードとして「脱成長」「コモン」が挙げれます。コモンという小集団単位であっても、集団に期待するのは難しいと思いました。

 集団は、必ず腐敗します。この人間の腐敗を前提とした制度設計をしなくてはいけないと思いました。

 最終的には、AIが1つの方向性のような気がします。

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