本要約チャンネル【毎日19時更新】
【橘玲】「貧乏はお金持ち~雇われない生き方で格差社会を逆転する~ 」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
502,950 回視聴2020/09/01
1.資本主義で金を稼ぐ唯一の方法
・自由に生きることは素晴らしい
サラリーマン = 社畜
自由を奪われ会社に人生をささげた家畜、すなわち奴隷
滅私奉公
私利私欲を捨て主人や主君・上位の者に自分の身をささげて尽くすこと
サラリーマンとは?
退屈な日常、満員電車、自由とは程遠い日々だった
・非正規社員を正社員にせよ
正社員になることが夢という若者さえいる
社畜=奴隷こそが理想の人生になっている
→ 自由の価値がおとしめられている
・安定を得る代償に自由を売り渡すのはやめるべき
世の中に安定などないから
変化が激しく、会社がつぶれてしまう時代
・サラリーマンを辞めて独立しよう ✖
一人ひとりが自由に生きるための戦略を持たねばならない
大企業が安定 ✖
公務員が安定 ✖
年金制度が安定 ✖
→ 安定はあり得ない
・国や会社は何もしてくれない
コロナで実感したはず
→ 自分のことは自分で何とかするしかない
・お金を稼ぐこと
自由は曖昧な概念ではない
人生を選択できる経済的な土台
隷属
何者かに経済的に支配されている状態
・会社以外でお金を稼ぐ方法
資本主義の根本原理
資本を市場に投資し、リスクを取ってリターンを得る
人的資本
働く能力のこと
労働力を労働市場に投資して、給料というリターンを得ている
知識とかスキルによって一人一人違う
例 医者・弁護士
大きな人的資本
→ たくさん稼げる
・貯金
銀行にお金を貸して利息を得る
株式投資
ハイリスクハイリターン
・若いときは人的資本で稼ぐ
年を取ったら貯金・金融資本・年金で生活する
2.サラリーマンは搾取されている
・サラリーマンの税と社会保険料が高すぎる
年金保険料
国民年金
自営業者が加入
厚生年金
サラリーマンが加入
・国民年金は極めてお得な金融商品
60歳まで定額を積み立て65歳から定額の年金を受け取る
総支払額
約810万円
期待できる年金受給額
男性 約1157万円
払った掛け金の1.4倍
女性 約1690万円
払った掛け金の2.1倍
加入者が自発的に保険料を納める
損するのであれば、だれも納めなくなる
年金財政は赤字
サラリーマンが加入している厚生年金が補填している
・厚生年金はぼったくり
サラリーマンは強制加入
保険料は給料から勝手に天引き
→ ぼったくるのに都合の良い仕組み
厚労省は、厚生年金は2.1倍もらえると主張している ✖
厚生年金の保険料の半額が会社負担になっている
個人が負担する半額を基準にすることで、利回りを2倍とかさ上げしている
会社負担分を加えて計算
54歳以下のサラリーマンでマイナス
→ 現役世代のほぼ全員が払い損
・理不尽な構造は健康保険制度でも同じ
自営業者が得をしてサラリーマンが損をする
会社が負担している社会保険料は人件費の一部
本来は自分でもらえるお金
社会保険料を入れると日本の税金は極めて高い
・サラリーマンの税負担
所得税
住民税
社会保険料
→ 会社負担分を加えた税の実質負担額
例 年収600万円
社会保険料 172万円
半分は会社負担86万円
所得税と住民税 29万円
合計 115万円 年収の約2割
・サラリーマンの家計を圧迫するのは税金ではなく社会保険料
税金の3倍が社会保険料
例 会社負担分も加えて計算すると
実質税負担 201万円 年収の3割
・社会保険制度
破綻を避けようとすればサラリーマンから保険料を徴収するしかない
公的年金・健康保険
財政が悪化すればするほど、サラリーマンは搾取されていく
・一般サラリーマンの生涯収入
3億~4億
→ 実質税負担は1億円
3.搾取から逃れる方法
・サラリーマンをやめて自営業者になろう
サラリーマンは天引きのため節税が一切できない
自営業者にならなければならない
・一番強力な方法が法人を作ること
日本の税制度は自営業者と法人に優しい
節税ができるようになる
法人は自営業者よりも節税の幅が広い
・フリーランス・フリーエージェント
会社に雇われない生き方を選択した人たち
マイクロ法人
フリーエージェントが法人化したもの
会社を作ることで個人とは異なるもう一つの人格、法人が手に入る
・法人になるメリット
⑴ 収入に対する税負担率が大幅に低くなる
⑵ まとまった資金を無税で運用できる
⑶ 多額のお金をタダ同然の利息で無担保で借りられる
・なぜみんな法人を作らないのか?
サラリーマン以外の生き方が圧倒的に不利だと信じているから
会社から給料をもらう以外の生き方をみんな知らない
めんどくさい
よくわかんない
事業を始めるのが考えられない
・フリーエージェントの割合
アメリカ 25%
日本 16%
→ 今はどんどん一般的になってきている
・1つの収入に頼ることは大きなリスク
会社から給料をもらって生活費にする
空いた時間で副業にチャレンジする
副業が軌道に乗ったらマイクロ法人を立てて会社を辞める
毎日19時更新の本要約チャンネルさんです。今回の作品では「具体的なサラリーマンの税負担額」が勉強になりました。給与明細は手取り額くらいしか見ていなかったので、しっかり見てみようと思いました。
フェルミ漫画大学
【漫画】『貧乏はお金持ち−「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』をわかりやすく解説!【要約/橘玲】
53,177 回視聴2022/06/06
・複数の選択肢を持つ
今の世の中の変化のスピードは速い
常に複数の選択肢を持つことが大切
出口のない状況に置かれると耐え難いストレスになる
会社に依存、それ以外の選択肢がない
→ 倒産・リストラ
経済的にも精神的にも追い詰められてしまう
サラリーマンはすべてのリスクを会社という1点に集中させる生き方
日本人の自殺率が際立って高い理由
会社以外に頼る場所がないことも大きな要因
・会社は簡単に設立できる
副業よりも簡単にできるリスク分散方法
会社を立てること
会社を立ち上げる手続きはとっても簡単
会社の名前や住所、目的を国に届け出る
手数料や登録料、20万円支払えば会社を設立できる
会社には建物や従業員は不要
仕事場所は自分の家
働く人は自分1人 でOK
マイクロ法人
1人だけの小さな会社のこと
国家を利用して富を生み出す道具
・マイクロ法人で税金を低く抑える
所得税
サラリーマンが受け取る給料にかかる税金
法人税
法人が出す利益にかかる税金
→ この2つをうまく使って税金を低く抑えることができる
例 家を仕事場所にした場合
家賃や水道光熱費の半分
通信費など
→ 法人の経費となる
マイクロ法人の口座から自分の口座へ給料として振り込む
給与所得控除が受けられる
二重に控除が受けられることになる
法人税と所得税の美味しいところを独り占めできる
家族を従業員にして控除が受けられる
国の事業者向け優遇制度を活用して税負担を軽くできる
・国民年金・国民健康保険に移る
サラリーマンは自営業者と比べて高い年金・保険料を支払っている
国民年金・国民健康保険
加入者が自分で納付する
→ 制度への不信感が募ると大量の未納が出る
厚生年金・組合健保
給料から天引きするので取りっぱぐれがない
→ 自営業者の未納の分をサラリーマンから搾り取る構図
マイクロ法人から自分に支払う給料を少なくする
支払う保険料を減額できる
・ファイナンスの知識をつける
脱サラの成功率は3割程度
ファイナンスの知識不足が原因
ファイナンスとは?
会社のお金を集めたり、お金の流れを把握したりすること
会社はなぜ倒産するのか?
業績が悪くなって赤字になるから ✖
黒字でも倒産してしまう企業もたくさんある
現金がなくなったから 〇
手元の現金が足りないと日々の支払いが滞って倒産する
逆に赤字でも手元に現金があれば倒産しない
会社を倒産させないためにファイナンスの知識
支払いはツケにしない
金利の低い資金を借りる
・利子を払って信用を買う
マイクロ法人を立てると銀行から低金利で多額のお金を借りられる
例 著者の場合
0.37%で1000万融資を受けることができた
低金利でお金を借りて現金を用意しておく
会社が潰れないようにするため
借りたお金をコツコツ返済して完済する
実績が次回以降の融資の審査に反映される
→ 信用を生む
一度も借金をしていない人
約束を守ってくれるかどうかわからない
→ 貸してくれるのは消費者金融くらい
・国家を道具として利用する
マイクロ法人を設立すること
税金の負担が低くなる
まとまった資金を借りることができる
信用がつく
→ 国の制度の歪み
この歪みをうまく利用する
自由で豊かな人生を送ることができる
「貧乏はお金持ち」の意味
税金の面では貧乏になり税負担が軽くなる
財務の面ではちゃんと利益が出てお金持ちになれる
マンガで本要約のフェルミ大学さんです。今回の作品では「貧乏はお金持ち」の意味が分かってスッキリしました。ただ、サラリーマンをやめるというのは、安定を失うことになるので、なかなか踏み出せない人も多いのではないかと感じます。
サムの本解説ch
【15分で解説】貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
59,630 回視聴2021/09/16
1.雇われない生き方
・会社は一生社員の面倒を見てくれる ✖
退職すれば悠々自適の年金生活が待っている ✖
・かつてサラリーマンは社畜と呼ばれていた
自由を奪われ主体性を失い会社に人生をささげた奴隷
今や、非正規社員を正社員にせよ
→ 社畜が理想の社会になった
・サラリーマンを否定しているわけではない
社畜が立派だとされていることに薄気味悪さを感じているだけ
サラリーマンを辞めて独立 ✖
一人ひとりが自由に生きるための戦略を持つ 〇
・自由とは?
人生を選択できる経済的な土台
自分の手でお金を稼ぐこと
2.格差社会から逆転する方法
・資本を市場に投資し、リスクを取ってリターンを得ること
人的資本
労働力を投資して、給料というリターンを得る
知識・技術・資格・経験などで一人一人違う
・資本主義で生きていくということ
人的・金融資本を市場に投資
利益を得る
資本を増殖させる
→ この経済活動を「企業」という
・サラリーマンも立派な起業家
人的資本を投資している
人的資本の最大化
その人にとっての満足度をいちばん大きくすること
・サラーマンとその他の起業家の最大の違い
お金を稼ぐ経済活動の主要部分を会社に委託している
会計
収支や資産を管理する仕組み
税務
所得税や消費税などを国家に納税する経済行為
ファイナンス
資金の流れを把握し、資本市場から効果的に資金調達すること
・脱サラの成功率は3割程度
会社の財務状況を把握できない
余分な税金を払う
高い利息でお金を借りる
→ 失敗も当然
・1つの選択肢が「マイクロ法人」
マイクロ法人とは?
1人で設立した会社のこと
法人としての人格を持つ
・フリーエージェント
最下層
派遣社員・非正規労働者
上流階級
コンピュータプログラマー・コンサルタント
→ フリーエージェントが独立したのが、マイクロ法人
・法人格を持つメリット
⑴ 収入に対する税負担率が大幅に低くなる
⑵ まとまった資金を無税で運用できるようになる
⑶ 多額のお金をタダ同然の利息で、無担保で借りることができる
→ マイクロ法人は、国家を利用して富を生み出す道具
3.サラリーマン法人のメリット
・サラリーマン法人化
⑴ 会社との雇用契約を業務委託契約に変える
⑵ 同時にマイクロ法人を設立する
⑶ 同じ仕事を続けながら委託費を法人で受け取る
・税の世界における個人と法人の違い
納税義務者
国籍にかかわらず日本国に居住し所得を得ている「ひと」
「ひと」
個人と法人の両方を指す
個人には所得税
法人には法人税
・所得税と法人税は全く別の税率と体系で運用されている
個人の所得税は複雑
法人税は簡単
1年間のすべての収入 - すべての費用 = 利益
この利益に一定の割合の税金をかける
マイクロ法人の税率
30%
個人の税率は最高50%
・マイクロ法人は、税コストを最適化するための所得分けが極めて簡単
実質的な実効税率30%未満
個人で受け取った方がいい
実質的な実効税率30%以上
法人で受け取った方がいい
大体の見当
年収1000万円までなら個人
年収1500万円以上は法人 が有利
・他のサラリーマン法人化のメリット
厚生年金・組合健保から国民年金・国民健康保険に移ることができる
今までは、逆だと思われてきた
国民年金の実質未納率50%以上
国民年金の収支は大幅な赤字
厚生年金で補われている
・国民年金・国民健康保険は加入者自らが納付
制度が揺らげば大量の未納が発生する
厚生年金・組合健保は、会社が代行徴収
取りっぱぐれがない
→ 制度を守るためには、サラリーマンからとる以外に選択肢がない
・国民健康保険のメリット
課税所得によって保険料が決まる
自分に対して支払う給料を安くすることで保険料を減額できる
→ 自営業者は、サラリーマンに比べてわずかな保険料しか支払っていない
論理のサムさんです。今回の作品では「サラリーマン法人化」についての説明が学びになりました。ニュースで取り上げられることもあるのですが、メリットがよくわかっていなかったです。今回の説明で、多少理解できました。
今日のアクションプラン
・自分の納税額や社会保険料を確認する
今日のアクションチェック
令和2~4年度までの給与所得等に係る税金の通知書を確認しました。正直、難しくてわからないことがたくさんありました。
わかったこと
⑴ 給与収入は、令和4年度 > 令和2年度 >令和3年度 でした。
多分、ボーナスの査定の関係だと思われます。
⑵ ふるさと納税がきちんと控除されていること
⑶ 令和4年度から両親が扶養として控除されていること
いつもただ渡されているだけだったので、勉強になりました。
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