今年もらったある手紙
・9月18日、マコなり社長30歳の誕生日
・20代になって初めて手紙を読んで涙を流した
・ある会計士からの手紙
マコなり社長は、ご自身の誕生日ごとに節目となるような動画を上げられています。これは、その第1弾です。利他の精神を学ぶことができます。
あなたは、最近手紙を書いたことがありますか?
私は53歳の中年男性ですが、この年齢でも「いつ書いたかなあ?」と考え込んでしまいます。それくらい手紙は縁遠い存在になりました。全てメールです。
合理的だけれども、少し寂しい気持ちがするのは私だけでしょうか。
企業から会計士の方に出会うまで
・大学4年生の時に会社を起こした
あるベンチャーキャピタルの方と出会った
1000万投資すると言われた
1000万円は大金だし、だまされているかもと思った
・会社や投資について持って勉強し中ればいけないと思った
1000万円の投資を受けるべきか知りたかった
会計士の方のセミナーで「投資について分からないので教えてください」とお願いした
とても丁寧に教えてくれた
「図解」と「思考の整理」がとてもうまい
ファイナンスについてかなり詳しくなった
・1000万の投資については断った
条件が株式の1/3を渡すものだったから
会計士の方から「1/3を渡すのはリスクが大きい、慎重に考えた方がいい」とアドバイスをもらった
他の投資家の方からもっといい条件で投資を受けることができた。本当に助かった
・しばらく無料で顧問やってあげるという提案をしてくれた
全ての会計と税務の仕事を行ってくれ、相談に乗ってくれた
私にも恩人がいます。知り合ったのは20代でした。7つ年上の女性です。新卒で入った会社に同時期に転勤されてきました。その会社では、あまり接点はありませんでした。私は不器用で、失敗ばかりしていました。会社のマスターキーを無くして、首になりそうになったこともあります。
そんな私から見ても、真面目で不器用に見えました。苦労ばかり抱え込んでいます。役に立たたない私が助けてあげたくなるような人でした。
5年後にその人は転勤して異動になりました。もう会うことはないと思っていたのです。ところが‥。
会社がうまくいかないときも
・みんなで不眠不休で働いてリリースしたサービスが鳴かず飛ばずだった
会社のお金はどんどん減っていく
食つなぐために受託開発をやった
創業1年目のパーティーでは、パーティールームを使わせてくれた
支払いはすべて会計士の方が全て済ませてくれていた
・何でここまで尽くしてくれるのかわからなかった
2年目も会社はうまくいかず、毎日一緒に働いていた幹部がみんな辞めた
結果を出せなかった自分が悪い
一人になっても会計士の方は相談に乗ってくれた
私も6年目に転勤になりました。転勤先は多く、同じところに異動になることはほぼあり得ません。しかし、再び出会ってしまったのです。
そのころの私は、少しは仕事ができるようになっていました。転勤先は問題も多く、「私ならもっとうまくやれる!」と理由のない自信で溢れていたのです。彼女も自分の得意分野で活躍していて、前よりは余裕があるように見えました。
赴任して2年目、私は重要なポストにつきました。今まで経験したことのないサブのまとめ役です。そのチームに新しく入ったのは、私一人でした。疎外感がありました。難しい仕事が次から次へとまわってきます。トラブルも多く発生しました。そして、ついに私は壊れてしまいました。
診断名は、自律神経失調症。しかし、実際はうつ病です。実家に戻っての3カ月間の療養生活が始まりました。うつ病ではありましたが、自分のせいだとは思っていませんでした。私は、チームにはめられたと思っていたのです。「難しい仕事ばかりを押し付けられた」「悪いのは自分じゃない」「私はもっとできるはずだ」などと、自意識の塊になっていました。
3か月後、仕事復帰。その後、違う部署に異動しました。そこでのポジションは、サポートが主だったのですが、仕事に対する責任感が小さくなったことで、再び成果を上げられるようになっていました。
そして、再び抜擢されることになったのです。そこで恩人の彼女と同じチームになりました。
私が続けられた2つの理由
①自分の信念を貫いて生きると決めていた
②何物でもない自分を応援してくれる人たちにダサい姿を見せたくなかった
・企業から2年半後転機を迎えた
プログラミングスクールが運よくうまくいった
ようやく会計士の方にも顧問料を払えるようになった
本当に奇跡的な復活
彼女は、私のサポート役でした。抜擢された1年目はうまくいきました。自分なりに失敗を経験し、その上でどうすればよいのか考えた策が当たったのです。自信を取り戻すことができた1年でした。
しかし、次の年、再び悪夢が待っていました。原因は、ある人との出会いです。仕事でつき合っていかなければいけない人でした。避けることができない人物です。しかし、その人のことがどうしても理解できませんでした。自己中心的で、人のことを傷つける行為を平気でします。人のものを勝手に奪うことも当たり前の様に行います。そして、私は再び病んでいったのです。
積極的に死を考えたことはありませんでした。しかし、このままいけば死んで楽になれるかもしれないと考えたことはありました。無断欠勤を繰り返しました。上司が来て「このままだと首になる」、最終宣告でした。
恩人の彼女は、何度も自宅にきてくれました。でも、私はそれに応じることはできませんでした。病気とはそういうものです。人の気持ちを考えることなどできなくなっていました。
手紙を送って返信が来た
・創業記念日に全社員で「普段会えないお世話になった人に感謝の手書きを送ろう」という企画をした
この会計士の方に手紙を書いた
無償で助けてくれたことで、ありがたかったか、励まされたか、してくれたことを生涯忘れないと思いを綴った
・返信が来た
お客様からこのような手紙をもらうことがなく感動したこと
支援することで逆に起業家を苦しめているのではないかと思っていたこと
大きくなっていく姿に勇気づけられたこと
これからも少し離れたところから見守らせていただくということ
上記のことが書いてあった
・ありがたいの一言につきる
初めて人の手紙を読んで泣いた
応援してくれている人も悩んでいたことを知った
次は自分が人を支えられる人になりたいと思った
私の2回目の実家療養が決まりました。幸いにも首にはなりませんでした。でも、私は辞めるつもりでいました。自分の中で、前回と同じ症状になったらやめようと決意していたからです。
恩人の彼女は、クリスチャンでした。クリスチャンとは、苦労ばかり自ら引き受ける変な人たちだと思っていました。知識としてキリスト教について知ってはいましたが、信仰とは何かということを知りませんでした。
彼女から聖書を貰っていました。聖書を読んでいて、ある日、突然自分の罪を悟りました。原罪を理解したのです。原罪とは、「人は罪を犯さずに生きることはできない」ということです。私は、自分の失敗は他人のせいだと思っていました。しかし、本当は自分はどうしようもない罪の中に生きているのです。他人のせいにすることも罪です。人によって私は救われないということを理解しました。
私は、クリスチャンになりました。
今回一番伝えたいこと
・身近な名もなき挑戦者を応援すること
・応援されると前に踏み出す勇気が湧いてくる
・無謀な挑戦者が世界を変えていく
・無謀だと思ったときに、グッとこらえて「できるよ」と背中を押してほしい
・あなたの一言が世界を変える力になる
今、私はクリスチャンではありますが、教会に通ってはいません。一時期熱心に通っていましたが、離れました。私は、クリスチャンにも、なり切れない弱い存在でした。人と交わることが結局上手くできなかったのです。
マコなり社長との出会いが私を変えてくれました。私の根本にあった孤独と合理性が、マコなり社長の考え方と同じものでした。その上で、「これからどうする」をずっと考えてきたマコなり社長の偉大さを改めて感じます。
感謝を忘れずに生きていきます。
今日のアクションプラン
・感謝していることを書き出してみる
今日のアクションプラン
感謝していることを書き出しました。
マコなり社長 ~ 私の人生を変えてくれたこと
両親 ~ たくさんの苦労をかけたこと
恩人 ~ 私を見捨てないでくれたこと
健康で、安心して、じぶんのやりたいことができること
今、こうして生きていることに感謝です。
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