世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? YouTube動画比較

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フェルミ漫画大学
【漫画】「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」をわかりやすく解説【要約/山口周】

61,624 回視聴2022/01/16

【漫画】「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」をわかりやすく解説【要約/山口周】

・美意識は良い判断をするために必要
 美意識には、美に対する感覚という意味もある
 美意識が高い人
  哲学などを含めた広い教養を持つ人

・論理だけでは勝てない時代になった
 現代ビジネスでは、論理的な判断だけではダメ
 「直感」のような感覚的な判断も必要
  → 全てを論理的に考えていると時間がかかりすぎる
 ビジネスは複雑な要素が絡み合って、利益が出たり出なかったりする
  ロジカルに考えていてはいくら時間があっても足りない
   → どこかで直感的な判断が必要になる
 哲学の素養が役に立つ
  論理的には答えの出ない思考トレーニングの繰り返し
   → 直感に繋がる感性が研ぎ澄まされていく

・自己実現欲求が高まっている
 「自分らしい生き方がしたい」という考え方の人が増えている
  → ビジネスでも自己実現欲求を満たすことを考えなくてはいけない
      Macのパソコン
        機能面だけではない
        「仕事ができる自分」をアピールしたい
         → 持っていると自己表現ができる
 「これがクールだ」と打ち出すクリエイティブなセンスが必要
  芸術などの教養が必要になる

・システムの変化が早すぎる
 時代の流れにルール整備が追いついていない
   キュレーションメディア問題
     まとめサイトで情報を集めている
     しかし、信憑性が問題視されていた
     特に医療系の情報は、生命に関わるため大問題
      → 行政からの指導で閉鎖が相次いだ
     内部規範が働かなかったことが失敗の要因
 ルール整備が追いついていない分野でも正しい判断をする
  美意識を磨く必要がある
  ルール上OKではなく、社会の正義に背かないという判断ができる

・美意識を鍛えるためには絵画を観ろ
 絵画を観ることで観察力が向上する
  観察力が求められる例
   ライバル会社の製品と自社製品はどう違うのか
   部下のモチベーションが下がっていないか
 ビジネスエリートは、アートのワークショップに参加している
  同じ絵画を観ながら
   「何が描かれているか?」
   「絵を観て何を感じたか?」など意見を出し合う
   → 観察力が鍛えられる

・美意識を鍛えるために哲学に親しめ
 ビジネスエリートにとって哲学は必須科目
  問題に向き合う態度
  思考のプロセス  を学ぶことができる
    アナクシマンドロスの地球論
     「私たちが立っている台地は水の上に浮かんでいる」という説に疑問
      → 水は何に支えられているのだろう?
         無限に終わりがないことに気づいた
     「地球は何にも支えられていない」という説を打ち出す
      つまり、宙に浮いているということ

・美意識を鍛えるために文学を読め
 物語の形式から「物事の本質」について考えさせられる
   「賢者の贈り物」オー・ヘンリー著
     夫は妻にクシをプレゼントするために、自分の金の懐中時計を質に入れる
     妻は夫の懐中時計用の鎖のために、自分の髪を切って売ってしまう
     お互いのプレゼントを見て二人は驚く
     使いようのないクシと鎖が残った
     でも、二人はとても幸せな気持ちになった
     → お互いがどれだけ相手のことを想っているか分かったから

・美意識を鍛えるために詩に触れろ
 詩の良さは「言葉の力」を磨けるところ
  例 「汚れちまった悲しみに」中原中也 作
     → 聴いた人間の感情を揺さぶる
       これはリーダーに求められる能力
 リーダーに求められる能力の例
  新作発表会で消費者に欲しいと思わせる力
  社内スピーチで部下のモチベーションを引き上げる力

 マンガで本要約のフェルミ大学さんです。今回の作品でビックリしたのは、ダメ男君が中原中也の詩を知っていたことです。意外とダメ男君は知識人ではないでしょうか。私は知らなかったのでググってしまいました

明快キング
【名著】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?【解説】

14,503 回視聴2019/10/11

【名著】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?【解説】

・世界中のエリートが美意識を鍛えるためにアートスクールに通っている
 教養を身につけるためではない
  分析や論理に基づいた意思決定では、今日のビジネスの舵取りはできないから

・経営の意思決定の3つの要素
 ⑴ アート
  ビジョンを指し示す力
  PLAN
 ⑵ クラフト
  過去の経験をもとに実行する力
  DO
 ⑶ サイエンス
  データを元に分析する力
  CHECK
 → 多くの企業ではアートは重視されてこなかった
    根拠を説明するのが難しいから

・サイエンスの2つの問題
 ⑴ 論理的思考能力導き出された答えは、同じようなものになる
  他の人と同じ答えでは、競争の激しいレッドオーシャンで戦うことになる
 ⑵ サイエンスで解決できない課題がたくさんある
  複雑で曖昧な世界では、考えるべき要素が多すぎて正解を出すことができない
 → 例 GoogleのYouTube買収
      論理的に考えれば、買収額は高すぎる

・経営の理想的な状態
 トップにアートを置く
 左右をサイエンスとクラフトで固める

 → パワーバランスを均衡させる
    例 ウォルト・ディズニー社
       革新的なビジョン 弟のウォルト
       財務面で支えた  兄のロイ
      ホンダ
       本田宗一郎
       藤沢武夫

・トップにアートを置く2つの形
 ⑴ 経営者自身がアートを担う
   例 Appleのスティーブ・ジョブズ
      直感的な意思決定がAppleを復活させた
 ⑵ 経営トップがアートの担い手を指名する
   例 UNIQLOの柳井正社長
      クリエイティブディレクターのジョン・ジェイ氏
      デザイナーの佐藤可士和氏 にクリエイティブ面を任せている
     無印良品の金井正明会長
      プロダクトデザイナーの深澤直人氏がデザインを任されている

 クオリティの明快キングさんです。アニメーションの質という面では、頭一つ抜きんでた存在。今回の作品でも、極めてレベルの高いアニメーションに見入ってしまいました。内容の切り取り方もえぐるように重要なところを選ばれていて、素晴らしかったです。

YouTube図書館
【9分で解説】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」(山口周 / 著)

4,434 回視聴2021/03/03

【9分で解説】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」(山口周 / 著)

・論理と理性では勝てない時代
 論理と直感
  論理 物事を積み上げ結論に至る
  直感 論理を飛躍し結論に至る
 理性と感性
  理性 正しさや合理性
  感性 美しさや楽しさ

・日本企業の意思決定
 多くの起業が論理と理性で意思決定をしてきた

  反例 ソニー
      「面白くて愉快なことをどんどんやっていく」が会社の目的
      理性よりも感性を軸にしている
       Walkmanは感性によって生み出された商品
     マツダ
      デザインの最終判断を一人に任せている
       自分がいいかどうかが判断基準

・論理と理性の2つの問題点
 ⑴ 時間
  情報が足りない
   → 情報が十分に集まっても成功できるわけではない
  時間は限られている
   直感や感性が大事になる
 ⑵ 差別化
  スピードとコストを日本企業は追求してきた
   → 薄利多売になってしまう

・全てのビジネスはファッション化する
 市場の4つのステップ
  ⑴ 導入期
  ⑵ 成長期
  ⑶ 成熟期
  ⑷ 衰退期
  → 市場は変化していく
    今のビジネスでは感性に訴える方が成功しやすい

・美意識を鍛える3つの方法
 ⑴ 絵画を見ること
  観察力が向上する
 ⑵ VTSで「見る力」を鍛える
  ビジュアルアートを用いたワークショップによる観察力教育
   作品の情報提供をしない
   作品を見て、感じて言葉にする
 ⑶ 文学を読む

 多作のYouTube図書館さんです。今回の作品は、事前に章立てがされておらず、どこで終わるのかが不明確でした。また、例えに比重を置きすぎて、解説が不十分になっている箇所が見受けられました。

今日のアクションプラン

・一人でVTS(Visual Thinking Strategies)を行ってみる

今日のアクションチェック

 美術作品を見て、「何が起こっているだろう?」「どこからそう思う?」「もっと発見はある?」の3つの問いかけを順に行いました。

 選んだ作品は、ブリューゲルの「バベルの塔」です。

 「バベルの塔の建設途中だな」
 「上の方が未完成に見えるから」
 「下を歩いている人は誰だろう。キリストにしては時代が違うし」

 結局、美術作品をパソコンで見ても感じられるものは少なく、美術館に行く必要があることを痛感しました。

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