フェルミ漫画大学
【漫画】「なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか」をわかりやすく解説【要約/沢渡あまね】
55,139 回視聴2022/05/12
・人が辞めていってギスギス
優秀な人に限って辞めているのはあるある
みんなの不安が職場に充満する
→ 雰囲気が暗くなる
後任が仕事ができない
辞めていった人と比べてイライラ
→ ギスギスの要因
会社への不信感
仕事ができる人が退職しなければならない状況
→ 優秀な人が評価されていない
優秀な人が正しく評価されるようにする
人事制度や給与体系の見直し
人員の補充はマスト
仕事の効率化
無駄な仕事の削減
→ 退職者が出てもみんなでカバーできる
・職場環境が悪くてギスギス
居心地の悪い空間で働いている
みんなの心がすさんでいく
例 エアコン代をケチる
夏暑い、冬寒い
→ イライラする
職場を快適な温度にする
照明の暗さ
職場のうるささ
→ 社員のやる気を保つうえでの重要ポイント
働いている人の精神状態に影響する
職場環境が悪いとモノとして扱われている気になる
モチベーションが下がる
→ 職場がギスギスしてくる
成長の著しい企業
スタッフの働く環境に力を入れている
少しの工夫で環境改善
エアコンの設定
電気代をケチらずに社員が快適に過ごせる温度にする
職場の照明
LEDの明るいものに切り替える
・根性論を押し付けられてギスギス
体育会系の人たちは体力や根性がある
昔は、日本企業の働き方に合っていた
例 「24時間働けますか」が合言葉
残業・休日出勤当たり前
今の若い人たちには受け入れられない
でも、おじさん連中には昔の働き方を押し付けてくる輩もいる
現代ビジネスでは気合で長時間働いても成果は出ない
ITツールの活用
ルーティンワークは機械に任せる
人間はクリエイティブな仕事に集中する
若い人たちは積極的に新しいツールを試すべき
業務改善を進める
→ 短い時間で今まで以上の成果を上げる
おじさんたちも考えを改める
・満員電車で出勤してギスギス
満員電車で出勤すると会社についた時点でヘトヘト
生産性は上がらない
→ 人間関係にも悪影響
できればフルリモートがいちばん
できないのであれば、フレックスタイム制
出社時間を自分で選べる
混雑した時間帯に電車に乗らずに済む
・管理職が現場を知らなくてギスギス
「事件は会議室で起きているんじゃない!
現場で起きているんだ!」(踊る大捜査線)
→ 一般企業でも頻繁に起きている
幹部候補は一定期間現場を経験するようにする
現場に長くいた人を管理職に登用する
→ トンチンカンな指示はなくなる
現場に権限を委任する
現場のことは現場で決められるようにする
・雑用が多すぎてギスギス
「若いときの苦労は買ってでもしろ」
今の大半の若者は、やりたくないと考えている
→ 苦労の中身に問題がある
日本の企業では、雑用を若手社員に押し付ける
例 システムエンジニアとして入社
会議資料の作成や印刷を命じられる
海外の企業
自分の専門以外の仕事は他部署か外注が一般的
雑用ばかりの苦労ならしたくないと思うのは当然
モチベーション低下
→ やる気のない社員が増えていって、雰囲気が悪くなる
専門外の仕事
他の人に任せる
ツールを使って自動化
→ 自分の専門教務に集中して、スキルを伸ばせるようにする
・出世意欲がわかずにギスギス
管理職の大変さを見ていると割に合わないと思う
今の若者は出世意欲のない人が多い
例 管理職になりたいと思っている人
全体の20%
原因は、終身雇用制度
安定した企業への就職が人生のゴール
→ 出世しなくていいから、段々仕事を頑張らなくなる
研修を充実する
日本の企業は新入社員の研修には力を入れている
→ しかし、その後は自己研鑽に委ねられる
新入社員以外の研修も充実させる
・公平すぎる働き方でギスギス
全員同じ働き方になるようにリモートワークが進まない
リモートワークできる人たちは不満に思ったはず
日本企業は「みんな一緒」が美徳
しなくてもいい苦労を強いられる人に不満が出る
柔軟に考えることが必要
働きやすい職場を作って社員の不満を解消する
マンガで本要約のフェルミ大学さんです。今回の作品では「出世意欲がわかない」ことに同感。私は50代ですが、一般職です。我社の場合、管理職が大変すぎることが出世意欲を湧かせない最大の原因だと思いました。
学識サロン
【悲惨】日本人は皆、世界一働きにくい劣悪な環境で働いているんです!!! 『なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか』
186,437 回視聴2022/03/15
・日本の職場はどのくらいギスギスしているか
国際比較調査 対象37か国中
37位 ダントツ最下位
1.日本の職場がギスギスする理由
・3つの理由
⑴ 昔ながらのマネジメントや働き方
かつては大量生産型だった
同じ時間に出社
決められた業務
→ 社歴の長い社員が出世
「24時間戦えますか?」
メリット
定年まで勤めれば、幸せな未来が約束されていた
終身雇用が前提
退職金・年金
現在は、終身雇用はなくなった
テレワークやデジタルマーケッティングの時代
→ でも、昔ながらの考え方から抜け出せない会社が存在する
⑵ 昔ながらの職場環境
世界20か国の職場への帰属意識や愛着、誇りを調査
日本の職場環境満足度 最低
→ 職場に不満を持っている
例 職場が狭い
窓がなくて暗い
エアコンがなくて汗だく
騒々しい
気合と根性論がはびこっている
⑶ ジェネレーションギャップ
若手社員によるITシステム導入の提案
50代社員「余計なことはしないでくれ!」
→ 提案が却下
Z世代の意見に寄せていくことが重要
新しい価値観
昭和世代よりも優秀
2.スキルとキャリアによるギスギス
・雑用が多くてスキルが伸びない
働く人の意識調査
管理職になりたい人
日本21.4% 最下位
若いうちに自ら進んで苦労すべきか?
何も好んで苦労することはない 日本37.3% 過去最高更新
・日本の職場では苦労の中身に問題がある
例 USBメモリの型番や用途を調べる作業
調整ごとや会議資料の作成
→ 忙殺される
雑用が多すぎてスキルを伸ばすことが難しい
日本は、働く人の時間を買うという感覚が強い
雑用もやらないといけなくなる
上司とのお酒の付き合いまで強制される
事務作業や間接業務を撲滅する
なくせるもの
減らせるもの
自動化できるもの
専門家に任せられるもの
例 無駄な印刷やFAX
受発注業務
ZIP形式に圧縮
パスワードは別のメール
→ もっとスリム化できる!
3.待遇で区別される非正規社員
・正規社員と非正規社員の待遇格差
正規社員
テレワークOK
社員食堂や休憩室の使用OK
非正規社員
強制的に出社
情報共有がない
正規社員からのあたりが強い
例 工場の塗装部門
派遣社員の人たちに支給される制服の枚数が少ない
汚れた服で食堂に行けない
総務に相談したが「規則でできない」
→ 責任者は大問題だと考えた
制服を多めに支給
塗料が飛び散らない教に機械を改善
どんな格差があるか言語化して正しく声をあげる
人事や総務などに掛け合う
自分のできる範囲で少しずつ変えていくことが大事
4.今日のおまけ
・最近読んで感動した漫画を2つ紹介
⑴ BLUE GIANT
名作中の名作
主人公 宮本 大
プロのサックスプレーヤーになるために努力
とにかく諦めない
→ 勇気をもらえる
⑵ かくかくしかじか
「海月姫」を描いた東村アキコ先生の自叙伝的マンガ
たった5巻で感動!
美大に通うために恩師となる日高先生に出会う
日高先生がとにかく熱い
自分の生徒を信じる姿が泣ける
主人公のやらなきゃいけないのにできないという葛藤
めちゃくちゃ共感できる
感性の学識サロンまぁさんです。今回の作品では「ITシステム導入」の話に共感しました。私は50代ですが、情報部門担当。職場のIT化を推進していますが、トップに反対され提案が通りませんでした。紹介されたマンガは両方ともに読んでいて、親近感を抱きました。
うたたねの勉強部屋
なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか
18 回視聴2022/05/02
・自分の食派では、職場の同僚の間の関係は良いという人の割合
日本69.9% 37か国中最下位
・エンゲージメントと職場環境満足度の対象国比較分布
日本は、両方ともに非常に低い
※エンゲージメント
深いつながりをもった関係性のこと
・原因は?
世代間の価値観の違い
残業対応で余裕がない
自由にモノが言えない組織風土
分間連携が進まない
減点主義的人事制度
人材が外に流出
・若手や優秀な人材が辞めていく
職場の高齢化と組織力の低下
例 40代でも若手社員
→ もう笑うしかない
役職者が現場を知らない
→ 何でも丸投げ
新しいチャレンジ
→ リスクを取らない抵抗勢力
・どうすればいいのか?
職場の心理安全性を高める
昭和の仕事のやり方を改める
現場を知る努力をする
現場の声に耳を傾ける
フラットな関係作り
無駄な間接業務を減らす
→ すでに高齢化と弱体化した組織には厳しい
変えることよりも、いっそ切り離した方が早い
・若くして悟りを開くか、辞めるかの選択
文字情報が多めのスライドによる独り語りです。この作品で「フラットな関係作り」とありますが、「識学」の考え方は真逆です。職場環境についての考え方は、いろいろあることを確認できました。
今日のアクションプラン
・自分の職場環境について、それぞれの観点から考える
今日のアクションチェック
①昔ながらのマネジメントや働き方
いまだ終身雇用が約束されているような職場で、競争もありません。いかに楽をして給料をもらうかに思考が向かってしまっています。
② 昔ながらの職場環境
気合と根性ではもはや成り立たなくなっています。しかし、いまだに個人負担を減らす方向に向かっていません。
③ジェネレーションギャップ
デジタル導入によってギャップが大きくなりました。ジェネレーションギャップよりもデジタルデバイドが大きいです。今はデジタルに振れているが、いずれアナログが見直されるようになると思います。
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