バレンタインデーは世の中から無くせ
・ゲスト シンジ(マコなり社長一人二役)との対談形式
シンジ 青 マコなり社長 赤
・世の中からバレンタインデーはなくなったほうがよい
理由は3つ
①甘いものをもらっても嬉しくない人がいる
②お返しが面倒
③形だけで渡している人が結構いる
・バレンタインデーで喜ぶのはチョコレートメーカー位
マコなり社長の実験作です。マコなり社長が一人二役を演じられています。その後、同じような動画がないので、「ナイストライ」に終わったということなのでしょう。
私は、バレンタインデーはなくてもいいと思っています。正直、義理チョコはいりません。お返しを考えるのが面倒です。以前の職場では、たくさんもらっていて困りましたが、今の職場ではもらわなくなりました。助かります。
最大多数の最大幸福
・どうやったらバレンタインデーをなくすことができるか?
最大多数の最大幸福
・母の日との違いは何?
返す必要もないし、もらって嬉しくない人もいない
形だけでやっている人もいない
・バレンタインデーも心を本気で込めて渡している人もいると思うが?
いるとは思う。一定の価値はあるが、全体としては不幸になっている人が多い
全国民にアンケートをとってみたらよい
ベンサムの功利主義について考えてみました。
功利主義は18世紀の哲学者ベンサムが定式化した倫理思想のことです。分かりやすく言えば「最大多数の最大幸福」を指針として行動せよ、ということになります。
ややもすれば「最大多数の最大幸福」というスローガンは「少数派の犠牲の上に多数派が幸福になるための思想」と理解されがちです。ですが、ベンサムが功利主義を唱えたのは産業革命が進行中で、既得権を守ろうとする上流階級がそれ以外の階級を虐げていると考えたからです。
無視されていた労働者や女性などの社会的弱者の幸福も等しく考慮に入れるべきという立場だった点を忘れてはならないでしょう。
アンケート結果に従うことは正しいのか
・民主主義の基本。選挙と同じ
・多数決は決めるための仕組みであって、正しいかを決定づけるものではない
ヒトラーも多数決だった。多数決で決めるのは危険な考え
多数決について考えてみました。
多数決について考えた数学者にコンドルセがいます。コンドルセは統計学の知見を駆使して、多数決の「正しい使い方」とでもいうべきものを考察しました。
コンドルセの多数決論
①ボスがいないこと
②空気や扇動に流されないこと
③情報が正確であること
①ボスがいないこと
国会では多数決で法案を採決するが、議席の過半数を占める与党には党議拘束がかかっています。ボスがいるのと同じです。
②空気や扇動に流されないこと
ヒトラーは、ラジオ放送、街頭の拡声器、街中のポスターといった、大規模な宣伝戦略で勝利しました。扇動に流された例です。
③情報が正確であること
イギリスで行われたEU離脱の国民投票で、独立党は「EUへの拠出金は莫大である、離脱すると移民の受け入れを制限できる」と喧伝していました。しかし、投票の翌日にそれらの発言は間違いだったとあっさり認めたのです。不正確な情報で、イギリスのEU離脱は決まったと言えるでしょう。
幸せな人はやる 嫌な人はやらない
・バレンタインデーは、自分が望まなくてもいきなりチョコを渡される
無差別爆撃と同じ
・断ればいい
無下に断れば嫌われる
・断ることは失礼だとは思わない
いらないと思っているのに、上辺だけで相手に接していることこそ、嘘つきで裏切り行為
・大人になったら空気を読んで行動する場面は必要
現実的でない
空気を読むについて考えてみました。
「空気を読む」とは、その場で守るべき「暗黙の了解」を前提に行動しているか、ということです。
「暗黙の了解」には社会人としての常識だけでなく、会社特有のカルチャーが加わっていることがあります。大きくは企業風土、小さくは上司がつくる雰囲気の様なものです。
上司からの減点をなくしていこうとすると「何もかも自主規制しなければいけない」ことになります。しかし、それは「自分を押し通すこと」とまったく関係がないことです。
自分たちは職場における「暗黙の了解のグレーゾーン」をきちんと考え直してみる必要があります。悪いムードなんかどんどん打ち破ってしまえばいいのです。むしろムードブレイカーになれ、それが良識のある大人の行動だと言えるでしょう。
無自覚な臆病
・強制参加というのは一解釈であり、事実ではないのでは?
本当の意味での強制ではない
・バレンタインデーをなくしてしまいたいと思っているのは、「無自覚な臆病」のせい
挑発するようなことを言うのはやめてほしい
臆病について考えてみました。
臆病な人に共通する5つの特徴
①思っていることを口に出せない
②人目を気にしすぎる
③感受性が豊か
④失敗を恐れている
⑤先のことを考えるのが上手い
臆病な自分を変える方法
①大きな声を出す
②やるしかない環境を作る
③鏡の前で笑顔のトレーニング
④紙やノートに、自分の長所を書き出す
⑤「自分は臆病だ」と自覚する
私も臆病です。臆病は悪いことばかりではありません。「臆病は褒め言葉」どう向き合うかだけと考えましょう。
全体と個人の解釈
・あなたが臆病者と言ったわけではない
自分の解釈を全体に適用して考えようとしているのではないか?
・確かに自分の考えが、みんなと同じであるという前提になっていることは否定できない
「解釈」と「理解」について考えてみました。
「解釈」は「主観的で、その人なりの捉え方であること」です。
「理解」は「客観的で、多くの人が正しいと思う分り方のこと」です。
「解釈は自分なりの答え」、「理解は正解のある答え」と覚えておきましょう。
断る勇気
・「ありがとう」「気持ちは嬉しいけど、もらわない主義だからごめんね」と言えば問題は解決するのでは?
百歩譲って断ったとして、バレンタインデーのストレスからは解放されるが、空気を読めない人というレッテルをはられる
・友達から「キャンプに行こう」と言われたらどうする?
誘ってくれたことに対する感謝を伝えつつ「自分はそういうのは嫌いだから」とハッキリ言う
・ハッキリ物事を言える人なのに、バレンタインデーでチョコを断ることだけは言えないのか?
正直言うと、バレンタインデーにチョコを受け取るのを断るということを考えたことがなかった
・だから「無自覚な臆病」という言葉を使った
認知的不協和のせい
・認知的不協和とは、確定した事実に対して矛盾があると、自分の考え自体を変えてしまうという脳の性質
「バレンタインデーいらない」という主張を通すために、空気を読めないということに自分の考えを無意識に修正した
認知的不協和について考えてみました。
認知的不協和とは、行動や考えの矛盾によって生じる不快感のことです。
認知的不協和理論とは、自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更することにより行動を「正当化」する現象を説明した理論です。
認知的不協和の例
①多くの労力が費やされたとき
ダイエットや冤罪が例
②自由意志で行なわれたとき
親切や災害時の逃げ遅れ、喫煙が例
認知的不協和理論を仕事・生活で活かす
①仕事(マーケティング)
購入するべき理由を提示する
購入後に安心させる
キャッチコピーで理想と行動のギャップを解消する
②日常生活
行動への意欲を起こす
人間関係を良好にする
嫌われる勇気を持っている人はいない
・冷静になってみれば、いらなければ受け取らなければいいという気になってきた
でも、実際に多くの人は、受け取り拒否はできないのでは?
・嫌われる勇気を持っている人はいない
自分は好きだから参加する、嫌いだからしないとハッキリすることが理想
世の中全体に対して強い考え方を求めることは現実的ではない
・「職場内では禁止」はできる
感謝を伝える方法はほかにもある
私は、バレンタインデーのチョコを断る勇気がありません。マコなり社長のような一部の例外を除いて、断る男性はいないでしょう。なぜなら、チョコをくれるということは、義理であっても何らかの好意を持ってくれているということです。男は、女性からの行為にはメチャクチャ弱いのです。
女性は、男性の好き・嫌いがハッキリしていると言われます。それに対し、男性は、嫌いな女性であっても好意を持っているとわかると幾分なびいてしまうのです。そこからは、もはや嫌いではなくなっています。
遺伝子的に言えば、男性は自分の子孫を残すために多数の女性と関係を結びたがることに起因すると言えるでしょう。女性は優秀な子孫を残すために優秀な男を選別することから、態度をハッキリさせる必要があります。
断る勇気がないのは、男ではないでしょうか。
価値観の迷子
・20~30年前だったら、バレンタインデーを無くそうという人はいなかった
自分の考えを自由に発信できるようになったことが大きい
・単一の価値観から多様な価値観の時代になり、何が正解かわからないという人が増える
「価値観の迷子」
行動できなくなる。自分の考えをはっきり持って対話によって価値観をアップデートしてほしい
多様な価値観について考えてみました。
ダイバーシティやインクルージョンという言葉をよく耳にするようになりました。
ダイバーシティ(Diversity)は「多様性」を意味し、「人種、性別、国籍、障害の有無など、多様な人材を受け入れて活かす」ことを現す言葉です。
インクルージョン(Inclusion)は「多種多様な価値観や考え方を持つ人材一人ひとりの能力やスキルが認められ、組織で個人が活かされる」ことを表す言葉として使われています。
では、これらの人々が協働して社会を営むためには、どのような原理やルールが必要なのでしょうか?
自分とは違う他者を「面倒くさい奴」と思いがちです。しかし、自分とは違う他者は、自分が見逃していたものや、自分が感じてこなかった痛みに気づかせてくれます。私たちの認識や感性を広げてくれます。その意味で多様性にはそれ自体価値があります。
原理やルールの前に、多様性自体に価値があるという認識を持つことが必要です。
今日のアクションプラン
・断る勇気を持つ
今日のアクションチェック
休みだったので、断る勇気が必要な出来事がありませんでした。
コロナで緊急事態宣言が3道県に出されました。
自分の行動を見直し、断る勇気を持って対応しなくてはいけないことも出てきます。
まずは、不要不急の外出を控えます。
コメント