逆効果になる褒め方
・「誉め言葉」だけを伝えること
・一言で終わる褒め言葉は、相手からするとただの社交辞令しか思えない
・特技や権威のある人は褒められ慣れている。心は動かない
・褒めるの一番怖いところは、相手を操作する印象を与えること
・褒めるは、安易に使うと上から目線になる
私は、「褒め言葉」だけで褒めがちです。
「頭がいいね」「やさしいね」「すばらしいね」「頑張ってるね」など、私の褒め方はフレーズとしてもダメです。
スタンフォード大学の心理学教授であるキャロル・S・ドゥエック氏は、その著書である「MINDSET」(邦題:「やればできる!」の研究)の中で、「褒める」ということに対して、「良い褒め方」と、「ダメな褒め方」を明確に区別しています。
「ダメな褒め方」は、
①成果に期待して褒めること
成果を追わせることになり、長期的にはモチベーションを損なってしまいます。
②才能を褒めること
努力しなくても、成果を出せると思い込んでしまいます。
「良い褒め方」は、
③努力を褒める。努力が大切というマインドセットが身につきます。
私の褒め方のフレーズで分類すると、「すばらしいね」は①、「頭がいいね」は②、「頑張ってるね」は③です。確かに、具体的ではないにせよ「頑張っているね」は少しマシな褒め方だと感じます。
なるべく具体的に努力を褒められるようにします。
心が動く効果的な褒め方
・ポイントは3つ
①限界まで具体的に伝える
相手を操作している印象が下がる
②「~だと思う」と付ける
Iメッセージ ~ どう思ったかを素直に伝える方が、相手も気持ちよく受けってくれる
YOUメッセージ ~ 相手を決めつける言い方
YOUメッセージで断定して褒めてはいけない。操作の印象を与える
③最後に質問する
ここまですると、信用はぐっと跳ね上がる
質問は本当に関心を持った相手にしかしない。捜査している印象がゼロになる
・テクニックではなく、相手の良いところを見つけようとする姿勢が一番大事
私は、いつもできているわけではありませんが「I(アイ)メッセージ+質問」を使うように努力しています。
①YOUメッセージと②Iメッセージの具体例は
①「おもちゃを片付けなさい」
②「おもちゃを片付けてくれると私は嬉しい」
②は自分の気持ちを述べているだけであり、片付けなさいと命令していません。しかし、片付ける気が起きます。
①「ごみを捨ててきて」
②「ごみを捨ててきてくれると、すごく助かる」
②のように「私はうれしい」「私は助かる」「私は安心できる」という自分の感情を言い表すアイメッセージに変換すると、相手はなぜか自ら、あなたの要望を叶えてあげたくなってしまいます。
命令されて動くよりも、自分の意志で動くという「自己決定」できる部分が行動に結びつきます。
テクニックではなく、相手のことを思って自然に「Iメッセージ」で伝えられるようにしたいですね。
今日のアクションプラン
・「Iメッセージ+質問」を使ってみる
今日のアクションチェック
「I(アイ)メッセージ+質問」を使ってみるつもりでしたが、すっかり忘れてしまっていました。
リマインダーを10:30にセットし、見たのにもかかわらず、忘れてしまうという体たらくです。
パソコンやスマホに頼らず、紙に書きだすことにします。
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