私の失敗
新しいカテゴリとして、「私の失敗」を設定しました。
今までの私の失敗を知っていただいて、同じ失敗をしてほしくないと考えました。かなり恥ずかしい話もありますが、多少なりとも参考にしていただければと思います。
今回は「FXでの失敗」です。
トルコリラ
FXを始めたのは、15年位前。新興国投資が大流行でした。BRICs(ブリックス)といわれるブラジル・ロシア・インド・中国が中心。そしてネクスト11といわれる、それに続く国々がありました。
私は、ネクスト11の中のトルコに注目しました。理由は、以下の通りです。
1.金利が高い。年10%近くあった。
2.アジアとヨーロッパの間にあり、今後要所になる。
3.人口ボーナス(若者が多く、これから働き手が増えていく)
4.親日国
スワップ金利
通常の外貨預金ではなくFXにした理由は、以下の通りです。
1.外貨預金だと円→リラ、リラ→円に交換するときに為替手数料がとられる。それが異常に高い。
2.FXだとレバレッジがかけられる。証拠金を入れておけば、多くの外貨を購入できる。
3.スワップ金利で毎日収入がある。スワップ金利とは、低金利の円で高金利のリラを買って、1日持ち越すときに発生する金利。業者によって異なるが、高いところは通常金利(10%)くらいあった。
レバレッジ2倍
私は、投資だと思って始めました。だから無理はしなかったです。
FXでは、レバレッジ100倍で行い、売買で儲ける手法が一般的でした。それは、ギャンブルだと考えていました。
レバレッジ2倍なら大丈夫だと思っていました。単純に考えると金利を20%もらえるのと同じです。リラの価値が半分にならない限り、証拠金が足りなくなることはありません。証拠金が足りなくなれば、決済され損失が確定します。
リラの価値が下がれば、買い増す手法を取っていました。株でいうところの難平(ナンピン)買いです。
心がもたない
1トルコリラ=80円くらいから始めました。リラの最高値は100円以上、下がっても知れていると考えていました。
そこからリラは、下がり続けます。70円、60円、50円…。私の資産は減り続けます。
下がったら買い増す予定だったので、買い続けました。毎日、相場を見続けます。心が限界に達しました。仕事に影響が出始め、仕事が手につかないこともありました。
2000万円つっ込んだところで、指値を入れました。指値というのは、ある金額まで下がったら、決済して損失を確定することです。
30円くらいで指値しました。それから、しばらく放置していました。見るのも嫌になったからです。
意を決して
意を決して、久しぶりに資産を確認しました。
すべて決済されていました。残った現金は、1000万とちょっとです。
1000万円を失いました。
アクションチェック
学んだことは、ハイリスクハイリターンだということです。
年に20%は、投資の神様といわれているウォーレン・バフェットのレベルです。一般人の私が手を出すレベルではなかったということです。
でも、リスクを取らないところにリターンはありません。自分がとれる適正なリスクを取り、適正なリターンを受け取ことが大切です。
しばらく投資は控えていましたが、再開しました。なぜかというと、現金リスクを感じるようになったからです。
コロナ禍の現在、世界中の中央銀行がお札を刷りまくっています。お札が出回りすぎれば、インフレになります。
マコなり社長は、どう考えているのでしょうか。聞いてみたいです。
コメント