「自分の苦手なこと・短所を克服しないといけない」と考えている人
・短所の克服は本当に可能か?
20歳以上の大人で短所を完璧に直せた人はいない
・構造的に問題は解決する
苦手なことが問題にならないスタイルで働くことを考える
・短所を評価するときは、自分の中にある定規で人を測ってしまう
短所は、長所になります。リフレーミングしましょう。リフレーミングについて考えてみました。
「リフレーミング(reframing)」とは、物事を見る枠組み(フレーム)を変え、別の枠組みで見直すことです。つまり「視点を変える」ことを意味します。
有名な例に「水が半分入ったコップ」があります。
①「半分しか入っていない」と思う
②「半分も入っている」と思う
このように視点を変えることで、物事の感じ方は大きく変わります。
短所と長所も同じです。次のように視点を変えることができます。
口下手 → 聞き上手
飽きっぽい → 好奇心旺盛
意志が弱い → 柔軟性がある
計画性がない → 臨機応変
暗い → 落ち着いている
こだわる → 信念が強い
太り気味 → 貫禄がある
どんな物事でも、視点を変えると何かしら前向きな面が必ずあります。自分の短所と見ているフレームを外し、別のフレームで自分の長所と見てみるわけです。
自分の短所だと思っていることを長所にリフレーミングして書き出してみましょう。
「人の力を借りてはいけない」と考えている人
・人の力を借りることは、自分の価値・評価を下げることだという固定観念がある
・仕事を抱え込んで問題になる人・ならない人
①問題にならない人 ~ 要領が良い人
頭の回転が速くて物事の本質を掴むのが上手い
20~30人に一人くらいしかいない
②問題になる人 ~ 要領の悪い人(普通の人)
一騎当千ではなく、千騎当千でいくこと
自分のできないことをさらけ出せば、自分一人ではできないこともできるようになる
周りの人から信頼される
人は困っているのを助けるのが本能的に好き
・「リーダーシップからフォロワーシップへ」 中竹 竜二 著
フォロワーシップについて考えてみました。
フォロワーシップとは、チームの成果を最大化させるために、「自律的かつ主体的にリーダーや他メンバーに働きかけ支援すること」です。
5つのフォロワーのタイプ
①模範的フォロワー
②孤立型フォロワー
③順応型フォロワー
④消極的フォロワー
⑤実務型フォロワー
批判的思考:リーダーの決定や指示、役割を自分で深く考え、建設的な批判や提言を行うことができること。
積極的関与:リーダーの決定や指示、役割を前向きに捉え、実現に向けて積極的に協力することができること。
①模範的フォロワー
単なる批判ではなく、建設的な提言をリーダーに行いながら組織に貢献することができる、最も理想的なフォロワーです。
②孤立型フォロワー
批判はするが組織への貢献意欲が低いため、自らは実行しない評論家的なフォロワーです。
③順応型フォロワー
リーダーの決定や指示に従順に従うフォロワーです。
一見すると扱いやすいように思えますが「指示待ち人間」「イエスマン」であるデメリットを持っています。
④消極的フォロワー
自分の意見もなく組織への貢献のための行動もしないという、組織に在籍はしてはいるものの、存在価値を発揮できていないフォロワーです。実質的にはフォロワーとは呼べません。
⑤実務型フォロワー
自身の業務範囲内の仕事はやる一方で、それ以外については積極的に関わることがないフォロワーです。
「上司には全て従わないといけない」という勘違いをしている人
・ピラミッド型組織に属している以上は上司の言うことに従わなくてはいけない
上司は決定に責任を持つ
・「従う」を誇大解釈してしまい、上司の意思決定に貢献してはいけないと考えてしまっている
線引きを強くし過ぎている
・気がついたらきちんと「進言」すべき
体育会系や共感力の高い人は「進言」できない
言われたことしかやらない・自分で考えられない・主体性に欠ける
・上司の意思決定に少しでも貢献するという意識を持って仕事をする
上司に進言することについて考えてみました。
上司に進言する3つのメリット
①信頼関係を築くことができる
②熱意をアピールできる
③自己防衛になる
①信頼関係を築くことができる
意見を言うことが信頼構築に繋がるかと言うと、実際にほとんどの上司が潜在的に意見を言ってくれる人を求めているからです。
上司に対して意見できる人は多くいません。そのため、もし上司が見落としている視点があったときに、それを指摘してくれる人がいれば、上司にとってその人は、かけがえのない存在になるのです。
②熱意をアピールできる
考えが何もなければ意見が出てくることはありません。つまり、意見があるのは「もっと良くしたい!」と言う気持ちがある証拠だと言えます。
そのため、積極的に意見を言うことによって「あいつは仕事熱心だ」と上司に好印象を残すことができます。
③自己防衛になる
上司に教えてもらった通りに仕事をしたにも関わらず、失敗して怒られることは避けたものです。
もし、上司の指導内容に不安がある場合、あらかじめ指摘しておくことで失敗したときの自己防衛になります。
「結果さえ出せばいい」と考えている人
・人が感情で意思決定しているということを分かっていない
・周りに嫌われていたり、信頼を得られていなかったりしたら、上の人からは評価されない
・人に好かれていることは数値に現れない価値
ムードメーカー
心理的安全性
・人の感情に寄り添って考える人こそが、人を動かすことができて結果を出せる
ムードメーカーについて考えてみました。
ムードメーカーとは、その場にいるだけで空気・雰囲気を好転させることができる力を持っている人のことを指します。
8つのムードメーカーの特徴
①明るく元気!そしていつも笑顔
②冗談力が高い
③周囲に対する気を配りができる
④メンタルが強い
⑤場の雰囲気をコントロールできる
⑥話題が豊富で聞き上手でもある
⑦周囲との摩擦が生じた場合でも根に持たない
⑧ポジティブの押し売りをしない
①明るく元気!そしていつも笑顔
ムードメーカーの分け隔てのない態度が、メンバーとの間にある壁を取り払い、人間関係を良くする効果があります。
②冗談力が高い
冗談力とは、単に「冗談を言って人を笑わせる力」ということではなく、その場の空気感を敏感に読み取り、的確な発言によって雰囲気を和らげる能力のことです。
③周囲に対する気を配りができる
ムードメーカーは、個人に合った気配りができるため、一部の人や年代が近い人同士だけが盛り上がる状況を作らず、職場全体の雰囲気が良くなるように意識できています。
④メンタルが強い
ムードメーカーは、失敗の気持ちを引き摺ることなく、すぐに笑顔に戻り、新たな気持ちで再度取り掛かることができます。
⑤場の雰囲気をコントロールできる
ムードメーカーは、職場の空気を読んで発言し、雰囲気そのものを変えることができます。
⑥話題が豊富で聞き上手でもある
ムードメーカーはとにかく話題が豊富。広い視野を持っているので興味深い話題を発見することができるし、更には柔らかい頭で面白く伝えることができるため、皆で楽しさを共有することができるのです。
⑦周囲との摩擦が生じた場合でも根に持たない
ムードメーカーは、誰かと摩擦が生じた場合でも、自らすぐに関係を修復し、その後は良好な関係を保つようにします。
⑧ポジティブの押し売りをしない
ポジティブに考えることだけを押し付けようとすればかえって反発を招き、余計に状況を悪化させる場合もあります。ムードメーカーは、落ち込んでいる人には、落ち込んだ理由や事情について耳を傾け、それらを否定することなく同調し、その人の孤独感を和らげることから取り組みます。
「根回しをしてはいけない」と考えている人
・根回しをすることをズルいこと・卑怯なことだと考える人がいる
・根回しを制する者は出世競争を制す
・根回しとは、非公式なコミュニケーションの場を作るということ
・根回しを推奨する2つの理由
①自分が知らない情報を入手できること
②感情的な納得感を得やすいこと
・一社員が入手できる情報というのは限定的
正しい情報というのは、行動するうえで重要
・人間は感情で動いている
感情で決めた人本人は、感情的に決めたとは全く思っていない
・論理というのは絶対的なものではない
逆の論理も簡単に積み上げられる
・「他人を利用してやろう」という気持ちでは、絶対に根回しはうまくいかない
・「テイカー」ではなく「ギバー」になる
ギブすることで初めて根回しは意味がある
気づいたら誰よりも結果を出す人になっている
根回しについて考えてみました。
根回しとは、会議や交渉を円滑、有利に運ぶために、非公式の場で合意の形成をはかることです。リフレーミングすると「物事を行う際に、事前に関係者からの了承を得ておくこと」になります。
根回しの2つのポイント
①伝えることのビックリや怒りをなくすこと
②断れない理由を見つける、作ること
①伝えることのビックリや怒りをなくすこと
根回しは人間関係を滑らかにするために行います。相手の面子を潰さないことが大切です。提案は現場・過去の否定になります。上司がこれまでやってきたこと、考えてきたことを否定することになるのです。それをいきなり受け入れるのは難しいので、「相談する」というスタイルを取りましょう。
②断れない理由を見つける、作ること
相手のネックになることを先に聞き出しておいたり、やらなくてはいけないという情報を集めることがポイントです。相手がやらざるを得ない理由を作っていくことで、上司を動かせるようになります。
今日のアクションプラン
・自分が勘違いしていないかを検証する
今日のアクションチェック
私が勘違いしていることは「人の力を借りてはいけない」でした。
ずっと一人でICT関係を担ってきました。しかし、今年度から部下ができたので、これからは一人ではなく、しっかりシェアしていきたいです。
私のスキルをすべて伝えるようにしていきます。逆に学べるところは部下からも学んでいきたいです。
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