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【ベストセラー】「結婚滅亡 ~「オワ婚時代」のしあわせのカタチ~」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
51,992 回視聴2022/05/31
1.未婚者が増える本当の理由
・日本では、未婚化が問題視
少子化対策が今後進んでも、人口問題は変わらない
平均寿命が延びれば、必ず出生率は減る
縄文時代 8人くらいの子供を産んでいた
しかし、乳児死亡率も高かった
・人口学的サイクル
多産多死 → 多産少死 → 少産少死 → 少産多死
世界の国 日本
・2040年
男の3人に1人
女の5人に1人
50歳時点まで未婚であると推測
皆婚時代
1920~1980年 95%の人が結婚していた
明治民法が有効に機能していいたから
家制度・家父長制度
女性は経済的自立を失った
お見合い 70%が現在、5%に
・日本人の婚姻数が減った要因
お見合い結婚
職場結婚
→ この2つの減少
離婚の増加
正社員の激減
経済的・社会的不安
・個人の価値観・意識の変化の未婚化への影響
草食男子・若者の恋愛離れ
しかし、若者の恋愛率は昔から変わっていない
恋愛強者3割の法則
恋愛をしている未婚男女率は一度も33%以上になったことがない
若者の価値観の変化により未婚化が進んだというわけではない
・男余り現象
日本全体で340万人も未婚男性が余る
離婚男性の再婚率は高い
しかも、相手は初婚女性
→ 男余りはますます厳しい
時間差一夫多妻制
・結婚意欲がある男女というフィルターをかけた場合
結婚したい男性 299万人
結婚したい女性 308万人
→ 9万人の女余り
20代では25万人の女余り
結婚したいと思っていない若い未婚男性が多い
・未婚女性が求める結婚相手の年収
500万~700万円
未婚男性で年収が400万円以上の人
19%にすぎない
・男女のマッチングの難しさ
高収入女性と低収入男性 ✖
高収入女性は、自分よりも高い年収の男性を求める
男性の下方婚思考
自分よりも低い年収の女性と結婚を希望する
・3組に1組は離婚する
日本は、もともと離婚大国だった
江戸時代は、離婚が多かった
夫婦共働き
経済的・精神的に自立したパートナー関係
明治民法
国家的結婚保護政策で離婚は減少
1980年代から離婚は上昇
・お見合い結婚はなぜ離婚率が低いのか?
結婚したばかりの頃は、お互いのことをよく分かっていない
マイナスからの出発
日々の生活の中で加点されていく
恋愛結婚のピークは結婚式
結婚後は欠点ばかりが見えていく
・未婚化の原因
価値観の変化 ✖
人口・経済・環境による構造的問題 〇
・今起きているのは、未婚化でも非婚化でもない
否婚化・避婚化
現実的な情報を見ようともしない
結婚しないという意地を張るだけ
2.結婚の宗教化
・結婚規範
結婚はした方が良いという考え方
日本の結婚規範
既婚者 71%
未婚者 60% 高い
他国の未婚者の結婚規範
フランス 18%
イギリス 32%
スウェーデン 21%
・結婚のメリット
1位 精神的安らぎ
2位 社会的信用
それ以下 子供や家族が持てる
「男は結婚して一人前」がまだ多い
・結婚教
そろそろ結婚して落ち着いては
結婚した方がいい
結婚の良さがわからないのはかわいそう
救ってあげないといけない
→ 結婚する意志のない人を異教徒と見なす
結婚しない人には問題があるとレッテルを貼る
いじめの心理と同じ
結婚・子育ては正しいという思い込み
・結婚が当たり前の時代は終わった
個人の生き方そのものを否定しかねない
ソロハラスメント(ソロハラ)
セクハラの大部分がソロハラ
・ソロハラ被害
女性 全年代の約半数
男性 40~50代の3割
「結婚や子育てをしないやつはダメだ」
「結婚できないのは人として問題があるからだ」
→ 自尊心を傷つけられる人も多い
・独身者は老後の面倒を見てもらうのにただ乗りしている
既婚者とソロとの分断
結婚規範が日本からなくなっていくにはまだ時間がかかる
毎日19時更新の本要約チャンネルさんです。今回の作品からは「結婚規範」ということを学びました。50代独身の私にとって結婚した方がいいという考え方は、よく耳にしてきました。多様性の時代でも、結婚教が残っている現実を実感します。
サムの本解説ch
【19分で解説】結婚滅亡 オワ婚時代のしあわせのカタチ
79,040 回視聴2021/10/28
1.結婚の構造が足元から揺らいでいる
①「結婚滅亡」は「人類滅亡」なのか?
②「皆婚」だった日本の正体
①「結婚滅亡」は「人類滅亡」なのか?
・日本の婚姻数は50年で半分に減少
人口減少につながる
しかし、平均寿命が伸びれば出生数は必ず下がる
多産多死 → 多産少死 → 少産少死 → 少産多死
・人口の増加と減少の要因
戦後の人口増加
「少死」現象によるもの
今後の人口減少
人口学のサイクルに則った「多死」によるもの
→ 人口構造上の問題
②「皆婚」だった日本の正体
・50歳時未婚率が過去最高
2015年
男 23.4% 女 14.1%
2040年の推定
男 29.5% 女 18.7%
男 3人に1人 女 5人に1人
1920~1980年代
未婚率が5%を超えたことがなかった
・結婚保護政策
明治民法以前
夫婦の関係は対等で自由
江戸時代は離婚も再婚も多かった
明治民法後
家制度・家父長制度
「夫は外で仕事、妻は家事と育児」が規範
女性にとって結婚は生きるための就職
お見合い
家と家を結びつける
全体最適を目指したシステム
職場結婚
社会的マッチングシステム
→ 結婚の促進に関しては功を奏した
現代
職場恋愛
セクハラ問題と表裏一体
→ 未婚率が上がるのも当たり前
2.「結婚しない」ってそんなに悪いこと?
①結婚を押し付ける「結婚教」の人々
②独身を攻撃する「ソロハラ」の構造
①結婚を押し付ける「結婚教」の人々
・過去の結婚の利点
1位 精神的安らぎ
2位 社会的信用
→ 現代では、結婚は社会的信用ではなくなった
・男は結婚してこそ一人前
結婚規範
「結婚は必ずすべきだ」
「結婚はした方がよい」
・少子化社会に関する国際意識調査報告書
結婚規範
日本 60%
フランス 18%
スウェーデン 21%
イギリス 32%
→ 日本以外の国の結婚規範は、既婚者の半分程度
・結婚とは宗教に近い
「結婚しなさい」=「入信しなさい。救われますよ」
結婚教の宣教師
自分の信じることが絶対
入信しないと異分子として排除する
マジョリティの絶対的正義
結婚教のロジック
少子化
次世代の日本
生涯独身でも構わないが、老後の面倒を見るのは自分たちの子ども
→ 社会に対して何の義務もはたしていない
②独身を攻撃する「ソロハラ」の構造
・女性のセクハラ被害
多くがソロハラ
結婚しないのか
子どもを産まないのか
・ソロハラ被害数
女性 全年代で約半数
男性 40~50代で3割
→ 無意識に自責の念にかられる
3.ソロ時代を幸せに生きるには?
①ホントのわたしって?
②「為し合わせ」る「しあわせ」
①ホントのわたしって?
・本当の私は何かを自分の言葉で説明できるか?
ロジカル的に破綻しないような理屈に過ぎない
→ 「本当の私」なんてどこにもいない
人との関係性の中で生きているから
出てくる自分を変えている
・人は誰かとつながることで、新しい自分を生み出す
自分の中の多様性
一人十色
自分の中には複数の自分がいることを認めること
→ 柔軟性・適応力につながる
自分の中に安心できるコミュニティを作り出せる
誰に対してもブレない確固たるアイデンティティ ✖
孤独を寂しいと感じなくなる
②「為し合わせ」る「しあわせ」
・しあわせ
「幸」 もともとは「手錠」のこと
「仕合」 このように表記されていた
「為し合わす」が語源
何か2つの動作を合わせること
二人で行動をすることが「しあわせ」ということ
「しあわせる」という行動そのものだった
状態が幸せではない
例 結婚・就職・お金は、幸せではない
誰と何をするのかが重要
→ 幸せとは人とのつながり
論理のサムさんです。今回の作品では「幸せとは人とのつながり」という結論が残念でした。私は、独身なので「独りでの幸せ」を追求しています。独りでの幸せについても教えてほしいかったです。
オーズLLC
【14分でわかる】『結婚滅亡 ~「オワ婚時代」のしあわせのカタチ~』(著 荒川和久/あさ出版)
150 回視聴2022/03/10
1.データで暴く結婚の「思い込み」
・結婚は極めてプライベートなもの
例 いつ、どこで、誰と結婚するのか?
子どもは欲しい?
欲しいなら何人?
・結婚しないと孤独死する ✖
実は孤独死しているのは結婚していた人たち
離別や死別して一人になった
・未婚化は男性の草食化が原因 ✖
昔から恋愛に積極的な人は3割程度
それは今も変わっていない
→ 男性の草食化と日本の未婚化は関係ない
2.制度が支えた「皆婚時代」
・結婚するのが一人前の時代があった
明治民法による結婚保護政策
お見合い結婚
恋愛よりも家同士のつながり
→ 社会的要請によって皆婚時代がつくられた
・生涯未婚率の上昇
1990年代 バブル崩壊・平成不況
経済が主因 △
生涯未婚率は45~55歳の人の未婚のこと
1960年に未婚の要因がある
お見合い結婚 < 恋愛結婚
・日本の未婚化の原因
明治民法制定から始まる結婚保護政策の終焉
お膳立て婚(お見合い・職場結婚)の減少
→ 制度や構造の問題
3.結婚してもしなくても「しあわせ」になれる時代
・「結婚してこそ一人前」という過去の価値観
結婚できないのは何かの問題がある
・現在は「結婚 = 社会的信用」という構図は崩れている
日本の未婚化は不可避
しかし、結婚がなくなる ✖
結婚できないと不幸せになる ✖
・皆婚時代こそ特別だった
明治以前は未婚率が高く、離婚も多かった
・未婚化が少子化・人口減につながる 〇
労働者の比率が低下 ✖
高齢者に対する若者の比率は低下している
しかし、働いている人の割合は変化していない
→ 共働きや高齢者が働くことができるようになった
未婚化が悲惨な未来を招くわけではない
・結婚すれば幸せになれるという価値観の変化
結婚は幸せを保証するシステムではなくなった
→ どちらでも自由に選べる時代へ
アニメショーンが多め、文字少なめの独り語りです。この作品からは「未婚化・少子化・人口減・高齢化」という日本の実情でも、労働者数という観点からみると悲惨ではないということを知りました。日本の未来が少し明るく見える気がしました。
今日のアクションプラン
・結婚しなかったことによるメリットとデメリットを検討する
今日のアクションチェック
結婚しなかったことによるメリット
⑴ パートナーとのトラブルがない
⑵ 金銭的自由
⑶ 時間的自由
⑷ パートナーの親戚とのしがらみがない
⑸ 精神的自由
結婚しなかったことによるデメリット
⑴ 孤独
⑵ 子どもがいない
⑶ 社会的信用
⑷ 将来不安
今が十分幸せであり、ありがたいと思って生きていきます。
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