ワントークワンアクション
・一言のアクションだけを覚えてもらうように話す方法
・人間の脳は、長時間話聞いて覚えていられるのは一言が限界
・何かを話すときは、とにかく長く覚えておいてもらえることが何よりも重要
心理学者ジョージ・A・ミラーの研究より、人が一度に記憶できるのは5個から9個(7±2)と言われていました。しかし、その後の研究で、容量はおぼえる素材の種類に依存し、数字なら約7個、文字なら約6個、単語なら約5個であることが分かってきました。
脳はたくさんのことを覚えられない
・長期記憶と短期記憶
・脳に入ってきた情報は、一時的に短期記憶に保管
長期記憶に移動されると長期間覚えられる
・短期記憶 = すぐに忘れてしまう情報
長期記憶にいかに入れるかだが、簡単には入らない
・話の内容の良し悪しにかかわらず、脳はたくさんのことは覚えられない
短期記憶と似ているものとして、ワーキングメモリがあります。ワーキングメモリとは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し処理する能力で、私たちの行動や判断に影響しています。
例えば、私たちが会話ができるのは、相手の話を一時的に覚えて(記憶)、話の内容から相手の意図をくみ取り(整理) 、話の展開に従って前の情報をどんどん忘れる(削除)という作業を無意識に行っているからです。
この記憶、整理、削除のどれかが苦手な場合、日常生活でも困ることがあります。
①記憶が苦手な場合
先生の指示をすぐ忘れたり、黒板をノートに書き写すのが遅くなったりする
忘れ物や失くし物が多くなる
文章を理解するのに時間がかかる
文章を書くことが苦手になる
②整理が苦手な場合
会話の受け答えがちぐはぐになる
運動が苦手になる
③削除が苦手な場合
授業時間が変わっても次の科目に移ろうとしない
前の会話の内容を話し続ける
人の話を長期記憶に入れる唯一の方法
・短期記憶に7語以内の情報を何度も入れる
・短期記憶を長期記憶に移す方法
①何度も繰り替える
②強いショックを与える
・強いショックとは、感情を動かすということ
・繰り返すには、インプットとアウトプットがある
・インプット ~ 何度も話を聞く
アウトプット ~ 何度も人に伝える
・人に話すほうが何倍も記憶に残る
・しかし、日常では難しいので、インプットをいかに繰り返すかが重要
・短期記憶に一度に入る情報は、7語±2個と言われている
数字の羅列なら7個
言葉の単語であれば7語
短期記憶を長期記憶にする方法について考えてみました。
①エピソード記憶にする
もし覚えておきたいことがあったら、そのときの感情を一緒に記憶しておくと忘れにくい
ずっと覚えておける理由は、イベントと感情がセットになって記憶されているから
例えば、初恋や、友人と喧嘩したこと、家族旅行に行ったことなど
②場所法
脳は「場所」を長期記憶として残そうとするので、場所とセットで記憶をしてしまおうというのが、「場所法」
例えば、初対面の方とカフェで会ったら、そのカフェと相手の名前をセットにして記憶する
③メモの活用
すぐにメモをする癖をつければ、記憶術に頼らなくてもカンタンに長期記憶できる
多くの人は伝える情報が多すぎる
・人にアクションしてもらわなければ何も変わらない
・1つ覚えてもらえれば十分
その1つの言葉をトリガーにして、連想して覚えてもらえる
私自身は記憶するのが苦手です。特にダメなのが、人の名前。失礼に当たるとは思うのですが、全く覚えられません。他人への関心の薄さがもろに出てしまっています。仕組みで改善しなくてはいけません。アクションプラン行きです。
忘れられないアクションプラン
・ノータイムポチリ
時間を使わずにインターネットから何かを申し込んでしまうようなイメージ
・できない理由をいろいろ考える前に、思い切ってポチっとアクションしてみようという意味
・スゴクキャッチ―で使いやすい言葉
・1つのアクションプランを覚えておいてもらうことで人生が劇的に変わることがある
・1つのアクションに絞り込むことには勇気がいる
私の行動を変えた言葉は「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」です。
今から10年位前にラジオから流れたフレーズが心を捉えました。マコなり社長を知る前で、人生に悩んでいたころです。過去が変えられないことは誰でも知っています。その過去と同列に他人を持ってきていて、他人も変えられないものだと明言しているところが印象に残った理由です。
今では、課題の分離や影響の輪・関心の輪という考え方を学び、自分の生き方として定着しました。でも、昔から「他人は変えられない」という事実に気が付いていたことを思い出しました。
今日のアクションプラン
・場所法を使って人の名前を覚える
今日のアクションチェック
場所法を使って、新しく赴任された方々の名前を覚えました。
と言っても、わずか5名なので覚えられて当然です。
今まで覚えていない人がいたこと自体が普通ではありません。
他人に関心の薄い私の一番苦手な分野です。
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