現実の特定の個人に「頭が悪い」と言ってはいけない
・インパクトのある言葉として「頭が悪い」を使っている
特定の個人に「頭が悪い」とラベリングすると自分にバイアスをかけてしまう
バイアス ~ 偏見を持つこと
・相手の考えを理解する努力をしなくなる
そして、人間関係が崩壊する
人間関係で自分が苦しむことになる
気をつけたい8つの認知バイアス
①虚記憶
②透明性の錯覚
③計画錯誤
④対応バイアス
⑤バラ色の回顧
⑥確証バイアス
⑦内集団バイアス
⑧外集団同質性効果
①虚記憶
経験していないことを、まるで経験したかのように思い出す可能性がある
②透明性の錯覚
自分の感情や考えていることが、実際以上に他者に伝わっていると思う錯覚
③計画錯誤
「大丈夫、これくらいあれば余裕でできる」などと楽観的に考えてしまう
④対応バイアス
状況の影響力を過小評価し、その人物や集団の特性を重視してしまう
⑤バラ色の回顧
人は過去を「バラ色の眼鏡をかけて」のぞき込み、美化してしまう
⑥確証バイアス
自分にとって都合のいい情報ばかりが目に入り、都合の悪い情報が目に入りにくくなる
⑦内集団バイアス
自分と同じ集団に属するメンバーの能力を、高く評価しがちな傾向
⑧外集団同質性効果
自分が属するグループ以外はみな、似たり寄ったりだと認識してしまう
3位 ググる
・手っ取り早く1年で頭が良くなる方法
①スマホを取り出す
②ググる
これを毎日1回やる
・調べ物をするときにググるはみんなやる
ここでは、今すぐやる必要性がないときにググること
新しいことを知るためにググる
・知的好奇心がないということは、子供心を無くしている証拠
・魔法の3つの言葉
①何?
②どうして?
③なぜ?
・連鎖的にググりたくなる
後で調べようはダメ、一生ググらない
自分は無知なんだと気づくことができれば、頭が少し良くなった証拠
すぐに「ググる人」が陥る思考力低下という盲点
ググると頭が悪くなるという意見を紹介します。マコなり社長の考えとの関連は最後にお話しします。
スマホでググれば、知りたいことが何でも検索できる便利な世の中になりました。だがその便利さの裏側には、「思考力の低下」という危うさが潜んでいます。頭も筋肉と同じで、使わずに楽していれば萎縮していくのです。
ちょっとググれば分析が無限に出てきます。ただしそれを続けていると、推論(批判的思考と問題解決力と創造力を一度に使う思考法)は自動化されていくのです。
そして、自分と波長が合う一握りの情報源を見つけると、その情報源に極端なほどの影響を受けて思考し、意思決定するようになります。その過程で、批判的に考えたり効果的に結論を出したりするのに使う「筋肉」は萎縮していくのです。
このググり方は、マコなり社長のお話の中の「調べ物をするときにググる」にあたります。「新しいことを知るためにググる」ではありません。つまり、調べ物をするときにググることは、思考力を低下させることになる可能性があるということです。
ググり方によって、頭が良くなることも悪くなることもあるので気をつけましょう。
2位 人に説明する
・知識を人の頭に定着させる最良の方法は人に説明すること
・ラーニングピラミッド
どんな学習方法が頭に残るかを分類してピラミッド型の図にまとめたもの
①講義 5%
②読書 10%
③視聴覚 20%
④実演説明 30%
⑤グループディスカッション 50%
⑥練習 75%
⑦他者に教える 90%
・他者に説明するのが飽きたと思えるくらいが効果的
一度覚えたことをキープすることの方が大事
・間違えたところをやり直すだけよりも
正解したところを含めて総復習する方が
点数が上がることが実証されている
・新しいことを覚えた瞬間は、いつまでも覚えていられると錯覚している
アクティブラーニングとラーニングピラミッド
ラーニングピラミッドから分かることは、効率よく学習したいなら、やみくもに丸暗記するのではなく能動的・実践的な方法を積極的に取り入れるのが有効ということです。
近年多くの教育機関が取り入れている「アクティブラーニング」では、ラーニングピラミッド下部の能動的な学習方法「議論」「実践」「他人に教える」を重視したカリキュラムを組んでいます。
講義やテストを主体とした従来型カリキュラムに比べ、アクティブラーニングでは多くの生徒が意欲的・主体的に学習に取り組んでいます。
アクティブラーニングはテストで点を取るための丸暗記ではなく、物事の考え方やビジネスの手法、ひいては「生きる力」を身につけるのにも役立っているのです。
1位 相手の立場に立って考える
・博識なだけでは意味がない
知識は現実的な行動に落とし込んで
他者に影響を与えて初めて価値がある
・わかりやすい言葉を使う
簡潔な要約ではなく、感動する話をする
・9割は相手の立場に立って話できていない
相手の立場に立って話すことができるようになるためには繰り返しの訓練が必要
・相手の立場の立つためにメモに書き出すこと
①最終的にどんな状態を目指しているのか
②相手は何を求めているのか
③解釈の余地が分かれる抽象的な言葉を使っていないか
④自分が具体的にどうすべきだと思うのか
⑤自分が伝えたいことがダメだったらどうするのか
「相手の立場に立って考える力」を養う3つの方法
①相手の仕草をよむ
②相手と同じ行動をしてみる
③相手の話を傾聴する
①相手の仕草をよむ
相手の仕草をみれば、その人を知る手がかりになります。人の仕草には無意識にその人の心が映し出されるからです。
眉をひそめる → 不快感や嫌悪感を抱いた
目をこする → 相手に発言に嫌な内容が含まれていた
目を細める → 相手の話を疑っている
頻繁に足を組み替えます、または指先に髪を巻きつけたりする → 退屈している
まばたきが多くなる → 緊張している
貧乏ゆすり → ストレスを感じている
笑顔がすーっと消えてすぐに真顔になる → 作り笑いをしている
②相手と同じ行動をしてみる
相手の気持ちを理解したい時は、相手と同じことを体験するのが一番の近道です。心理学で「役割交換法」と呼ばれています。
相手と役割を交換することで、自分とは異なる相手の立場を理解し、相手の意見や考えを推測できるようになります。相手と同じことを体験することで、相手の気持ちに近づくことができるのです。
③相手の話を傾聴する
「傾聴」とは、人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けることをいいます。
自分の訊きたいことを訊くのではなく、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で真摯に“聴く”行為を指すのです。それによって相手への理解を深めると同時に、相手も自分自身に対する理解を深め、納得のいく判断や結論に到達しやすくなります。
自分より優秀な人と働こう
・賢くなる最良の方法は、師匠を見つけること
自分の能力を何十倍、何百倍に高めることができる
・良いフィードバックがもらえない職場であれば辞めた方がいい
師匠に出会う5つの方法
①Googleで検索してみる
②本、ブログ、メルマガなどを読み続けてみる
③メッセージを送ってみる
④直接会いに行ってみる
⑤定期的に会いに行ってみる
私は、マコなり社長という師匠に出会いました。私が出会った方法は、Youtube動画を見続けることでした。上の方法だと②に近いです。
「仕事はお金を稼ぐだけもの、人生は趣味に生きるべきである」と考えていた時期でした。Youtubeでは、将棋とパズドラの動画ばかり見ていました。
ビジネス系のYoutuberで初めてであった人は、マコなり社長ではありません。もふもふ不動産さんです。なぜ、もふもふ不動産さんの動画を見るようになったのかは覚えていませんが、真面目な動画もあることが新鮮でした。
そして、関連動画としてマコなり社長に出会いました。正直、熱い語りに引いてしまったのを覚えています。「へー、こんな人もいるんだ」くらいの印象でした。
しかし、なぜか心に残って何度も見るうちに「私も変われるかもしれない」という気持ちが芽生えてきました。日に日にその気持ちが大きくなっていきます。
決定的に変わることになったのは、ブログを書き始めたことです。自分が変われるかもしれないと思ったとき、その実験を残そうと考えました。そして、アウトプットすることによりポジティブループに入っていったのです。
私がマコなり社長に出会わなかったらと考えると恐ろしくなります。自堕落な思考と行動を続けていたことでしょう。ネガティブループに入ると、どこまでも転げ落ちていきます。
人が何に影響を受けて変わるのかは、いろいろなパターンがあります。しかし、心が動かされないと変わることはありません。
出会いを自分が変わるきっかけとして、しっかりつかみ取りましょう。
今日のアクションプラン
・相手の立場にたって、わかりやすい言葉で話す
今日のアクションチェック
人に会うことがなかったので、相手の立場に立つことができませんでした。
相手と仲良くなるためには、自己開示が大事という話を聞きました。そこで苦手なものを開示します。私の苦手なものの1つが健康診断。血圧測定が苦手です。
若いころに体調が悪くて受けたときに血圧が高く出たことがありました。上が140くらいなので、今考えるとそんなに高い数値ではありません。
しかし、それから自分は血圧が高いと思い込むようになりました。ビビりな私は、逆に測定するごとに高く出てしまい、下手すると上が170くらいまで上がることもあります。
自宅ではかると平常値なので、いわゆる白衣高血圧というやつです。それからは、健康診断の前1週間くらい血圧を測定し、その数値を伝えるようにしています。
気持ちがすぐに体に表れてしまうビビりな私でした。
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