【米軍で採用】世界最速の思考法「OODAループ」を仕事で使いこなす

【米軍で採用】世界最速の思考法「OODAループ」を仕事で使いこなす マコなり実験

OODA(ウーダ)ループとは何か?

・米軍の戦闘機パイロット・航空戦術家ジョン・ボイド氏の発明の意思決定方法

・不確実な変数が多い中でも成果を上げることができる

・世の中の流れがめちゃくちゃ早い。テクノロジーに置き換わっている

・OODA(ウーダ)ループの4つのステップ
 ①観察(Objective)
 ②仮説構築(Orient)
 ③意思決定(Decide)
 ④実行(Act)
  をぐるぐる回す

OODAループとは?PDCAサイクルとの違いや活用ポイントをご紹介 ...
ウーダループ

 OODAループは、職場の研修で学び、知っていました。

 PDCAとどこが違うのかよく分からないというのがその時の感想でした。

 PDCAサイクル
 ①計画(Plan)
 ②実行(Do)
 ③評価(Check)
 ④改善(Action)

 大きな違いとしては、PDCAが「計画を立ててから行動する」のに対し、OODAループは「状況をみてとりあえずやってみる」ところから始まります。

 例として、給食の献立と母親の手料理が分かりやすかったです。給食の献立はPDCA的で、母親の手料理はOODAループ的といえます。

 小中学校などで提供される給食は、1ヵ月単位で献立表が提供され、その計画の通りに毎日給食が出されます。そして食べ残しが多かった給食とそうでない給食をチェックして、次回の献立の参考にするといった流れです。

 一方で家で食べるご飯は、母親が子供の状況を見ながら作ります。子供が「今日の夜は肉料理が食べたい」と言ったら、その言葉に合わせて、夕飯はハンバーグなどを作るといった行動を取れます。つまり子供の状況に合わせて、毎日の料理を柔軟に変えることができるわけです。

 近年のテクノロジーの進歩によって、変化が激しくなっている現在、柔軟に対応できるOODAループが求められているのです。

ウーダループから学ぶべきこと

・実はみんなやっていること
 ①限られた時間内でできるだけ情報を集める
 ②情報からどのようになりそうかという仮説を立てる
 ③理想の状態に近づくためにどう行動すべきか考えて決断する
 ④実際に行動する

・真に学ぶべきところは、戦略の前提としている仮説を常にアップデートし続けること

・日本人は、アップデートが苦手

・失敗の本質

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) | 良一, 戸部, 寺本 義也 ...
失敗の本質

・仮説をアップデートし続けることができれば、圧倒的な成果を出せる

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アップデート

 「超」入門 失敗の本質 のYouTube動画比較はブログにしました。

 第二次世界大戦における日本の敗北を分析した本です。 

 日本 ~ 戦略が曖昧で、ムダな勝利を積み重ねていた
 米国 ~ 戦略が明確で、目標につながる勝利に絞った

 なぜ日本は変化に対応できないのかというと、新たな指標の発見・作成が苦手だからです。日本には真似は得意だが、創造は苦手という特徴があります。また、日本的組織運営の弱点として、「上層部が現場を軽視する」「現場の優秀な人の意見を聞かない」があげられます。これは、現在も変わっていないのではないでしょうか。

なぜ会社が仮説をアップデートできないのか

・経営陣やマネージャー陣の思い込みが原因

・偉い人たちが結果を出したころとは市場の状態が違うので、時代遅れになる

・常に仮説を現場でアップデートして、戦略を変えていかなけらばならない

・経営陣・リーダーに求められること
 ①ビジョンを示すこと
 ②戦略を見直す裁量を現場に渡す
 ③仮説構築をサポートする

・仮説構築でリーダーは、ティーチングではなく、コーチングをする

ティーチング」と「コーチング」の違いとは?分かりやすく解釈 | 言葉 ...
ティーチングとコーチング

 ヤフーの1on1 YouTube動画比較もブログにしています。

 ヤフーの1on1のコーチングのやり方は次の通りです。

 具体的な流れ
 ①具体的な経験をもとにその経験を掘り下げる
 ②出来事から教訓を引き出す
 ③次の仕事に活かす

 1on1のやり方としては、上司と部下の信頼関係の構築が何より大事です。そのため、上司は「聞き上手」である必要があります。

 聞き上手になるための具体的な技術は次の通りです。

 聞き上手の具体的な技術
 ①アクティブリスニング
  うなずいたり、相槌を打ったり、繰り返しをしたりして聞く。意見は言わない
 ②レコグニション
  部下の存在を認め、ありのままを受け止め、それを相手にわかるように伝える。
  上司は部下の言動を100%信じて、相手の気持ちに寄り添う

 私もしっかりと話を聞き、相手の気持ちに寄り添うようにします。

なぜ個人が仮説をアップデートできないのか

・頭のいい人ほどループが回せなくなる

・頭のいい人が仮説を外す落とし穴
 ①時代の変化に気づかない
  未来の状態はどうかという視点が必要
 ②違う顧客属性に気づかない
  一つのサービスがすべてのニーズを満たすことはあり得ない

全ての「頭がいい人」に当てはまる唯一の共通点 東大生がたどり着いた ...
頭のいい人 落とし穴

 仮説が当たったときとはズレたときのメリット・デメリットを検証します。

 仮説が当たったとき
 ①メリット
  嬉しい!
  仮説の裏付けが取れたことで、仮説の正しさが確認される
 ②デメリット
  新しい気づきや学びが得られない

 仮説が外れたとき
 ①メリット
  正しい知識や情報が定着する
  自分の考え方の何が間違っていたのかがわかる
 ②デメリット
  仮説にしたがって行動したことで、結果的に間違った行動をしてしまう

 仮説が外れることはデメリットだけではなく、メリットもあります。「より早く間違いに気づき、修正する!」という合理的な考え方に切り替えることが大切です。

今日のアクションプラン

・OODAループを使い、仮説のアップデートを行う

今日のアクションチェック

 小さな仕事ですが、OODAループを使って仮説をアップデートしました。

 ①観察(Objective)~ パソコンルールを掲示する場所が部屋の中にない
 ②仮説構築(Orient)~ 効果的な掲示場所としてパソコンをしまっている電源庫のドアはどうか?
 ③意思決定(Decide)~ 係だけで決定可能
 ④実行(Act)~ 明日の係で相談し掲示する

 ダメであれば、すぐにループします。

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