嫌いな人とのつきあいが楽になる方法
・本当に使える人間関係を円滑にする方法を伝えたい
・人間関係の問題は次の5ステップで取り組もう
人間関係の悩みを解消する3つの基本原則
①自分の考え方を変える
②自分の行動を変える
③ストレッサー(ストレス源)の対処の仕方を変える
①自分の考え方を変える
自分の考え方に原因があるケースは、大きく2パターンあります。
パターンA:知らず知らずのうちに「ネガティブな感情」を抱いている
この場合の対処法は
「相手の優れている点を素直に認め、『学ばせてもらおう』というポジティブな気持ちで接するようにしてみる」
「自分から自己開示し、相手が安心して本音で話せる空気づくりをしていく」
「意識的に相手の『長所』を見つけるようにしたり、『良いエピソード』をメモしていくようにする」が挙げられます。
パターンB:相手を気にしすぎてしまう
この場合の対処法は
「相手の意見は、あくまで参考程度にとどめておく」
「全員に好かれることは不可能だと受け入れる」が挙げられます。
②自分の行動を変える
対処法は
「『この感情を表に出したら、何を失うか?』と一歩踏みとどまる癖をつける」
「『自分ばかり話しているかも』という人は、相手の話にも耳を傾けるように意識してみる」
「ネガティブな発言に気をつける」が挙げられます。
③ストレッサー(ストレス源)の対処の仕方を変える
対処法は
「あなたが悲しんだり、落ち込んだりすると、相手は喜ぶので、極力フラットな対応をする」
「『相手に自分で気づかせる』『適度に支援する』『変わっていくことを気長に待つ』の3ステップ」
「一人で抱え込まずに人事部や周囲の信頼できる人に相談し、第三者の手を借りながら解決していく」が挙げられます。
ステップ1 判断しない
・他人に安易にレッテルを貼るな!
・判断していくことで人生は不幸になる
あなたを攻撃するために生まれてきた人はいない
・職場に嫌な人がいたとしても、その仕事を選んだのはあなた
相手も自分が幸せに生きようとしているだけ
その人なりの問題解決手段
敵を作っているのはあなた自身
・コミュニティを判断してもダメ
変なプライド・こだわりを持って評価するのは自分が生きづらいだけ
・自分の影響力の範囲のものは判断が必要
意思決定が必要なものは冷静に判断する
「反応しない練習」に近い内容です。「反応しない練習 YouTube動画比較」は以前行いました。
ムダな反応をしないためにできる3つのこと
①「心の状態を言葉で確認する」(ラベリング)
②「感覚を意識する」
③「怒り・貪欲・妄想の3つに分類する」
目標達成5つの妨げ
①「快楽に流される心」
②「怒り」
③「やる気のない心」
④「落ち着かない心」
⑤「疑い」
5つの妨げへの対抗策4つ
①「反応を客観的に感じる」
②「明確な目標を持つ」
③「反応に逃げない」
④「『快』を見つける」
自由な心になる3つのエクササイズ
①「一歩一歩、感覚を感じながら外を歩く」
②「広い世界を見渡す」
③「『私は私を肯定する』と言う」
ステップ2 攻撃しない
・攻撃的な態度をとると自分の中で敵だという認識を高めてストレスをさらに増やすことになる
攻撃すると相手から反撃を受ける
ネガティブループに突入する
・周りの人からの評価も下がる
・攻撃を受けたときは「迷惑です。やめてください」と事実だけを伝える
「攻撃的な人」の心理・性格
①支配欲がある
②負けず嫌い
③自分に自信がない
④情緒不安定である
⑤実は弱い
「攻撃的な人」への対処法
①適度な距離を置く
②その人より上の立場に立つ
③付け入る隙を見せない
④無視する
相手の攻撃的な性格を直す3つ方法
①相手に攻撃的な心理を理解させる
②相手を褒める
③相手の状況を冷静に理解させる
ステップ3 逃げる
・会わない
職場や学校を辞める
・いがみ合った人たちを解決することは難しい
離れた方が手っ取り早い
・話し合っても、どちらかが切れてゲームセットになる
キレたらほとんど修復しない
・話し合えば人と人は理解し合えると思っている人が多い
しかし、人と人話してもわかり合えない
逃げることを選べない7つの理由
①「逃げる」メリットを知らない
②逃げるコストとリスクを過大に見積もっている
③逃げることへの罪悪感がある
④他人と比較してしまう
⑤自分の「理想」をわかっていない
⑥自分の「現状」をわかっていない
⑦逃げる「方法」をわかっていない
ステップ4 第三者に入ってもらう
・もつれた関係を当事者同士で解決することは至難
・お互い感情的になるか、その場しのぎの解決になる
・中立な判断は中立な立場の人がその場にいないと絶対に無理
第三者と入った人は「これからどうするか」というアクションプランを決める
・一度の話し合いで解決はしない
何度も何度も話し合って少しずつ良くなっていくものと考えておくこと
中立的な立場に立てる人5つ特徴
①えこひいきしない
②視野が広い
③芯が強く、損得勘定で動かない
④話をきちんと聞ける
⑤他人に関心がある
ステップ5 挨拶と感謝
・ただの挨拶ではなく、印象のいい全力の挨拶
挨拶は、存在承認のためにある
存在承認をすることから良質な人間関係は始まる
これだけで人間関係のトラブルが減る
挨拶は形だけだと意味がない
・挨拶は存在承認
感謝は行動承認と呼ばれる
行動承認とは、相手の良いところを見つける努力
・人間関係の悩みは理屈ではなく感情の問題
存在と行動の承認があれば多少の口論があっても信頼関係は崩れない
承認のレベル5段階
①結果承認
②プロセス承認
③行動承認
④意識承認
⑤存在承認
①結果承認
例)契約が取れた
②プロセス承認
例)契約前段階の工夫をした
③行動承認
例) 営業活動を行っている
④意識承認
例) 営業活動をしようと考えている
⑤存在承認
例) いてくれると雰囲気が和むよ。いつもありがとう
高いレベルになるほど、承認のハードルを下げなくてはならず実践するのが難しいとされています。承認を与えることで、相手が持つ承認のバケツを満たすことができるのです。相手を承認することによって、良好な関係性をつくることができます。
メッセージ
・人間関係は人生のすべて
絶対に妥協したらいけない
・我慢しないで「逃げる」ともっと選んでもいい
人間関係はあらゆることに優先される
・良い人間関係をつくれている人は
健康的で寿命も長く幸福度が高い
ハーバード大学の75年間にわたる追跡調査
ハーバード大学の研究で、ハーバード大学卒の男性たちと、ボストン育ちの貧しい男性たち、この2つのグループ約700人の追跡調査をしました。
この研究のすごいところは、その追跡期間です。なんと、75年にわたって対象者の幸福度と要因について調べていったのです。
この長い研究の結論は、こうでした。
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」
家柄、学歴、職業、家の環境、年収や老後資金の有無といったことではなく、人間の幸福度、健康と直接的に関係があったのは人間関係だったという結果になったのです。
しかも、友人の人数は関係なく、たった一人でも心から信頼できる人がいるかどうかが重要だということがわかりました。
信頼できる人がそばにいる状況では、緊張がほどけて脳が健康に保たれる、心身の苦痛がやわらげられる効果が見られた一方、孤独を感じる人は病気になる確率が高く、寿命が短くなる傾向も見られました。
つまり、「お金持ちになれば幸せ」であるとか、「ステータスの高いパートナーがいれば幸せ」であるとか、そんなことは一切ないということなのです。
今日のアクションプラン
・必ず挨拶を行い、感謝の言葉をかける
今日のアクションチェック
今日は、普段行っていない温泉に行ってきました。
そこで、受付の人に「お願いします」と挨拶。
出るときには「ありがとうございました」と感謝の言葉をかけました。
昼食を買ったコンビニでも店員さんに「ありがとうございました」と声かけ。
以前は、恥ずかしかったのですが、今は習慣になりました。
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