パワハラ発言
・言ってる本人は無自覚
気づいたとしても自分を正当化しがち
・言われた人も、まじめな人は自分が悪いと捉えてしまう
・この動画を作った理由2つ
①パワハラ発言をしている人に、言ってはいけないことを自覚してもらうため
②パワハラ発言を受けたときに、これはダメな言い方だ、と冷静に考えることができるようになるため
パワハラについて考えてみました。
パワハラとは、パワーハラスメントの略語で、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、または、職場環境を悪化させる行為をいいます。
パワハラの6類型
①暴行・傷害(身体的な攻撃)
②脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
③隔離・仲間はずし・無視(人間関係からの切り離し)
④業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
⑤業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
⑥私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)
上司から部下に対しての「飲みに行くぞ!」
・大げさではと思っていた
でも、けっこうあるようなので無視はできないと考えなおした
・上司に誘われても断ればいいというのは正論
実際には、言いにくい
・上司からは、断ればよい「飲みに行くぞ!」
部下から見ると「自分に嫌われたくなければ飲みに行くぞ!」と言われているように聞こえる
・常に強制的な圧力がかかっていることをメタ認知しておくべき
・指示できる責任の範疇ではない
・上司から誘うときは、超絶断りやすく伝えるべき
飲みに行ったら、アドバイスは厳禁
部下の話を聞くに徹する
一次会で切り上げる
感謝を伝える
・部下はうまく理由を断る
それで仕事に支障が出るような上司がいる会社は今すぐ辞めるべき
パワハラ6類型では、④業務上不要なことの強制にあたります。
私は、飲みには誘いません。コロナで職場での飲み会自体がなくなりました。私の場合、世間話が苦手で飲み会に出ても、ただ黙々と食べているだけだったので、飲み会がなくなったことは、ありがたいです。
私が若いころは、確かに飲みに誘われることもありました。毎週末に上司の自宅に誘われて、私は運転だったので、飲みはしないのですが、上司が飲んで愚痴や説教に付き合わせられました。でも、当たり前だと思っていたので、それほど苦に感じたことはなかったです。
私の職場は田舎で、通勤が車という人がほとんどなので、飲みに誘うような人はいないでしょう。その分、地域的な付き合いが多いので、どちらがよいかは人それぞれだと思います。
とにかく今は、コロナが収束してほしいです。
やる気はあるの?
・体育会系の部活で必ず言われる言葉
・仕事において「やる気」という言葉は使ってはいけない
・やる気とは何か?
やる気を99%の人は意味も分からずに使っている
・「やる気はあるの?」は意味不明
・やる気という言葉を使う理由は、教える側に忍耐力がないから
パワハラ6類型では、②ひどい暴言にあたります。
やる気について考えてみました。
心理学ではやる気のことを「モチベーション」と表現しますが、これには「自己効力感」が深く関わっているといわれています。
「自己効力感」とは、ある事態に対処するために必要な行動を、うまくやり遂げることができるかどうかについての本人の判断です。簡単に言えば「自分にもできそうだと思えるかどうか」ということですね。
「自己効力感」に影響する4つの要素
①直接体験
②間接体験
③情動的喚起
④言語的説得
①直接体験
成功体験を積むことです。一度うまくいったことなら、できそうな気がしますよね。
②間接体験
誰かが成功したのを見て学ぶことです。モチベーションを高めるという観点では、成功例をたくさん見るようにしましょう。
③情動的喚起
自分で「今日の自分、いけるかも」と感じることです。理由は様々だと思いますが、不思議とできる気がするときは、自己効力感がかなり高まっています。
④言語的説得
他人から「落ち着いてやればきっとできるよ」などと声をかけられることです。スポーツなどもそうですが、応援されるとやる気も上がります。
モチベーションについて考えてきましたが、「やるきあるの?」は④言語的説得の逆のパターンにあたります。モチベーションを下げる効果は絶大です。
なんでこんなことも出来ないの?
・圧力をかけるだけの言葉
・人を傷つける、根本的な能力を否定する言葉
普通の人よりも劣っているという人格否定のメッセージ
・言われた人は、自信を失う
・一番許せない人は、人の自信を奪う人
いつも承認ばかりしていても、人は慣れてしまうので緊張感も必要
・相手が悪いと考えてしまうのは本能
自分を守ろうとしている
だからこそ、衝動的な感情を向き合わなくてはいけない
・自信を失った人も大丈夫
環境を変えれば、輝ける場所は絶対にある
パワハラ6類型では、②ひどい暴言にあたります。
人格否定について考えてみました。
人格否定とは「人間性や性格、本質的な性質を否定すること」です。本人は何気なくいった言葉でも、受け取り手によっては人格否定だと感じることがあります。人格否定かどうかの判断は、受け取り手が「人格を否定された」と感じるかどうかで決まるのです。
人格否定とされる言葉の3つのパターン
①性格や性質を否定する言葉
②生活や生き方を否定する言葉
③ネガティブな言葉
①性格や性質を否定する言葉
性格から容姿、精神面、頭のよさなど、その人の特徴について否定的な言葉は相手を傷つけます。とくに、その人の仕事の完成度に関わることについていわれがちです。
②生活や生き方を否定する言葉
その人の過去から未来までの生き方を否定するような言葉は、親や自分自身を強く否定し傷つけます。その人のすべてを否定する言葉といっても、過言ではありません。
③ネガティブな言葉
ネガティブな言葉は抽象的で、何がどういけないのかが全く伝わらず、改善する余地がありません。ただ人格だけを否定され、傷つけられていると感じるでしょう。
私は人格否定を受けたことはありませんが、環境を変えること、つまり転職が一番だと思います。
お前のために言っている
・気づかず言っている人が多い
自己矛盾の塊の言葉
・相手のことを1㎜も考えていない
自分の考えを相手に押し付けたいだけ
・「お前のため」という反論できない言葉を使っているのがたちが悪い
パワハラ6類型では、②ひどい暴言にあたります。
この言葉を使っている人が、ひどい暴言だと思っていないことが最悪です。「お前のために言っている」について考えてみました。
「お前のためを思って」と言う2つの心理
①相手を従わせる
②自分の立場を守る
①相手を従わせる
「お前のために思って」は主張に根拠がなくても、相手を従わせる効果があります。
このフレーズを用いて相手を従わせるメリットは、次の3つです。
「時間・体力がかからない」
「正しいと示せない結論でもOK」
「言葉で説得する能力がなくてもOK」
②自分の立場を守る
「お前のためを思って」は、言う側の立場を守る上でも効果を発揮します。メリットは、次の2つです。
「恨まれない」
「感謝される」
この言葉を使われたら、その人とは距離を置きましょう。距離を置けない人であれば、きちんと信頼できる上司に訴えるべきです。
タメ口
・上司や先輩から下の人に対して、タメ口は基本やめたほうがいい
基本敬語で話すことルールにしている
タメ口は、厚い信頼関係ができてから。ラフな会話の場面だけ
・タメ口は、それだけで私は上、あなたが下というメッセージになる
・呼び捨てやあだ名も気を付ける
「さん」付けをルールにしている
・タメ口から10人に1人パワハラな態度をとる人が出てくる
・流れの早い今の時代では、ボトムアップで意見を上げてくれることが不可欠
お互いを尊重する文化づくり
タメ口について考えてみました。
タメ口とは、相手に対して対等な立場で行う話し方のことを意味します。
タメ口の「タメ」は、賭博のサイコロに由来し、「同じ目=ドウメ→トウメ→タメ」と使うようになったそうです。
タメ口を使う人4つの特徴
①すぐ相手と仲良くしたがる
②マイペース
③場所や相手を選ばない
④使い分けができない
タメ口の直し方
①場所をわきまえる
②相手を選ぶ
①場所をわきまえる
職場では意識をして、丁寧な言葉をするように心がけるようにして、職場以外の飲み会などでは、少し気を許して会話をするなど切り替えるようにしましょう。
②相手を選ぶ
タメ口を使ってはいけない人は、どこの職場にも存在します。タメ口が出てしまう場合には、どうしてもタメ口を使ってはいけない人へ会話をする時のみ、丁寧に話すようにしましょう。
私の職場では敬称をつけて呼び合うことは、当たり前になっています。反面、上下の関係がフランクになりすぎる傾向があるので、そこは気になっていました。敬称をつけて呼び合うことは、少しはその歯止めになっている気がします。
今日のアクションプラン
・自分の使っている言葉を点検し、適切でないものは見直す
今日のアクションチェック
私は、パワハラ発言はしませんが、タメ口は使ってしまうことがあります。
特に子供に対して「君」「さん」付けはし忘れることがありました。
たぶん、子供に対しての敬称付けは必要ないと考える人もいるでしょう。しかし、必要なのは自戒です。
自分がパワハラをするかもしれないという気持ちを持ち続けるためにも、子供に対しても敬称をつけて呼ぶようにします。
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