今回の動画で言いたいこと
・忘れ物や不注意、衝動性が高い
自分をADHDっぽいと思う人
昔からすごく悩んでいる
→ メンタルクリニック
心療内科
精神科
薬を処方してもらうという選択肢
持ってほしい
周りにそういう人がいるとき
1つの選択肢として勧めてほしい
・前提として努力・習慣・環境でカバーする
マコなり社長もそう思って生きてきた
でも限界がある
・マコなり社長自身ADHDっぽいと言ってた
例 時間を守らない
物忘れが多い
人の話を聞いてない
言い訳として使っているニュアンス
ちょっと嫌な感じ
→ 話を避けてきた
・これから話すのは事実
マコなり社長の幼少期から10代
私は仕事の関係でADHDをはじめとする発達障害には詳しいです。ADHDは2種類に分けられます。ADDタイプとHDDタイプです。
ADDタイプは、多動性や衝動性よりも不注意が優位なタイプです。比較的目立ちにくく、放っておかれがちです。
HDDタイプは、不注意よりも多動性や衝動性が優位なタイプです。行動や言動が目立つために、一般的にはこちらのタイプがADHDの代表のように言われます。
マコなり社長は、軽度のバランスタイプだと思われます。ただ、人や環境によっても表れ方は様々です。マコなり社長が身を切ってのお話を私の仕事で参考にしたいと思います。
うっかりと不注意に悩み続けた過去
・小学校時代の保護者への手紙
親に渡さなければいけない
なぜか毎回消える
学校の先生が毎回保護者に電話
その度に母親から怒られる
ランドセルの底
クチャクチャになったのが見つかる
これを繰り返していた
別に怒られたいわけではない
でも何回言われてもなぜか消える
・虫歯で歯医者さんまでチャリで行くとき
母親から1万円札をもらった
家から出たとたん
「 1万円どこ入れたっけ?」
1万円をなくした
今でも見つかっていない
めちゃくちゃ怒られた
マコなり社長は泣いた
・小・中・高校の途中までバスケをやってた
監督・コーチにすごく怒られた
集中力がない
ボケっとするな
話聞いてないだろ
→ 毎回言われていた
集合の時に監督・コーチの目を見ていない
毎回バレる
別に言われたくはない
それでも怒られてしまう
・テスト・模試・受験でもケアレスミスが多い
かなり自覚していた
難しい大問は解ける
小さな簡単な問題
簡単な計算違いがすごく多い
うっかり
・「マコって天然だよね」とすごく言われた
天然だとは思われたくなかった
うっかりをなくそうとした
→ でも、なくならない
・大学生のときのアルバイトでも痛感
全部まともにできなかった
やることが覚えられない
覚えてもミスが多い
オーダーもすぐに忘れてしまう
同僚の女子高生にすごく怒られていた
・20代前半までADHDを知らなかった
うっかりが多い人間だと思っていた
議論とかでも強い言葉を使いがち
直そうとずっと思ってきた
なかなか直らない
・いちばん直らないのが時間を守ること
毎回ちょっと遅れる
10~15分
小学生からこの歳まで全く直ってない
直す気がないわけではない
私自身は、まったく発達障害の傾向はありません。多少こだわりの傾向はありますが、誤差の範囲です。
ADHDと双璧をなす発達障害といえば、ASDが挙げられます。自閉症スペクトラム障害と呼ばれ、アスペルガー障害が有名です。
多動性や衝動性の部分は似ているのですが、人との関りの部分が大きく異なります。ADHDは、人との関りには問題がなく、友達とも比較的一緒に遊ぶことができます。
それに対してASDは、人との関りが難しいです。他人よりもモノへのこだわりが強いからです。友達と遊ぶことよりも一人で遊ぶことが多いです。
生きづらさという意味では、ASDの方が難しいと思われます。
病院に行かなかった理由
・25歳を超えたころ
自分はADHDかな?
自覚し始めた
病院には行かなかった
症状がすごい重いわけではない
一応大学にも行けた
普段の生活もできていた
うっかりが多くて衝動的
習慣と仕組みでカバーできていた
例 財布とスマホを4~5回なくした
家の鍵は何回なくしたかわからない
→ いつも同じカバンを持ち歩く
カバンを入れ替えない
貴重品は全部同じ所に入れる
自分ができないことを認める
周りに話して頼んでおく
大学時代は鍵を閉めなかった
とられるものがなかったから
なくすものは絶対買わない
財布
Appleウォッチ
オーラリング
メガネも絶対なくす
高いメガネは買わない
・人と違うところがある
弱点で人に迷惑をかけてしまう
反面、最大の強みであると思っていた
例 人の話を長く聞けない
気になることが頭から離れない
→ 授業はまったく無理
授業中はずっと教科書を読んでいた
または問題を解いていた
→ そのことでよく怒られた
集団授業は無理
塾は全部個別指導
・授業が苦手からテックキャンプが生まれた
一斉授業をしない
質問し放題
→ 当時はそういうスクールはなかった
・偏っているから人は違う視点を持てる
それでできることがある
病院で治す
→ 強みがなくなってしまう
そう思っていた
発達障害が重い場合は、親が病院で診断を受けることがほとんどです。子どもの頃に診断を受けなかったということは、軽度であるということです。
軽度発達障害のある人は、大人になると間違いなく生きづらさを感じます。学校は良い意味でも悪い意味でも、構造化されており、比較的見通しを持って生活できます。
例えば、チャイムが鳴り、初めと終わりがわかりやすいです。勉強は教科書があり、何をすればよいかが明確です。また、テストでは、答えがある問題しか出題されません。
対して、仕事での時間管理は自分でしなくてはいけません。学ぶことがマニュアル化されていることもありますが、自ら学んでいくことがほとんどです。そして、仕事には明確な答え存在しないことも多いです。
見通しを持てないことが発達障害の人には大変な生きづらさにつながります。
最近薬を飲み始めて人生変わった
・ADHDと診断されるのが嫌だった
最近薬を飲み始めた
創業会社の社長を退任
新しく会社を始めた
やることが多い
頭が疲れている感じがあった
不眠症もでてきた
・最初は睡眠導入剤から始まった
薬がすごく効くことがわかった
習慣も大事
でも薬という選択肢もありだと思った
薬への抵抗感が下がった
・ADHDも薬で変わることを聞いた
「試してみては?」と言われた
病院で薬をもらった
・薬を飲み始めて思ったこと
もっと早く飲めばよかった
本当に人生が変わった
これまで見てきた景色と違う
頭の感じがまったく違う
→ 感動した
・作業に圧倒的に集中できる
生産性が本当に2倍になった
脳みそが疲れている感じがずっとあった
→ それが消えた
・イライラしない
議論や会議
脳が疲れる感じがあった
→ それがない
他人に対して本当にイライラしない
より優しくなれる
・自分の強みが失われるという恐れ
全く無かった
・薬の効き方は人によって全く違う
病院の先生の話を聞いて判断してほしい
・マコなり社長の体感
ダメなとこが全部消えた感じ
とにかく人生が生きやすくなった
・マコなり社長の周りの人
薬で救われた人がたくさんいる
いろんな飲み方の人がいる
例 平日だけ飲む
容量をかなり少なめ
・ADHDの薬のリスク・副作用はある
ちゃんと調べること
納得した上で服用すべき
人によっては合わない人もいる
特に子どもは気をつけた方がいい
・飲まない方がいいというお医者さんもいる
ADHDの薬
お医者さんによって見解が異なる
でも選択肢として持った方がいい
試してみてもいいのではないか
→ そのくらい人生が変わる
ADHDに処方される薬は、大きく2種類に分けられます。スティミュラント薬とノンスティミュラント薬です。代表的なスティミュラント薬には、リタリンやコンサータがあります。また、ノンスティミュラント薬の代表は、ストラテラです。
最初に処方されるのは、スティミュラント薬です。中枢神経を直接刺激するので効果が高いです。その代わりに依存性があります。
それに対して、ノンスティミュラント薬は直接中枢神経を刺激しないので、依存性は低くなります。
この依存性の問題もあり、医師によってはADHDに薬を処方しないのです。
子どもの頃に知ってたら人生変わったかも
・10代から薬を飲み続けた方が良かったか?
結構難しいところ
普通の人と同じ生き方
→ 絶対うまくいかない
普通の人と違う戦い方をする
→ 社会で自分の価値を発揮できる
だから起業した
YouTubeも始められた
・マコなり社長は運が良すぎ
普通に就職する道も考えられた
当たり前のことができない
ケアレスミスが多い
お客さんにも同僚にも迷惑をかけた
→ 高い確率で落ちこぼれていたはず
・マコなり社長と同じタイプの人
普通の会社で働くのはかなりきつい
たくさんの情報を同時に処理すること
→ 脳のストレスが半端ない
ミスも増える
1つの選択肢として病院がオススメ
ADHDとASDのもう1つの大きな違いは、ASDには一般的に薬が処方されないということです。ASDは、個人によって特性が異なり、ADHDのように多動性や衝動性を伴わない場合もあります。
子どもへの薬の投与は、依存性などの副作用の問題もあり、医師が処方しない場合も多いです。また、薬の処方に関しては親が判断するのですが、多くの親は同じ考え方で薬を希望しません。
子どもの頃から薬を処方してもらうことは難しいと思われます。
周りのサポートも必要
・ADHDは複数のアプローチで解決すべき
例 習慣
周りのサポート
・絶対にやってはいけないこと
「ADHDだから時間守れないんだよね」✖
→ ルールはルール
約束は約束
言い訳にしてはいけない
でもすごいギャップを感じる
簡単に時間を守れる普通の人
それができない人たち
→ わかり合えていない
直したいと思い続けた
けどなかなかできない
→ 難易度が人によって全然違う
そういう人がいるという一定の理解
その人にとってもいいこと
・最近は発達障害の理解も進んできている
苦手だとちゃんと言っておくこと
言い訳にしてはいけない
診断を受けておいた方が納得感がある
薬を服用するという選択肢も持つべき
発達障害への理解が進んでいることは間違いありません。学校では、特殊学級から特別支援学級と名前を変えました。通常学級での発達障害の子どもたちの存在も明らかになってきています。
インクルーシブ教育の流れもあり、通常学級の中で発達障害の子どもたちが学ぶことは当たり前になりました。
ユニバーサルデザインの教育も浸透し、発達障害の子どもに優しい教育は普通の子どもにも優しいことが、理解されています。
ただ、サポートには人が必要であり、学校自体に人が足りないのが現状です。どこに力を入れるのかは、これからも考え続ける必要があります。
選択肢の1つとして薬を検討してほしい
・薬を飲むことをオススメしている ✖
選択肢の1つとして検討してみてほしい
人によって症状・環境が違う
自分で勉強して決断してほしい
気づいてくれる人がいたら嬉しい
私は基本的に薬というものに頼りたくはありません。サプリにも肯定的ではないです。栄養は食品の中から摂るべきであるという考えを持っています。
あらゆる薬は、毒になり得ます。塩にさえ致死量があるのです。そう考えると薬やサプリは、必要以上を摂取する危険性をはらんでいます。
もちろん、薬を否定はしていません。薬によって治る病気がたくさんあります。しかし、日常生活の中で優先すべきは、薬やサプリではないと考えます。
まずは、行動や生活習慣の見直しから始めるべきだと思いました。
今日のアクションプラン
ADHDについて考える
今日のアクションチェック
大人で自覚のないADHDは本人も大変ですが、周りにも大きく影響を与えます。
必要なのは、互いに自覚をもって歩み寄ることです。
でも、仕事上での人間関係では難しいことが多いのが現実です。
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