凡人とは、その他大勢の中の一人
・凡人だから悪いとは思っていない
・高い目標があって頑張ろうと思っている人を応援したい
・「凡人」から抜け出す唯一の方法
戦わないこと
戦略と戦術について考えてみました。
戦略とは、企業の課題解決や目標達成のために、進むべき方向性やシナリオのことです。
戦術とは、戦略を実行するための手段のことです。どんな新しい事業を展開するのか、どの業務領域の改善に取り組むのか、といった具体的に実行するための手段が戦術にあたります。
ビジネスにおける戦略と戦術の立て方
①戦略を先に決める
②現状を把握する
③目的を念頭に置いて戦術を決める
①戦略を先に決める
戦術を先に決めると、後で戦略に沿わなくなり、本来の目的達成にはまったく意味のない行動を起こしてしまう可能性があります。
まずは戦略を練って目的達成までのシナリオを明確にし、そのあとで具体的にどう行動するかを考えるようにしましょう。
②現状を把握する
ビジネスにおける戦略の場合、自社の特徴、競合他社と比較したときの自社の強みと弱み、市場でのポジショニングなど、自社と周囲の環境を整理しましょう。現状を正確に把握できればおのずと自社の強みを活かした戦略が立てられます。
③目的を念頭に置いて戦術を決める
目的をおろそかにして戦術を決めてしまうと、素晴らしい戦術に思えても目的と乖離しているということが起こりかねません。戦術を決める際は、それが目的に即しているか確認しながら進めるようにしましょう。
絶対に負けることが許されないビジコン
・大学4年生のときに急成長ITベンチャーに内定をもらった
内定の前にプレゼンテーションコンテストに応募していた
OneNoteを学生にいかに広めるかというプレゼン
これに一人で申し込んだ
・内定をもらった会社の社長との面談でビジコンに出ることを言ってしまった
社長から「学生レベルで優勝できないんだったら恥ずかしいね」
「優勝できなかったら内定取り消し」と言われた
何百人ものエントリーがあって優秀な学生も応募していた
・なんとしてでもビジコンで優勝しなければならないと思った
社長から「学生のビジコンなんて所詮はアイディア大会」
「実際に事業をやって、それを提案すればいい」と言われた
・本番まで数カ月しかない
他はチームだったが、私は一人だった
後に引けない、やるしかない、勝つしかない
ビジコンについて考えてみました。
ビジネスコンテスト、略して「ビジコン」。ビジネスプランを競わせるコンテストです。
ビジネスプランを競わせると言っても、評価基準には、アイデアの独創性や収益性、実現性といった様々な評価基準があります。どんな基準を重要視するかは、各ビジコンによって違いがあるようです。
ビジネスコンテストで結果を出すための3の秘訣
①自分や身近な人の「不」をブレスト
②実際に「不」を抱えてる人にヒアリング
③プレゼンテーションのクオリティーやプレゼン・配布資料の質にもこだわる
①自分や身近な人の「不」をブレスト
ビジコン初心者の方にオススメの方法が、自分や自分の身の回りの人の不満、不便といった「不」を解決する方法を考えてみることです。
自分が全然分かりもしない悩みを解決しようとすることは非常に難しいです。しかし、実際に自分がその当事者である課題は、同じ悩みを抱えている人の気持ちを理解しやすく、アイディアを発想しやすくなります。
②実際に「不」を抱えてる人にヒアリング
プランを考えているうちに「きっとこのサービスは必要とされるはずだ」と思い込んでしまうことがあります。多くの人がやりがちなミスです。最後までサービスを受ける人の視点に立って、プランを練り込んでいく必要があります。そのためには、常にそのサービスを受ける人の生の声を聞くことが大切です。
③プレゼンテーションのクオリティーやプレゼン・配布資料の質にもこだわる
どんなに良いプランを考えても、審査員にその良さが伝わらなければ意味がありません。噛み噛みのプレゼンテーションで、文字が細かくて見づらい資料では低い評価を受けてしまいます。社会課題を解決するプランを考えるのですから、プレゼンや資料のクオリティーも実際に社会で通用するレベルのものにしましょう。
確実に勝てるプランが思い浮かんだ
・実際に学生にOneNoteを広めてから、その事実を持っていこうと思った
OneNoteは、デジタルのメモ帳。オンラインで同期され、ブラウザでも見られる
学生はパソコンを買っていて、その中にOneNoteは入っていた。でも誰も使っていない状況だった
・メチャクチャ勇気がいる実行が必要だった
普通にやっても勝てないと思った
確実に勝たなければいけなかった
・圧倒的に成長できる環境は「今」だった
「今」を頑張りぬかないと夢は実現しないと思った
・大学の一番大きな教室で、全く関係のない学生に小さなチラシを配った
一番前に座っている人に頼んで写真を撮ってもらった
実行した証拠を残したかった
ビジコンで勝つために必要なことを考えてみました。
ビジコンで勝つために必要な3要素
①スケール感
②継続性
③切り口
①スケール感
何かの事業を考える際には、活動する領域を選びましょう。これが勝負する土俵となります。市場が小さい領域を選んでしまうと、いいアイデアが合ったとしても負け戦になってしまいます。競合がいる領域が良いです。競合がいるということは、そこはいい市場と考えられます。また、イノベーションされてない領域は、チャンスが眠っています。
②継続性
継続性がないビジネスは一発屋と同じで、よいビジネスとは言えません。ここで考えたいのは「習慣」です。すでにある文化や習慣のあるものは継続率が高いです。例えば冠婚葬祭はビジネスチャンスが眠っています。
③切り口
切り口は、すでにある事業をある要素で分解したり、切っていくということです。高級、日本的、時間、年齢などの切り口で切るとうまくいきます。切り口がアイデアとしての評価に繋がります。
そのチラシには、Twitterのアカウントが書かれていた
・Twitterのアカウントの名前は「大学講義ノート配信」
そのTwitterの最初のツイートは、OneNoteのブラウザリンクだった
授業の講義のノートの内容が全部書かれていた
・大学生にとって、講義ののノートは命
まともにノートをとっている人は、ほとんどいない
ノートの情報はメチャクチャ重要だった
それを配信すれば、絶対に見てくれると思った
ノートの内容を見るためには、OneNoteを使うしかない
・講義に出ている6割の人がTwitterをフォローしてくれた
講義に出ていたほとんどの人がOneNoteを見ていた
私のせいで講義に出る人が減った
・これから先は実行するだけという状態にした
プレゼンテーション大会決勝、他のチームのプランもよく練られていた
しかし、あくまでアイディア、机上の空論にすぎなかった
私だけが検証していある確実に効果があるプランだった
勝負にならないレベルだった
ビジコンで勝つために必要ないことを考えてみました。
ビジコンで勝つために不要な3要素
①0 → 1
②説得
③人
①0 → 1
「0 → 1」とは、現在ない発想のものを新に創り上げることです。しかし、ビジコンで「0 → 1」の発想は、審査員に理解してもらえないでしょう。「1 → 100」の発想の方が受け入れられると思われます。
②説得
ビジコンでは、常に審査員をうなずかせることを意識しましょう。説得を始めることは、自分のアイディアがダメだと言っていることと同じです。
③人
あくまでアイデアと収益性が重要です。ただし、最終的には審査員の心をつかみにいく姿勢が大切になります。
プレゼンテーション大会で最優秀賞をとれた
・社長からはプレスリリースを出してもらい、ディナーにも連れて行ってもらえた
・優勝したことは、その後の起業にも役立った
信頼して仲間になってくれたり、投資家にも実績を話すことができたりした
何より自信がついた、やればできると思えるようになった
私自身は、優勝や最優秀という経験はありません。
自分に自信をつけるために資格を取得してきました。「基本情報技術者」「初級システムアドミニストレータ」「Google関係の資格」などです。その資格自体が役に立ったことはありません。しかし、何かのときに語れる資格があるということは、気持ちの上で安心感があります。
中学のときは、生徒会長でした。自己紹介のときには、けっこう役に立ちます。全校規模100人程度の小さな学校だったので、学級委員長を決めるレベルで生徒会長が選ばれるのですが、聞いている方にはわかりません。本当にその場限りのハロー効果があります。
将棋三段も役に立ちます。級位者や初段くらいでは、その競技をかじったくらいに思われてしまいます。しかし、三段となるとインパクトがあります。ある程度の修練と努力をした人と見なされます。ちなみに将棋三段は、奨励会に希望すれば、指導者となることができます。
戦わずに圧倒する「やり方」の見つけ方
・周りと戦いにならないほど、圧倒的な状況を作ること
・戦術的な勝負ではなく、戦略的な勝負を仕掛ける
・戦略とは戦いを略すこと
その他大勢とは違うゴールを目指すこと
・人と違うゴールを見つける思考法
もし、自分が数か月後に周りと突き抜けて圧倒的に勝たないと死ぬとわかっていたらどうするか?
・99.9%の人が本気になっていない
常識にハマって、限界だと思い込んでいる
追い詰められたときに初めて、人とは違う発想が生まれる
・ビジネスはゼロサムゲームではない
いくらでも新しい価値はつくれる
人がやっていないことをやると腹を括る
人生を変えるには、勇気しかない
戦わずに勝つ方法について考えてみました。
戦わずして勝つための方法
①差別化
②シンプルに訴求
③世界観の演出
①差別化
突き抜けていることというとかなり変わったことをやるべきと考えがちですが、意外とそうではありません。他者がやっていないことで重要な要素があるはずです。とにかくアイディアの数を出しましょう。その中で出来ることを絞り込みます。それを突き詰めていけばきっと他者を圧倒するよいコンテンツができるでしょう。
②シンプルに訴求
すべての魅力を伝えたくなるが、伝えるポイントは1つでよいです。何を一番に伝えるのかを決め、それを全面的に訴えることで輪郭をはっきりさせることができます。ぼやけている状態では、なんとなくしかあなたのことを知ってもらうことはできません。
③世界観の演出
うまく世界観をつくることができれば、理屈抜きで相手を引き込むことができます。理屈抜きというのは、パッと見た時の印象で興味を持たせることができるということです。誰しも理屈では説明がつかない「なんとなく良さそう!」という感情があります。理屈に感情を掛け合わせることが最強です。
今日のアクションプラン
・私の仕事での戦略と戦術について考える
今日のアクションチェック
私の仕事での戦略は、ICT関係の部署への異動です。昨年度から上司に働きかけることで4月から実現しました。
これによって、価値観である「ICTでの他者貢献」を実現しやすいポジションを確保しました。
次に戦術ですが、1つ目は「課題の分離」です。自分の課題と他人の課題を分けることで、自分の課題のみに集中できるようにします。
2つ目は「行動すること」です。守りに入らずに先手を取りに行きます。失敗したときには、すぐに修正します。
今この瞬間を大切に生きます。
コメント