喫煙者不採用の経緯
・私がタバコが嫌いだったのが一要因
・2つの理由
①臭い
吸ってもいいか聞かれたら、必ず断っていた
人に媚びないことを徹底している
②職場でのタバコ休憩
スゴイ無駄な時間
不満を持っている人がいる
・喫煙者が悪い人間だとか、仕事ができないとかは思っていなかった
喫煙者を排除するの違うと思っていた
・タバコ休憩に対して不満を持っている人がいるのを知って、喫煙者不採用を提案した
私は、今でこそ禁煙しましたが、喫煙者でした。
タバコは、大学時代に覚えました。そのころ一番メジャーだったのは、マイルドセブンで一箱220円の頃です。タバコ税も今に比べれば低くて、吸う人もたくさんいました。私は、カッコつけてアメリカのタバコ、ラークを吸っていました。一箱250円だったと記憶しています。
タバコの中毒性は強力で、一度覚えるとやめられません。30代半ばで止められた理由は、体調が悪化し、タバコか酒のどちらかをやめなければ、仕事に差しさわりができるようになったからです。結果、タバコをやめました。
やめた方法は、吸いたくなったら水を飲むというものです。体の中にあるニコチンが、ニコチンを欲するので、早くニコチンを抜いてしまおうと考えたのです。正しい方法だったかはわかりませんが、私はこの方法でタバコをやめることができました。
企業として喫煙者を採用するリスク
・自分の価値観だけで決めるのはよくない
客観的で論理的な説明が必要
・喫煙の3つのリスク
①健康リスク
②生産性の低下
③周囲への悪影響
①健康リスク
肺がんのリスク5倍
受動喫煙
タバコを吸う必然性はない
間違いなら、勇気をもってNOと言うことが従業員への愛情
②生産性の低下
ニコチン血中濃度の低下によるイライラ
タバコ休憩の時間が必要
非喫煙者からの不満の声
喫煙者だけ特別優遇するのはおかしい
③周囲への悪影響
受動喫煙で他人の健康を害すること
洋服、口臭が臭く仲間やお客さんの気分を害すること
タールで歯が黄ばんで清潔感がないこと
マナーを守らない人が道に吸殻を捨てること
タバコの健康への害についは、よく知られています。タバコの害について調べてみました。
・タバコの煙に含まれる化学物質
約3,000種類あり、そのうち有害物質は200〜300種類、特に有害なのがタール、ニコチン、一酸化炭素などです。
・タバコによって引き起こされる害
タバコによって引き起こされる害は30種類。近年明らかにされた白内障、歯周病などの健康影響を加えると50種類にも及ぶとされています。
内訳としては、ガン−肺ガン、咽頭ガンなど10種、循環器疾患−血管収縮、心筋梗塞、狭心症、脳卒中など、消化器系−胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食欲低下など、妊娠合併症、ビタミンCの破壊、免疫機能の低下、善玉コレステロールの減少、運動機能の低下、知的能力の低下、寿命の短縮、タバコ代による経済的消失などが挙げられます。
・禁煙後に肺がキレイになる年数
ヘビースモーカーだと約10年の期間が必要だとされています。心臓に対する影響は1年くらいで、血圧の上昇や脈拍数の増加、血管の収縮などはその日のうちに消えます。また、ニコチンも1〜2日ほどで完全に排出されます。
・タバコ1日20本でどれくらい寿命が縮むのか?
ある医者が調べたデータでは、タバコ1本あたり5分30秒の割合で寿命が短くなっているといわれています。1日に概算すると1日20本では110分となります。
今だからできること
・喫煙者の減り方
50%下がっている
・近い将来、タバコを吸う人はほとんどいない時代になる
・優秀な人材が入ってこなくなることを懸念していた
・喫煙率20%の今だから非喫煙者だけを採用することにメリットがある
・理想の追求と実行の現実性のバランスを取ることが大切
・今の喫煙者には、禁煙外来を負担することにした
なぜ若い女性で「加熱式タバコ」喫煙者が急増しているのかを考えてみました。
加熱式タバコは、タバコ葉を燃やすのではなく加熱することによって、蒸気を発生させます。加熱式タバコ製品は一般的に高温加熱か低温加熱、またたばこスティックの外側から熱を加えるものと内側から熱を加えるものがあります。
それ以外に電子タバコというものもあります。電子タバコは、タバコ葉を使用せず、装置内もしくは専用カートリッジ内の液体を電気加熱し、発生する蒸気を愉しむ製品です。
タバコの副流煙による害が広く認知されてるようになってから、紙巻きタバコ以外の商品が出るようになりました。
女性の喫煙者は、健康への悪影響を考え、タバコ会社が害の低減をうたっている加熱式タバコに切り替えているのかもしれません。しかし、喫煙者の中毒性については変わらないようです。
喫煙者不採用の反響
・想像の1000倍くらいの反響があった
・バズったおかげで会社をたくさんの人に知ってもらえた
・世の中の喫煙者に対する圧力はさらに強くなっている
喫煙者を採用しない会社を3社紹介します。
①星野リゾート
②ロート製薬
③Acroquest Technology
星野リゾートは、喫煙者の採用をしない会社の先駆者的存在です。1994年から喫煙者の不採用方針を明確に提示してきました。
ロート製薬のおもしろい喫煙対策も注目を浴びています。「卒煙ダービー」です。喫煙者を「出走馬」に見立て、禁煙できるか競うダービーを実施しました。出走者10人のうち全員が禁煙に成功して、大きな成果をみせました。
東京オリンピックの開催を目前に控え、公共施設の禁煙のみならず、企業内の喫煙者に対する対策も加速しています。「喫煙が理由で志望の会社に入れない」といったまさかの事態に備えて、また自身の健康のためにも禁煙を始めましょう。
1年たって会社におきた劇的な変化
・会社に臭い人が一人もいない
タバコ休憩という概念がない
クリーンな企業ブランディングができる
健康で業務に集中しやすい環境ができている
喫煙者不採用への反論についても調べました。
タバコを吸うかどうかは、個人の趣味嗜好の問題です。もちろん、禁煙の職場で喫煙するのは論外ですが、直感的には、禁煙を採用条件に据えるのはゆきすぎであるようにも思えます。
法律上は、企業に「採用の自由」が認められています。しかし、業務内容と直接関係のない理由で不採用とすることは許されないとするのが、主流の考え方になっています。
しかし、企業の「採用の自由」を幅広く認めた最高裁の判断が判例となっている以上、「現に喫煙習慣がある者を不採用と決定したとしても、違法とまではいえない」、加えて、「喫煙習慣は、業務に支障を来すおそれがあるため、純然たる嗜好の問題ともいえない」と違法ではないようです。
常識を疑い新しい未来をつくっていく
・次は太っている人、お酒を飲む人、塩分過多の人を不採用ですか?
クソリプだったが、けっこう深い問いだと思った
・数十年後は、お酒を飲んでいる人が一人もいない時代が来るかもしれない
・人間は我慢の仕組みを作ってきたらからこそ、安全、幸せに暮らせるようになってきた
・自分がやりたいことよりも多くの人が幸せになることを優先する力が人間らしい愛情
・今の常識が将来の非常識になる
今の常識が未来の非常識になることについて考えてみました。
テクノロジーの進歩が、多くの職業を必要ないものにする身買いがすぐそこまで来ています。AIの進歩や環境問題、コロナの影響もあり、変化のスピード加速しています。
今の常識が未来の非常識という今と未来という距離感が非常に近くなっているのです。このような中、私たちが考えるべきは、自分の外側のコントロールできないものに力を注ぐのではなく、自分の内側のコントロールできるものに力を入れるべきだということです。
結局、結論は「課題の分離」「関心の輪ではなく、影響の輪」「他責ではなく、自責」になりますね。
今日のアクションプラン
・自分の会社の今の常識、未来の非常識について考えてみる
今日のアクションチェック
教育環境の常識について考えてみました。
現在の教育はインプット型ですが、インプットの部分は動画に、問題練習の解答をしてくれるのはAIに代わります。特にAIによって個別最適化された問題が出題される未来は、もうそこまで来ています。
教育としては、インプットよりもアウトプットや体験が重視されるようになります。未来に対応できるように準備します。
コメント