5六銀型での居飛車穴熊 対策
この指しまわしができれば穴熊相手にも勝てます。【三間飛車VS穴熊】
居飛車穴熊は、振り飛車にとっての天敵です。今回は、5六銀型の居飛車穴熊の対策について学習しました。モックンさん、いつもありがとうございます
5六銀型での居飛車穴熊 対策
⑴ 相手の1二香を見て5六銀と出る
相手は4四銀
⑵ 美濃囲いに組んでから7五歩とつく
⑶ 5九角と引く
⑷ 7四歩から1歩交換
相手は4二角
⑸ 6五銀で5四の歩取りを見せる
相手は5五歩
⑹ 5四銀と出て銀成を狙う
相手は7三歩で飛車を追い返す
その後、5二金で銀成を防ぐ
⑺ 4六歩とつく
相手は8四飛で銀取り
⑻ 6五銀と引く
相手は6四歩から2四角で歩取り
⑼ 4七金と歩取りを受ける
相手は3五銀
⑽ 6五歩とつく
相手は同歩
⑾ 同銀
相手は4二金寄と固める
⑿ 6四歩からと金作りを目指す
相手の攻め筋が難しく振り飛車有利
勝ったと思っていました
今日のお相手は、レート1799の2段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。
私は降段戦、相手の方は昇段戦です。お互いに負けられない戦いです。相手のプロフィールには、オールラウンダーとありました。
私は基本振り飛車なので、図1のように三間飛車 対 腰掛銀の戦いになりました。私から角を交換し、相手の方が銀をぶつけられたので、銀交換になりました。
図2で、相手の方が銀で割打ちにこられました。しかし、これは意外でした。飛車交換をした後、銀が遊ぶ可能性があります。私は、素直に飛車を取りました。
しかし、ここで相手の方は飛車を取らずに金を取ってきたのです。この手は、もっと意外でした。少し有利になったと思いました。その後、相手の方は、角を打ち込んで馬を作ってきました。
図3で方針に迷いました。攻めるなら6三角打が見えました。しかし、6六馬と取られて、5七馬と王手で入られるのが嫌でした。
そこで、5八銀打・7七銀打と自陣に駒を投入しました。駒得なので、ガッチリ守ってから攻める方針です。ここまでは悪くありませんでした。
図4でも迷いました。飛車を引く手と4五角と打つ攻防の手が見えました。ここでは、普通に飛車を引いておく方が良かったようです。私は、4五角と打ちました。
その後、金打ちから角金交換になりました。しかし、ようやく私の攻めのターンやってきたのが図5です。このたたきの歩は、逃げても取っても味が悪いです。
相手の方は、同金と取ってきました。私は予定通り8二飛打としました。これで金桂両取りです。相手の方が金を逃げたのに対して、6三歩と垂らしたのが悪手でした。
図6の9三角打で、差が大きく縮まりました。ここで、8二飛車成とした手もぬるく、歩を打った意味がありません。まだしも、7二飛成とすべきでした。
図7では、すでに逆転しています。ここで、飛車取りに打った4六角がお手伝いで、手順に桂馬を取られてしまいました。
私は、7三角成としたのですが、相手の5六桂打が厳しく、5九歩と底歩を打ったのですが、金を取られて玉で取るしかないようでは、勝てない形です。
図8のように、相手の方は2八金としばってこられました。私は、3六歩と逃げ道を開けましたが、正直、生きた心地がしません。
私は、6二歩成から少しでも相手の玉に迫ろうとしましたが、1手遅い感じです。相手の方は、5九の底歩を取ってから、2九の桂馬も取ってきました。
図9の4五桂打が悪手で、私に逆転の目が出ました。正着は、2五桂打です。1七に逃げる場所があるのが大きいです。7七に馬がいるので、1九の香車を取ることができないからです。
私の2六玉に対して、相手の方は2四歩とつかれました。この手で、私は勝ったと思っていました。4二とから詰めろをかければ、私の玉は詰みません。
しかし、3七馬と取らて2二の銀にヒモをつけられた図10の局面で、詰みが見えませんでした。秒にも追われていたので、2三金打のあとの同龍からの詰みに気づけなかったのです。
私は、受けに回りましたが、しっかり相手の方に詰まされました。私は、再び2段に降段しました。2段と3段を行き来しているようでは、4段など夢のまた夢です。
今回の反省は、詰みが見えないという終盤の弱さです。詰将棋をもっと多く行わなくてはいけないと思いました。
雑記 「龍と苺」を読み始めました
将棋マンガは必ず読むようにしていたのですが、もれていたのが「龍と苺」です。正直、17巻まで連載が進んでいる将棋マンガがあるとは知りませんでした。
少女が棋士を目指すというお話なのですが、その少女が天才すぎて、リアリティがありません。ルールだけを覚えて、将棋は勝てません。
将棋を始めて1か月くらいで、元奨の人たちに勝っていくのですが、これもあり得ません。将棋は、ある程度指して経験を積まないと強くはなれません。
マンガということで、リアリティではなく、展開を楽しみにしたいと思います。
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