実績がなくても信頼を得ることができるアクションプラン
・あなたは職場で信頼される存在ですか?
YESと答えられない人は、伸びしろがある人
・信頼されるには圧倒的な実績を出すこと
でも、簡単にできれば苦労しない
・「1兆ドルコーチ」
ビル・キャンベルさんのことをまとめた本
人から信頼を得て、人の能力を引き出す方法を学ぶことができる
「1兆ドルコーチ YouTube動画比較」を以前行いました。
この本の内容では、スタッフミーティングの話が有名です。
ビル・キャンベルさんは、人がすべてだと考えていました。そこで、スタッフミーティングでは週末に一人一人に何をしたのかを尋ねました。そのねらいは、次の2つです。
①チームメンバーが仕事以外でも知り合えるようにすること
②一人の人間としてミーティングに参加できるようにすること
また、Googleからの発表で有名になったチームの心理的安全性について、当時から実践されていました。
結局、ビル・キャンベルさんの教えは、職場に思いやりを持ち込むことという基本的なものでした。
正直、1兆ドルコーチはつまらない?
・アップルのスティーブ・ジョブズ
Google社長のエリック・シュミット
Amazonのジェフ・ベゾス のような世界的なリーダーのコーチを無償でやっていた
・全員がビル・キャンベルさんのおかげで成功したと言うほど凄いコーチ
・正直、つまらないという人もいると思われる理由2つ
①世界的なテクノロジー企業のリーダーのエピソードが自分事に感じられない
②ビル・キャンベルさんのアドバイスが本質的すぎる
・抽象度が高くて、大きな驚きがない
・しかし、新めて自分の振る舞いを見直すアクションプランがたくさん湧いてくる本
・抽象度を具体に落とし込める能力が問われる
行動に落とし込めなかったら無意味
「『具体⇄抽象』トレーニング YouTube動画比較」を以前行いました。
「抽象化」は、一つにまとめていくことであり、「具体化」は、まとめたものを細分化していくことです。
「抽象化」の2つの方法
①まとめて一つにすること ~ 分類(色別や形別)
②一言で表現すること ~ 短く集約(目的に応じて一言で表現)
具体と抽象の比較
具体 | 抽象 |
個別 | 集合 |
特殊 | 一般 |
五感で感じられる実態 | 五感で感じられない概念 |
個々の属性 | 二者以上の関係性、構造 |
相手が抽象的な表現をしたら、具体的にどういうことか考えます。相手が具体的な表現をしたら、より抽象的に理解しようとすることが知力を鍛えられるのです。具体と抽象の行き来によって、思考が深まります。
職場で圧倒的に信頼されるアクション その①
・雑談をする
「私は、あなたという人間に価値を感じています」という肯定的なメッセージを伝えることができる
・10秒だけでもいいから、自分から話しかける
・雑談が上手くなる技「褒めポイントの決めつけ」
褒めて嫌がられることはない。
1回褒めたら、引かないこと
どこを褒めるかがポイントではなく、心からそう思っていると相手に思わせることが大事
褒められ慣れている人には、褒めるポイントをできるだけ具体的に言うこと
・おしゃべりになる必要はない。聞き役の起点となる最初の「話しかける」をやる
・話しかけることで、話しかけられやすい人になる
雑談について考えてみました。
雑談をする意味・効果
①警戒心をとく
②気軽に会話できる関係を築く
③ストレス発散になる
④知恵を得たり問題解決につながることがある
①警戒心をとく
一緒に働くことになって間もない会社の仲間など、お互いに緊張してしまいがちな空気のときに上手に雑談ができると、警戒心がとけて話しやすくなるでしょう。
②気軽に会話できる関係を築く
雑談はその場の空気をよくするだけではなく、長期的によい関係を築いていくためにも役立ちます。
相手にとって気軽に話ができる相手になれれば、ふとしたときに本音や悩みも打ち明けやすく、信頼関係にもつながっていくでしょう。
③ストレス発散になる
雑談では生活の中で感じる不満など、個人的な感情が込められた会話が出ることがあります。
ネガティブな会話ばかりでは雰囲気が悪くなってしまいますが、ときにはストレス発散の場として活かし、そのあとに切り替えて前向きに取り組めるよう意識するとよいでしょう。
④知恵を得たり問題解決につながることがある
雑談で得た意見をのちに業務改善に活かすなど、会社にとってヒントを得る機会になることもあります。
雑談をかわすうちにアイディアが生まれたり、その人しか得ていない気づきや知恵を共有する場にもなるでしょう。
職場で圧倒的に信頼されるアクション その②
・サプライズギフト
・贈るのは物でなくてもいい。情報や体験でもいい
・「なんでそんなことまでしてくれるの?」と相手が思うくらいのサプライズのあるギフトをすること
・相手の親しい人が欲しいものを贈るのもさらに効果的
あなたにとって大切なものは、私にとっても大切なものですというメッセージを伝えることになる
・結局、やらないからその他大勢の一人になる
サプライズギフトを贈った瞬間から、あなたは特別な存在に変わる
サプライズの効果について考えてみました。
サプライズによる効果を心理学では「ゲインロス効果」と言います。
「ゲインロス効果」とは、プラスとマイナスの変化量が大きいほど人の心に深く影響を与える効果のことです。最初にマイナスの印象を与えておいて、後からプラスの印象を与えると、相手により良い印象を与えることができるということになります。
ゲインロス効果の例をいくつか挙げてみます。
①怖そうな見た目だけど、笑顔がキュートだった
②真面目そうな見た目だけど、とても面白い人だった
③「記念日当日に仕事が休めない」と言われたけど、休暇を取ってくれていた
④「恋人関係はもうやめよう、これからは奥さんになってください」のプロポーズ
ゲインロス効果は、見た目や印象、人間関係で使えるテクニックです。ただ、あまり相手の気分を下げ過ぎてしまうと、機嫌を完全に損ねてしまい、取り返しの付かないことになりかねないので、そこは相手の性格などを考えて調節し実践するようにしましょう。
職場で圧倒的に信頼されるアクション その③
・批判的なアドバイスを言う
・承認のメッセージばかりを与えることになると逆に信頼を失うことになる
・良質な人間関係には適度な緊張感が不可欠
・アメをたくさん与えて心理的安全性の土台を作った後に、あえてムチを打つことが必要
・アメ9:ムチ1くらいのイメージ
・ムチとは、相手とは違う考えを持った時に素直にその考えを伝えること
・否定のムチは、一発で相手の信頼をぶち壊すことになりかねない
・本当にいい関係を作れている相手とは、適度にもめるもの
ヤーキーズ・ドットソンの法則について考えてみました。
ヤーキーズ・ドットソンの法則とは、高すぎず低すぎない適度な緊張状態(ストレス)の時、人は最適なパフォーマンスを発揮できるとする法則です。
ヤーキーズ・ドットソンの法則の活用法
①課題が簡単な場合は強めのストレス
②課題が難しい場合は弱めのストレス
①課題が簡単な場合は強めのストレス
興味があまりなくてやる気が湧かない課題の場合は「うっかりミス」などの単純なミスが増えてきます。
それを防ぐためには高い緊張状態を与える必要があります。動機づけとしてはキツめのペナルティや嬉しいご褒美などを設定するとよいでしょう。
②課題が難しい場合は弱めのストレス
難しくて複雑な課題は、課題自体が与えるストレスが強く、ある程度の集中力が求めらます。
そのため、動機づけによって大きなストレスを与えてしまうと、「緊張しすぎ」でパフォーマンスが低下してしまうのです。
したがって、難しい課題の場合は、比較的軽めのペナルティなどを与えるとよいでしょう。
最後に
・利他の精神をもって自分の周りの人に心からの愛を与えることを伝え続けた
ビル・キャンベルが最高のコーチと認めた人は、愛を与える人
・自分ができていないことを認めるが恥ずかしいから、愛を与えることに目を背けてしまう
・愛を与え続ければ、間違いなく人生がそこから変わっていく
私の一番苦手な分野です。他人に対する関心が、極めて薄いのが私の弱点です。自分でも自覚しているのですが、短所を克服するには、免疫マップを使っても長い時間と努力が必要です。
そこで、短所の言い換え(リバースウィークポイント)を使ってみました。
他人への関心が薄い → 自分への関心が強い。自分のことであれば頑張れる
私の長所の一つは、習慣化が得意だと思います。早起き、ブログ、筋トレ、マインドフルネス瞑想、ストレッチなど、やろうと思ったことは、ほぼ週間化できました。これは、自分のことはコントロールできるという自信から来ています。
短所を矯正するよりは、長所を活かしていった方が生きやすくなります。私は、愛を誰かに与えることは難しいです。しかし、自分の価値観として「ICTでの他者貢献」を決めた今、自分のこととして利他の精神で生きることはできると思います。
自分のために「他者貢献」していきます。
今日のアクションプラン
・自分のために「他者貢献」を行う
今日のアクションチェック
「ICTでの他者貢献」が私の価値観です。ですから、他者貢献が自分のためであるという抑えはできています。
具体的には、職場の人に研修として今後必要になるスキルを身につけてもらえるようにします。来週には、研修が行われるので、そこですべきことを考えておきます。
コメント