【勘違い多発】実は教えるのが「下手な人」4つの共通点

【勘違い多発】実は教えるのが「下手な人」4つの共通点 マコなり実験

細かく理解を確認しない

・頭の回転が速くて、せっかちな人がやりがち

・聞く人にも問題がある。「分かったふり」をしてしまう

・教えるのがうまい人は、細かく理解を確認する

・「ここまで分からないことはありませんか?」と確認

・質問する立場だったら、相手の話が分からなくなったら勇気をもって「分かりません」と言えるようにしよう

 私は、細かく理解を確認するようになりました。

 でも、使っているフレーズは「質問はありますか?」でした。「ここまで分からないことはありませんか?」よりも抽象度が高い聞き方でした。

 「質問はありませんか?」では、質問がないときはよいのですが、質問があったときには、具体的に質問内容を考えなくてはなりません。それに対し、「ここまで分からないことはありませんか?」では、分からないことを見つけるだけでよいのです。極端なことを言えば、「全部分からない」よいのです。

 そう考えると、「質問はありますか?」は配慮の足りないフレーズでした。「ここまで分からないことはありませんか?」と言えるようにします。

理解していることを褒めない

・教えることの目的は学習を好きになってもらうこと

・教えるのがうまい人は学習を好きにさせ、下手な人は嫌いにさせる

・学習が嫌いになる原因は「自分にはできない」と感じること

・小さなことを褒めることを忘れると、自信を失わせてしまう

・「ここまで理解して、素晴らしいですね」と褒めること

・あんまり褒めすぎると嘘っぽくなるので注意

 私は、褒めているつもりです。

 しかし、人は叱られたことは印象に残りますが、褒められたことは残りません。心理学的には、ピグマリオン効果が有名です。

「ピグマリオン効果」とは、人は期待されることによって、その通りの結果が出せる傾向がある、という心理的行動のことです。

 褒めるときのポイントは、人を褒めるのではなく、行動を褒めることだと言われています。「頭がいい」「カッコいい」などと人を褒めてしまうと、自分で行動してコントロールできることではないので、努力しなくなります。それに対して、「○○を頑張ったね」「○○をしてくれてありがとう」と行動を褒めると、すべきことが具体的にわかるので、行動に繋がります。

 私も「頭いい」というフレーズをよく使うので、気をつけます。いや、気をつけるではなく、構造で解決できるように考えます。

例え話を使わない

・教えるのが下手な人は抽象的な言葉を使ってしまう

・脳は一度にたくさんのことは覚えられない。抽象度の高い言葉は納得できない

・脳の中のイメージとリンクできれば、圧倒的に理解しやすくなる

・誰でも理解できる身近な例に例えること

・例え話は使えば使うほど上手くなる。抽象化して関連付けられるようになるので、頭もよくなる

 私は、例え話が苦手です。

 マコなり社長は、極端な例えをよく使われます。強く印象に残ります。

 私は、例え話が苦手なので、印象に残っていないのだと思います。このブログも、抽象的な内容が多く、具体的に例えることが少ないことが欠点の一つです。

 うまく例えるための3ステップ
 ①かみ砕く 「通信制限」 つまり? → 速さに限界がくる
 ②似ている表現を探す 速さに限界がくる/前に進めなくなる/疲れがくる
 ③具体化させる 疲れがくると言ったら? → 走る

 上のように「通信制限」は、「走って疲れること」に例えることができます。しかし、慣れないととっさに出てはこないので、日々の練習が必要です。アクションプラン行きです。

優しすぎること

・継続的に学習をサポートする人が優しすぎるのはダメ

・相手が優しさに依存して自立できなくなる

・人がモチベートし続けるには適当な緊張感が必要

・高圧的な態度やプレッシャーをかけてやらせてはいけない

・「これからどうするか?」を問い続けること

・承認と否定のバランスが大切

・「嫌われる勇気」
 馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え | 岸見 一郎, 古賀 ...
嫌われる勇気

・機会を与えることしかできない。学ぶチャンス、変わるチャンスは自分で掴んでもらう

 私は、優しすぎないことを心掛けています。

 友達のように接することのデメリットは、嫌になるくらい経験してきました。威厳のあるタイプではないので、すぐになめられてしまいます。

 そこで、教える相手に対しては
 ①圧倒的にかなわないと思わせること
 ②ダメという線をきちんと決めて、それは絶対に譲らないこと
 を心掛けています。

 ①は、コンピュータ関係の知識です。先日仕事でExcelマクロを組みました。この仕事ができるのは職場で私だけです。自分をアピールするために行ったのではなく、他者貢献として行いました。しかし、強く印象付けることができたと思います。

 ②は、人は少しずつ自分の影響力を強めようとしてきます。「やりたくない」と先日言われたことがあったのですが、そこは譲りませんでした。何をするのかは私が決めることだったからです。

 「嫌われる勇気」は、私のバイブルです。「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」は常に意識しています。「やりたくなったら言ってください」や「次のうち、どれをやりますか? 自分で選んでください」をよく使います。ただし、「やらない」という選択肢は認めません。これが②の譲らない線です。

今日のアクションプラン

・例え話を3つ考える

今日のアクションチェック

 例え話をいくつか考えたのですが、実際に人に話すことはできずに挫折しました。本当に人と対話することが苦手です。

 例え話はできなかったのですが、普段関係の希薄な人を褒めることができました。

 今回、本務外でExcelマクロを組むことになりました。その人が、上司に「何とか自動化できないか」と相談したことがきっかけでマクロを組むことになりました。完成を聞いて「ありがとうございます」と行ってくれました。それに対して「大切なのは、問題があることに気がつけること。気がついた〇〇さんがすごいんだよ」と褒めました。

 たまにしか話すことがない人だったので、喜んでいました。

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