本要約チャンネル【毎日19時更新】
【ベストセラー】「眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学 」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
107,853 回視聴2021/10/11
1.見て見ぬふりはなぜ起きるのか
・街中でだれたか倒れていたらどうするか?
救急車を呼んで助ける
しかし、見て見ぬふりをしてしまう人もいる
例 多くの人が見て見ぬふりをしてしまった事件
ニューヨークの住宅街で深夜に女性が暴漢に襲われ刺殺
犯行は30分以上
アパートの住人38名が気づいていた
助けに入る?
警察に通報する?
→ 誰一人助けようとしなかった
警察に通報する人も1人もいなかった
大都市特有の冷淡さや他人への無関心さ △
多くの目撃者がいたことが援助行動を抑制した 〇
・傍観者実験
学生に集団討論会への参加を依頼
個室でインターホンで意見を述べるように指示された
別の部屋にいる人が助けを求めるという実験
⑴ 参加者が2人
3分以内に全員が報告
⑵ 参加者が3人
⑶ 参加者が6人
4分経過しても60%しか報告しなかった
→ 多くの他者がいる時ほど、人は援助行動を起こしにくい
他の人がやってくれるだろうという考えが傍観者効果を引き起こす
・援助行動の5つのステップ
⑴ 事態に気づいたか
気づかなければ行動しない
⑵ 緊急事態だと認識したか
他の人が行動しないことで自分も緊急事態と認識しない
「多元的無知」という
例 集中豪雨などによる避難勧告
逃げ遅れて被害に遭う人
近所の人が避難していれば自分も避難した
周りで誰も避難していないと自分も避難しない
→ 多分大した事態ではないだろうと捉えてしまう
⑶ 援助を行うことへの個人的責任を感じたか
自分がやらなければならないと認識したか
他の人がいると「誰かが助けるだろう」と考えてしまう
→ 傍観者効果の要因
⑷ 援助を行うために何をすべきか理解しているか
具体的な方法が分からないと行動が起こしずらい
例 海でおぼれている人
泳げない人には助けられない
⑸ 実際に行動を起こすか
「勘違いだったら恥ずかしい」といった心理
→ 5つものポイントがあるので、援助行動は止まりやすい
2.やる気を出すためにはどうすればいいのか
・どんな時に作業効率が上がるか?
他者がいると作業効率が上がる
例 糸巻作業
1人のときと2人のときで実験
2人のときの方がスピードが速くなる
・社会的促進
他者の存在によって作業量が増加すること
いい事ばかりではない
例 会社でのプレゼン
他者がいることで緊張してうまくできなかった
→ 「社会的抑制」という
・社会的促進と社会的抑制を分けるカギ
個人の習熟度
慣れていない → 抑制
慣れている → 促進
例 プレゼン
慣れていれば張り切って行うことができる
→ 社会的促進
慣れていなければ緊張してうまくできない
→ 社会的抑制
単純作業は、社会的抑制が起こりにくい
単純作業は、友達と一緒にやった方がいい
難しい作業は、独りでやった方がいい
・生産性をあげるカギ
作業環境 △
人間関係 〇
例 照明の照度・休憩時間
生産性に影響を与えるかという実験
照度を段階的に明るくしていくと生産性が上昇
その後、暗くしても生産性は維持された
→ 被験者であるという心理的な変化が生産性を上げ続けた
・ホーソン効果
観察者によって被験者の行動が変化すること
例 従業員の来歴・人間関係の満足度
→ 職場での労働意欲に影響
生産性の向上
物理的な労働条件 < 従業員を取り巻く人間関係
内容 < 人
→ 人間関係に嫌気がさしているのであれば仕事を変えるべき
・動機付け
ある行動を引き起こすのに必要な心の動きのこと
⑴ 内発的動機付け
物事に対して面白さを感じて行動する
⑵ 外発的動機付け
報酬を得る、または罰を回避するために行動する
例 テストで100点取ったらゲームを買ってあげる
・動機付けとしての重要度
内発 > 外発
内発的動機付け
外的な要因に左右されず行動が持続される
ビジネスで非常に重要視
外発的動機付け
気を付けて使わないと逆効果になる
特に注意が必要
内的に動機づけられている行動に外的報酬を与えること
→ 内発的動機付けが失われ、やる気を損なう場合もある
「アンダーマイニング現象」という
・アンダーマイニング現象
絵を描くのが好きな子供たち
a・b・cの3グループに分ける
a:上手な絵が描けたら賞状あげる
→ 描いた後に賞状を渡す
b:何も伝えなかった
→ 描いた後に賞状を渡す
c:何も伝えなかった
→ 賞状を渡さなかった
1週間後
aは絵を描く時間が大幅に短くなった
→ 賞状をもらうという外的報酬によって絵に対する興味を失った
賞状をもらえないと絵を描かなくなる
・アンダーマイニング現象を防ぐ方法
モチベーションが高いときは、報酬を与えない
報酬のためにやるという心理状態を防ぐ
→ 一人ひとりとしっかりと向き合う
適切なタイミングで報酬を用意することが大切
言葉の報酬を与える
褒められる方が叱られるよりもモチベーションを維持しやすい
結果ではなく、努力過程を褒める
3.なぜ、ウィンウィンが大切なのか
・旅の恥はかき捨て
旅先では知り合いがいないので、恥をかいたところでその場限りで済む
解放感で、恥さらしな行為を行ってしまう
→ 裏を返すと、長く付き合う場合は自分勝手な行動は慎んだ方がいい
・持続的な2者関係で「ゴリゴリの利己主義」は通用しない
互恵性 = ギブアンドテイク が必要
・情けは人の為ならず
他人に親切にすると自分のところに帰ってくるという意味
→ 互恵制を表したもの
・共有地の悲劇
産業革命のときのイギリスの農村部
コモンズという共有地があった
羊毛をとるための羊を放牧
個人のことを考えるならば、自分の羊が多い方がよい
しかし、みんなが行えば、牧草がなくなる
→ 結局、羊を飼えなくなる
社会的ジレンマ
個人の利益 ⇔ 集団全体の利益
・社会的ジレンマの解決方法
管理人を置く
ルールを守れば報酬、破ったら罰を与える
→ アメとムチ作戦が重要
教育を行い、道徳観や価値観を育てる
・別のジレンマの発生
対策コスト
他人への不信感
→ 明確な解決策はない
・利他的利己主義
社会全体の利益になるような行動こそが自分のためになるという考え方
利己的な行動をとりそうになったとき、立ち止まって考えてみる
毎日19時更新の本要約チャンネルさんです。今回の作品では「アンダーマイニング現象」が参考になりました。感覚ではわかっていましたが、モチベーションが高いときには報酬は与えない方がよいは、自分自身にも適応できると思いました。
サムの本解説ch
【15分で解説】眠れなくなるほど面白い 社会心理学
820,497 回視聴2021/01/23
1.社会心理学とは?
・社会の動きや行動の「法則」を解き明かし、理由を研究する学問
個人の心理
集団の中の個人
社会現象・社会問題
→ 対人関係に悩みがある
生きづらさを感じる オススメ
・生きる上での損を減らすことができる
無意識に行っている行動や理由について知ることができる
→ 生きる上で有利になる
2.5つの社会心理学
①認知的不協和
②一貫性の原理
③おとり効果
④はやりの裏側
⑤互恵的利他性
①認知的不協和
・自分の心の中に矛盾を抱えた状態
認知的不協和を無意識のうちに解消しようとする
例 喫煙者
健康に悪いのに喫煙する矛盾(認知的不協和)
→ 我慢するストレスの方が体に悪い(解消)
ブラック企業
報酬が低い
生産性が上がったり、楽しさを感じられる
報酬が低いのに頑張っているという矛盾(認知的不協和)
→ この仕事には価値がある
楽しいに違いなという錯覚(解消)
②一貫性の原理
・人は自分の行動に一貫性を持とうとする
例 行動・発言・態度 など
一貫させたいと思う心理
映画
途中で面白くないと思った
でも、最後まで見ちゃう
キャラ
真面目キャラが定着
ずっと、真面目キャラ
・なぜ一貫性の原理が人に備わっているのか?
⑴ 一貫性のある人の方が信頼されるから
人は社会的な生き物
昔は、コミュニティの一員でいることが生存に不可欠
→ 一貫性があり信頼される個体の方が生き残りやすかった
⑵ 意志決定を簡単にできるから
意志決定には労力がいる
脳のエネルギー節約ために意思決定を簡略化する
→ 一貫性があると意思決定が楽
・一貫性が生じやすくなる場面
他人の注目がある場面
例 人から頼まれて手伝う
2回目以降の頼みを断りずらくなる
「フットインザドアテクニック」という
小さなお願いを聞いてもらう
→ 大きなお願いをする
禁煙
仲間がいたほうが成功確率が高い
③おとり効果
・人は物事を相対的に判断する
例 お弁当
松:2000円
竹:3500円
梅:5000円
→ 竹が選ばれやすい
一番下はダサい
一番上は高い
松や梅はおとり
③はやりの裏側
・はやりは人為的なものがほとんど
売る側の人たちが、はやりを決めている
ターゲット層を決める
→ メディアで広告
数か月から1,2年のスパン
・すべてのはやりが人為的なものではない
作品そのものの面白さ
社会の状況
人為的なバックアップ
・はやりには社会心理が大きく関与している
独自性と同調性
独自性
人と違うことがしたい
自分は特別でありたい
同調性
人と同じことをしたい
仲間外れはいやだ
・独自性の高い人の行動2パターン
⑴ はやりを先取りする
人より早く流行に乗るのが楽しい人
⑵ はやりに逆らう
はやりに乗らないことがうれしい人
・同調性が高い人の行動パターン
はやってきたら自分も乗る
・はやりとの賢い付き合い方
社会現象の仕組みを理解し、自分は合理的に動く
メリットがあるなら、はやりに乗る
メリットがないなら、はやりに乗らない
例 メリット
会話のネタになる
デメリット
時間の無駄になる
⑤互恵的利他性
・人は何かしてもらったらお返しをしたるなる
人は社会的生き物
お返しをする個体の方が生き残りやすかった
・互恵的利他性はものすごく重要
ギバーが得するという結論
ギバー
与える人
テイカー
奪う人
マッチャー
合わせる人
・長期的に見るとギバーが1番得をする
人は似たもの同士で集まる習性がある
ギバーはギバー同士で仲良くなる
→ 長期的に得るものが大きくなる
一人で得られる知識や経験には限界がある
知識や経験をシェアできる
いちばん豊かになりやすい
3.損しないための対策
・学ぶこと
視野が広がる
日々の行動や判断が変わる
無意識に賢い判断、行動が増えていく
知識は潜在意識には存在していて、私たちの行動に影響を与えている
・合理性を磨くこと
合理的な判断の積み重ね
生活が豊かになる
人生の幸福度が上がる
・学ぶ方法
本やYouTube
・合理性を磨く方法
脳の前頭前野を鍛える
賢さ・活力・やる気・集中力・記憶力・論理的思考
客観的思考・行動や感情のコントロール・コミュニケーション
長期的な損得を判断して選択できる
社会的・経済的地位が高くなる傾向がある
・前頭前野を鍛える方法
基本は健康、土台を整える
睡眠・運動・食事
ストレス・禁煙・節酒
→ 脳と体を良い状態に保つ
パフォーマンス向上
価値観をハッキリさせる
頭を使う
例 ボードゲーム
・土台を整えることを軽視している人が圧倒的多数
きちんと整えることができれば、生きる上ですごく有利になれる
論理のサムさんです。今回の作品からは「認知的不協和」を再認識しました。認知的不協和とその解消のために人は考えを変えてしまうことは知っていました。ただし、自分のこととなると客観性を持つことが難しくなります。知っていても難しいので心理学なのでしょうが、少しでもメタ認知力を高めていきたいと思いました。
YouTube図書館
【本解説】図解 社会心理学 眠れなくなるほど面白い(亀田達也 / 著)
7,149 回視聴2021/05/01
1.ネットの炎上が激化する理由
・社会比較説
多くの人の考えが自分と同じであるとわかる
自分の考えに自信をもって強化されること
例 消費税は導入すべきだ
調べてみて賛成が多いと「やっぱり正しい」と考える
・インターネットの世界
自分と同じ考えの人を見つけやすい
みんなでたたき合う炎上が起きやすい
2.なぜ組織に服従してしまうのか
・外面的同調
本心では違うことを想っているのに、周りに合わせて同調してしまうこと
例 みんなでカラオケに行こうと盛り上がっている
家に帰りたいと思っているのに、一緒にカラオケに行く
・外面的同調は服従行動でも機能する
例 企業の組織ぐるみの不正
服従によって起きる事件
・社会的勢力
権威への服従を引き起こす力のこと
⑴ 報酬勢力
報酬を与えることで服従を促す
⑵ 正当勢力
目上の立場を利用する
⑶ 参照勢力
相手の好意や敬意を利用する
⑷ 専門勢力
その分野の専門家であることで服従を起こさせやすくする
⑸ 強制勢力
相手に罰を与える権利を持つ
3.優秀なリーダーの3つのタイプ
・必要なリーダーシップ3つのタイプ
⑴ 交流型リーダーシップ
チーム内の人間関係に気を配る
目標達成のために人々をまとめて導いていく
人との関りを大事にするタイプ
⑵ 変革型リーダーシップ
将来の変化を的確に予測する
メンバーに変化を促す
長期的な目標を提示する
変化・成長・長期的視野を持っているタイプ
⑶ フルレンジリーダーシップ
交流型・変革型の両方の能力を持っている
ハイブリッドタイプ
4.高校野球に熱中するのはなぜか
・社会的アイデンティティ
集団や社会的カテゴリーから捉えた自己認識のこと
例 性別・会社・国籍・出身地 など
・社会的アイデンティティを褒められる
自尊心が満たされる
自分の所属する集団の良い評価を求めている
例 高校野球で自分出身県の学校を熱中して応援する
・自分の所属する集団が評価を得られないとどうなるか
⑴ 集団から離れて別の集団に所属する
例 もっといい高校に入る
もっといい会社に入る
⑵ 努力して他の集団よりも良くしようと考える
社会変動
⑶ より下のものと比較する
社会的創造性
例 うちらよりも、もっと弱いチームもある
うちの会社よりも、もっと給料の安い会社もある
5.良い関係にはバランスが必要
・人間はバランスがとれていないとストレスを感じる
例 自分は犬が好き
でも、好きな異性は犬が嫌い
→ 同じものを好きになってもらえないとストレス
・バランスがとれていないときの3つの対処法
⑴ 対象に対する自分の態度を変える
例 自分も犬を嫌いになる
動物には好き嫌いがあることを認める
⑵ 相手に対象への態度を変えてもらう
例 相手に犬を好きになってもらう
⑶ 相手との関係を解消する
例 相手と別れる
6.報酬の公平な分配方法4つ
・報酬を分配するときに不公平感がない方法
⑴ 貢献度に応じて分配
衡平原理
業績に基づいて支払われる成果給
競争のある集団に適している
⑵ 全員均等に配分
平等原理
全員、一定額の給与
チームワークが良く、共同関係を重視する場合に適している
⑶ 報酬を必要としている程度に応じて分配
必要原理
福祉目的や家族などの集団に適している
⑷ 最も高い業績を挙げた人に全てを与える
独占原理
多作のYouTube図書館さんです。今回の作品は「報酬の公平な分配方法」に興味を持ちました。私も集団をまとめる立場に立つことがあるので、何らかの報酬を与えることがあります。4つのどのパターンなのかを考えてみようと思いました。
今日のアクションプラン
・報酬の公平な分配方法の4つのどれが使われているのかを考える
今日のアクションチェック
⑴ 貢献度に応じて分配
ボーナスのシステムが近いと思いました。しかし、評価の方法の妥当性が問われると思います。
⑵ 全員均等に配分
配給システムを連想しました。年功序列賃金制度も近い考え方ですね。
⑶ 報酬を必要としている程度に応じて分配
家庭内の食事で多く食べたい人にたくさん盛るというイメージです。給与ではなく、手当に当たる部分が近いです。
⑷ 最も高い業績を挙げた人に全てを与える
スポーツの賞金トーナメントをイメージしました。ゴルフの賞金など、優勝賞金が大きいのでこれに近いのではないでしょうか。
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