ニーチェを知らない人がいる
・哲学を学べば最初に学ばざるを得ない人 フリードリヒ・ニーチェ
神は死んだ
奴隷道徳
力への意思
超人思想
永劫回帰
厨ニ病フレーズをこの世に残していった哲学の狂人
・ニーチェはマコなり社長の師匠
岡本太郎さんが影響を受けたのがジョルジュ・バタイユさんという哲学者
バタイユさんが影響を受けたのがニーチェ
「人間のあるべき生き方」に対する最終的な結論がマコなり社長と同じ
`高校時代に「ツァラトゥストラ かく語りき」を読みました。 『ツァラトゥストラは こう言った』 の古い訳本になるのでしょう。
高校時代の私は、不安定で孤独な少年でした。今もいませんが、当時も友達はいなかったです。そんな私は強さに憧れました。肉体的な強さでは「中国拳法」、精神的な強さでは「超人」です。
「ガッツ乱平」というマンガがあり、その中の登場人物で主人公のライバルとして完璧な人物の九鬼正平が出てきます。九鬼正平が超人思想を語っていた気がするのですが、今となっては記憶が曖昧です。
弱さゆえに「強さ」に憧れ、孤独ゆえに「孤高」でありたいと願いました。でも、超人になれない自分は、キリストにも惹かれていき、三浦綾子さんの「旧約聖書入門」「新約聖入門」も読んでいるという両極に振れた高校時代でした。
哲学をなめてはいけない
・人間の世の中で一番影響力があるのは思想
人間は目に見えない概念を信じることでここまで発展することができた
どのような目に見えない概念を持つかで生き方が変わってくる
お金や権力は求めてもキリがない
幸せに生きたいのであれば、求めるのは思想
・歴史に名を残した哲学者たちは、新しい価値観・思想を提示した人たち
その中で最も衝撃的な価値観を残した人がニーチェ
私に影響を与えた哲学者の思想として、フッサールの現象学があげられます。しかし、哲学としての現象学に興味を持ったわけではなく、笠井潔さんの「哲学者の密室」に出てくる主人公、矢吹駆の得意とする思考法だったからです。
矢吹駆の思考法は現象学的本質直感という方法で、フッサールの現象学をもとにした現象理解から本質を導き出す思考方法でした。正直、よく理解できていたわけではなく、カッコいいという部分が大きかったです。
本質直感の例えとして語られていたことは「円」についてでした。「円」は子供でもわかります。しかし、説明することは難しいです。これは本質を直感しているのだという説明があったように思います。
久しぶりに笠井潔さんの「 矢吹駆 シリーズ」を読みたくなりました。
ニーチェは早すぎた大天才
・ニーチェは勉強がメチャクチャできた
20代半ばで大学教授になるという快挙
・しかし、そこから転落していく
書籍は全く売れない、授業は人気がない
激しい頭痛、発作的に目が見えなくなる
ズタボロの人生の中で『ツァラトゥストラは こう言った』を生み出した
・ニーチェは『ツァラトゥストラ』を聖書の代わりにしようとしていた
結果は、ビビるほど売れなかった
気合を入れ過ぎて、4部構成にしたが1部から大ゴケ
・しかし、ニーチェは『ツァラトゥストラ』のスピンアウト本を書き散らかした
精神病院で最後は肺炎で55歳で亡くなる
死後にニーチェの評価は高まって世界中の人が取り上げるようになる
・内容があまりにも先進的すぎた
当時の人に受け入れられるのは不可能な内容だった
今なら受け入れられる
今がニーチェを学ぶべきベストタイミング
「ツァラトゥストラ かく語りき」は高校時代に読んだ本で、理解して読んだというよりは、憧れて読んだ本です。内容はほとんど覚えていません。
ニーチェの思想ではないのですが、すごく印象的に覚えていることがあります。キリスト教側からのニーチェへの反論です。「神は死んだ」と言ったニーチェは、狂って死ぬという哀れな末路をたどりました。それは「神が死んだ」と言ったことに対しての天罰であるという考え方です。
その当時の私は、短絡的にキリスト教を求めたことを覚えています。
神は死んだ
・ニーチェが生きていた時代最も勢いがあったのがキリスト教
神は死んだとは、もう宗教や見えない力にすがる時代は終わったということ
・『チ。-地球の運動についてー』というマンガがめちゃくちゃ面白い
天動説・地動説の話
・科学の発達でいろんなことが理屈で説明できるようになった
特別宗教を信仰しているわけではない日本
100年前にニーチェは「神は死んだ」と主張した
「神は死んだ」とは、「キリスト教の信仰は信ずるに値しない」という意味であり、それとともに「絶対的な視点は存在しない」という意味でもあります。
ヨーロッパのキリスト教信仰によって、いかに生きるべきかという視点が固定されていた人々への、発想の転換を迫ったのです。
あまりに先進的すぎたニーチェ。その孤独はどれほど大きかったでしょうか。
奴隷道徳
・キリスト教は強いやつらを憎んで自分を慰めたいだけ
キリスト教は貧しい者こそ幸せになれるという価値観で広まった
苦しい生活に意味を見出したキリスト教
強いやつは最後の審判で裁かれる
・嫌なことがあっても受け入れる道徳観をニーチェは「奴隷道徳」と呼んだ
人を叩くことで自己肯定感を満たそうとする
誹謗中傷はこれから先もなくならない
ニーチェは「強くなる努力を怠り卑屈になってはいけない」と言っている
ニーチェは、「奴隷道徳」に対する概念として「君主道徳」を挙げています。君主道徳では行為が「良」と「悪」に分けられるのに対し、奴隷道徳では行為が「善」と「悪」に分けられます。
君主道徳の主な特徴は自己肯定、傲慢、主動であるのに対し、奴隷道徳は自己否定、謙遜、慈悲です。
ニーチェは、君主道徳を勧めると同時に、奴隷道徳の中の精神力を学ぶ価値もあると主張したのです。
ニヒリズム・末人
・神が死んだ世界で人々はどうなってしまうのか?
ニーチェは「人々はニヒリズムに陥る」という
「生きる意味・目的なんてない」という考え方
・ニヒリズムを極めた人の姿を「末人」と称した
ただひたすら時間をつぶすだけの人生を送る人間のこと
ニーチェは「絶対末人にだけはなるな」といった
世界に意味を与えてきた神を否定し、目的も意味もない世界で生きることを受け容れるという、積極的に生を肯定するニヒリズムの態度を「積極的(能動的)ニヒリズム」といいます。
ニーチェは積極的ニヒリズムの下、自らを創造的に展開していく「超人」になることを主張しました。
超人思想
・末人にならないためのニーチェの答え
「超人になれ!」
超人とは、自分の人生を肯定できる人のこと
・ニーチェは、あらゆるものに対して絶対的な価値観はないと考えた
すべてのものは移り変わることを受け入れられない人は絶望する
そんな中で前向きに生きられる哲学を作ろうと考えたのがニーチェ
・超人に至るまでのステップ
①ラクダ
自分を鍛え上げて強みを獲得する
②ライオン
強みを確立し、自分のスタンスをはっきり示し言いたいことを言えるようになる
③幼い子供
自分の想像力に任せて無邪気に今この瞬間を肯定して生きる
・人間は生きるながらにマックスに幸せだというマコなり社長の主張と同じ
ニーチェは、人間は弱い存在であり、自分の弱さをごまかすためにキリストや哲学を考え出してきたとしました。
それらを克服して自分に誠実に、強い精神を持って積極的に生きる人間のことを「超人」と呼びました。
永劫回帰と生の絶対肯定
・永劫回帰
人生はずっと同じループを繰り返しているという考え方
このように人生をとらえると幸せに生きられるという仮定の考え方
未来を期待して生きるのはやめようということ
・未来に期待する = 絶望的に生きること
生きる意義を見出すには「今この瞬間を強く肯定する」こと
今を肯定できる人をニーチェは「超人」と呼んだ
・この考え方もマコなり社長の主張と同じ
マコなり社長 = 超人
超人とは、幸せな人生が確定した人
「永劫回帰」とは、最後の審判を否定し、世界に意味はなく、そして何度も繰り返されるという思想です。
また永劫回帰はすべての存在に意味がないとするため、ニヒリズムの極致であるともされます。
メッセージ
・世界に超人を増やすことがマコなり社長の夢
超人を目指すのに必要なのは勇気だけ
大切なのは行動すること
・本当にやりたいこと、続けてはいけないと思っていることを今すぐ、今日行動に移そう!
昨日、思い通りに行かないことがあり、嫌な夢を見て、眠れなくなってしまいました。1年間かけて、いろんなことを学んできたつもりでした。しかし、些細なことでダメな自分を発見してしまいます。
ニーチェの思想は「そのような自分も肯定して生きよ!」「生きるとはこの瞬間のことである」と考えさせてくれました。
考えて立ち止まるのではなく、行動します。
今日のアクションプラン
・自分の価値観にしたがって、立ち止まらずに行動する
今日のアクションチェック
立ち止まらずに行動するため、サウナランキング作成に向けての実地調査に行ってきました。
しかし、そのサウナ(温泉)が今月末で閉鎖されることが分かりました。最後にサウナに入れたことは嬉しかったのですが、ランキングに入れても誰のためにもなりません。
お蔵入りになりそうですが、レビューだけはしておきます。
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