問題意識
・雑談に問題意識を持っている人はいない
だから、雑談が上手くなる努力をしない
・社会人としての価値を下げている
・雑談は、持たざる者の最強の武器
・上手い雑談は、偉い大人と話したときに「めっちゃ、いいやつだな」と思ってもらうことができる
人の信頼を得る最強のスキル
・雑談ができない人は仕事が出来ない
・いついかなる時も明るくて元気なコミュお化けにならないといけないという誤解
必要なときだけ雑談力を発揮すればよい
・雑談力が必要な場面では、自分の中のスイッチを押す
人格を切り替える
雑談力は目的が達成できればいい
・スイッチを押して雑談力マックスで話した後は、メチャクチャ疲れる
でも、相手がどう思うかを優先するのが仕事
私は雑談が苦手です。職場では、ほとんど同僚と話すことはしません。しかし、業務上コミュニケーションの必要な仕事なので、仕事として話すことはあります。そのときは、マコなり社長の様にスイッチを入れて頑張るようにしています。
50代になり、年齢を重ねることによって、年上の人と話すことが少なくなりました。年下の人としか話さないのであれば、雑談は楽です。年上の人とは気を使うレベルが違います。
今、一番雑談が苦手な対象は、女性です。話すときに、とても気を使ってしまいます。女性は大きく2つのグループに分かれて、比較的話しやすい人たちと話ずらい人たちです。
私が苦手なタイプは、ズケズケと突っ込んでくる人です。ラフなコミュニケーションをすることを仲良くなることだと勘違いしてしまっています。そういうタイプの人たちとは、一線を引いて近づきません。その方が、お互いに不愉快な思いをしないで済みます。
最近は、私がICT関係で尖った仕事をするようになり、ハロー効果が働きました。一定の敬意をもって接してくれるようになったのです。
自分のやるべきことを貫くことの大切さを実感しました。
無知な話題に興味を示さない
・相手がよく知っていて、自分がよく知らないことは、その人が普通の人とは違う強い関心を持っている可能性が高い
・テンション高く、熱く語ってくれる可能性が高い
・自分が無知な話題が出てきたら、チャンス
・何も知らない人に話すのが疲れるのではない
興味がないように見える人に話すことがつらい
・人は、知りたいと思っている人に話すのは大好き
教えるというのは、自分の価値を感じられるアクションの1つ
・無知な話題でも、前のめりに「質問」しよう!
・無知なことに関しては、自分が知っていることよりも関心を寄せるようにする
常に興味を持つように意識しておくこと
・雑談力上級者は、自分と意見が異なる人に対しても強い興味を示せるようになる
雑談力について考えてみました。
雑談力がある人の3つパターン
①聞き上手
②話し上手
③「聞く」「話す」を相手によって使い分ける
【シーン別】雑談のコツ
①「初対面の人」との雑談のコツ
②「すでに面識がある人」との雑談のコツ
①「初対面の人」との雑談のコツ
会話の糸口は、相手の持ち物や一緒に体験しているものなど、ささいなことから始めます。そして、無理に自分から話そうとせず、上手く相手に質問をすることが大事です。
質問には、大きく「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」の2種類があります。
「クローズドクエスチョン」とは、「はい」「いいえ」の二者択一で相手が明確に答えられる質問です。それにたいして、「オープンクエスチョン」とは、回答の範囲を限定せず、相手に自由に答えてもらう質問になります。
初対面の場合は、クローズドクエスチョンで簡単に相手が答えられるところから始め、徐々にオープンクエスチョンに展開しながら聞き出していくといった流れがオススメです。
②「すでに面識がある人」との雑談のコツ
すでに面識がある人との雑談は、相手に関する情報を上手く活用しながら、会話をしていきましょう。
そのため、「相手に興味を持つ」「相手のことを観察する」「相手のリアクションをみる」「過去に話した内容を覚えておく」を心掛けます。
そして、相手にとって心地の良い間や距離感をつかむことも大事です。
沈黙を嫌がる
・一生懸命しゃべってしまうことは、逆効果
・沈黙は有効な雑談テクニック
・ピークエンドの法則
人間は、最も感情が動いたピークの場面と一番最後の場面だけで全体の印象が決定するという法則
・雑談にもピークエンドの法則が適用される
・沈黙だけで印象が悪くなることはあり得ない
一生懸命話そうとすると早く話すことになり、ピークが生まれにくくなる
・雑談のピークは、相手の話に強く共感したり、笑ったりすること
自分の話ではなく、相手の話を起点にする必要がある
相手の発言を引き出すのに適度な沈黙は効果的
・意図的に沈黙で話を引き出し、強く共感したり、うなずいたりする
話をしている人は、話すことがメチャクチャ楽しくなっていく
ピークエンドの法則について考えてみました。
ピークエンドの法則とは、最も感情が動いたとき(ピーク)と、一連の出来事が終わったとき(エンド)の記憶だけで、全体的な印象が決定されるという法則です。つまり、「ピーク」でも「エンド」でもない細かい記憶は、全体的な印象にほとんど影響を与えません。
対人関係でのピークエンドの法則の活用法
①急いで立ち去らない
②入り際は腰を低く、去り際は堂々と
③感謝の気持ちを伝える
ピークエンドの法則は、人に好印象を与えたいときに利用できます。特に「エンド」の部分、つまり「別れ際」の振る舞いに気を配ることが大切です。なぜなら、どこを会話の「ピーク」だと捉えるかは相手しだいですが、「エンド」の印象ならばコントロールできるからです。
①急いで立ち去らない
用件が終わったからといってすぐに立ち去ると、早く相手のもとを離れたいかのような印象を与えるため、「この場にいるのが嫌なのかな?」と思われてしまいます。
②入り際は腰を低く、去り際は堂々と
別れ際には、できるだけ堂々と振る舞いましょう。相手が顧客や目上の人だと、ついペコペコと下手に出てしまい、弱々しい印象を与えてしまいがちです。
③感謝の気持ちを伝える
言葉で感謝の気持ちを伝えます。ただあいさつをして別れるのではなく、ちょっとしたことでもいいので、相手への感謝や褒め言葉を伝えるようにすることが効果的です。
しっぽを振っていない
・しっぽを振るは、相手の防御を一段階下げることができる技
・しっぽを振るとは「あなたと話せて本当にうれしい」という喜びの気持ちを示すこと
・人間ができる「しっぽを振る」行為
①全力の笑顔
②ハイテンション
③大きな身振り手振り
④声の抑揚
⑤褒め散らかす
・オーバーリアクションは、相手に引かれると思うかもしれないが大丈夫
・やってはいけないこと
①タメ口をきいたり、呼び捨てにしたり、いきなり距離を縮める
②相手のやっていることを評価する
③求められていないアドバイスをする
④相手に会話のボールを投げ返さないで話し続ける
・覚えてほしいことは「雑談力とは、しっぽを振ること」
オーバーリアクションについて考えてみました。
「オーバーリアクション」とは、物事・事柄に対しての反応が必要以上に大袈裟であることです。
オーバーリアクションをするときの5つの心理
①緊張を隠したい
②習慣になっている
③気に入られたい
④淋しい気持ちがある
⑤強い人を演じたい
①緊張を隠したい
人には、緊張をしている自分ではなく、堂々としている自分でいたいという思いがあります。できれば緊張したくないと思うので、わざとオーバーリアクションをして気持ちを切り替えようとするのです。
②習慣になっている
特に周りから指摘されていないので、オーバーリアクションをこれでいいだろうと思い込んでいるです。習慣や癖は誰にでもあるものですが、過度になると自分は良くても相手に迷惑をかけてしまいます。
③気に入られたい
相手から気に入られたいという思いを持つと、オーバーリアクションをする心理がはたらきます。相手がこうすれば喜んでくれるだろうと思い込んでいるのですが、そうとは限りません。こういう時こそ、落ち着いて対応をするように心がけたいですね。
④淋しい気持ちがある
淋しい気持ちのときに、どうすれば、周りが自分に関心を持ってくれるのか分からなくなることがあります。そのときに、ひとまずオーバーリアクションをして、周りの気を引こうとするのです。
⑤強い人を演じたい
人に対してある程度大きな声で話せると、気持ちが強い人のように思われやすいものです。このため、オーバーリアクションをして自分は性格的に強いと見せようとします。
メッセージ
・雑談は、メチャクチャきつい
・相手の都合・気持ち・立場、相手をすべてにおいて優先すること
・雑談力を発揮しないければいけないときは、疲れることだという覚悟を持って臨む
それをできる人だけが、たくさんの人を巻き込んで大きな仕事をできる
価値が高い愛される人間になれる
「相手を全てにおいて優先すること」で思い出すのは、卓越論です。
卓越論は、「ハイパワーマーケティング」という本の中に出てくる考え方。以前、「ハイパワーマーケティング YouTube動画比較」を行いました。
卓越論とは「相手のニーズを、あなたのニーズよりも常に優先させること」です。卓越論は、自分の身を切って相手に尽くすような難しいものに感じるかもしれません。しかし、それは違います。実は、とてもシンプルで簡単なマインドセットに過ぎません。
卓越性を身に着けることは難しいことではありません。あなたがこれまで愛する家族や友人に接してきたように周りの人と接するだけです。
個人的には、常に周りの人すべてを愛する人の様に接することには、難しさを感じます。しかし、マインドセットとして持つことは大切です。現実ではなく、理想を目指していきましょう。
今日のアクションプラン
・自分ではなく、他人を優先する
今日のアクションチェック
他人を優先するために、自分を優先している行動を考えました。すると、ながらで話を聞いている自分を発見したのです。そこで、ながらで話を聞かないように、手を止めて相手の方を向いて話を聞くようにしました。
話を聞くのが下手なので、「Iメッセージ+質問」や「オウム返し」を使いました。
相手のことを尊重し、理解に徹することができるように努力していきます。
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