おもしろいとは
・おもしろい紹介動画を作るために、どんなことを心掛けたらいいか?
・おもしろいって何?
ほとんどの人が「おもしろい」をなんとなくでしか理解していない
・相手の心をつかんだり、おもしろいと思ってもらえたり、人気のYouTubeチャンネルを作れたりするかもしれない
・分かるとできるには大きな隔たりがある
全く分からないと分かるの間にはもっと大きな隔たりがある
・人を魅了するコンテンツを作るために絶対にしておくべき法則
・スピーチや動画、企画書を作るときに必ず役立つ
「おもしろい」とは何かについて考えてみました。
「おもしろい」という言葉は、いろいろな意味で使われています。基本的に「おもしろい」という言葉は、笑顔を連想させます。それは楽しいもの、好ましいもの、自分が欲しかったもの、満足できるものに対する感想です。大きく分けると、笑えるような「おもしろさ」と、興味をそそられる「おもしろさ」があるように思われます。
見ただけ、聞いただけで笑えるようなものを「おもしろい」という場合、これは「おかしい」と同じ意味です。人が笑うのは、泣いたり怒ったりするよりも良い状態のときでしょう。「おもしろい」は幸せを連想させる感情なのです。
なにかにハマっている状態のとき、人はそれを「おもしろい」と感じます。この「おもしろい」は、ギャグで大笑いする「おかしい」とは明らかに違う状態です。難しい問題に直面したとき、真剣に考えることを「おもしろい」と思う人たちがいます。
少しニュアンスが違う「おもしろい」もあります。「珍しい」、「趣がある」、「気持ちが良い」といった意味で、「おもしろい」と使うときです。共通するのは、どれも自分にとって好ましい状態だということです。ほかの言葉を使うなら、「満足」が近いかもしれません。
人を夢中にする黄金法則とは
・「緊張と緩和」を絶えず起こし続けること
・「先が気になる!」「どうなるの?」とドキドキさせることが緊張
・緊張がほぐれることが緩和
・YouTubeの動画や漫才も緊張と緩和が作用している
・緊張と緩和を細かいスパンで繰り返すことで人を夢中にさせる、おもしろいになる
・ゲームの面白さに普遍的な法則はあるのかと考えた
・あらゆる分野で応用できる鉄板の法則だということが分かった
モテる人は、緊張と緩和の絶妙なバランスを保っている
この動画のようなお勉強コンテンツも緊張と緩和をうまく使わないとものすごくつまらなくなる
・冒頭で話を聞く価値を強調 → 緊張
イメージしやすい具体例の話 → 緩和
「緊張と緩和」は、お笑いでも使われています。お笑いにおける緊張と緩和について考えてみました。
人は快感を得る時に、緊張から解き放たれて緩和します。その「緩和」の部分が笑いです。そして笑いには段階があって、大きく分けて3段階に分かれています。
笑いの3段階
①緊張の大緩和
②喜びの笑い
③笑い
①緊張の大緩和
一番根底には「緊張の大緩和」があります。これはいわば、「悟り」 のようなもの。常に笑いがある状態、永遠に続く緩和なのです。
②喜びの笑い
大緩和の上には「喜びの笑い」があります。これは、「やったー!」という喜びの表現です。これも大きな笑いであり、喜びは長い笑いになります。
③笑い
そして一番上には、我々がいつも言っている「笑い」があります。これは時間的に言えば一番短いです。その時だけの瞬間の笑いになります。
笑いの4つの分類
①知的な笑い『変』
②情的な笑い『他人のちょっとした困り』
③生理的な笑い『緊張の緩和』
④社会的・道徳的な笑い『他人の忌み嫌うこと』
①知的な笑い『変』
緊張が勝ちすぎていると緩和しません。緊張が勝ちすぎると「笑い事ではない」となってしまいます。普通であることから少しズレるが『変』です。少しのズレが笑いを誘います。
②情的な笑い『他人のちょっとした困り』
『困り』が緊張、困っていないのが緩和です。しかし、自分が困ると笑えません。だから他人事でないといけないのです。いくら他人事といえども、人間には共感能力があるから『ちょっとした困り』でなければ笑えません。
③生理的な笑い『緊張の緩和』
①も②も全ては生理的なものだから結局はこの③に当てはまります。友人同士で変な顔をして笑わせることを考えてみましょう。ふざけているというのがわかったら面白いですが、全く知らない人が急に目の前で変な顔をしてきても怖いだけでです。信頼があるときだけ笑いは生まれます。
④社会的・道徳的な笑い『他人の忌み嫌うこと』
要はタブーに触れるということです。毒舌芸人ど言われている人の笑いはこの系統になります。毒舌を言った後の相手のリアクションによっては、緊張が緩和しない場合もあるでしょう。しかし、相手が笑っていたり、冗談として通じていれば緩和されて笑いになります。
仕事では「緊張と緩和」の法則を活用する
・分かりやすい伝え方や資料を作ることに関心がある人
分かりやすいだけでは人は動かせない
人は論理ではなく感情で意思決定している
・結論ファーストは、つまらない
緊張と緩和を入れたほうが、興味を持ってもらえる
・バランスをとるための2ステップ
①徹底的に結論ファーストの分かりやすいだけの文章を作る
②どうやって期待感をあおって、緊張させることができるかを考える
・チラ見せドリブンも有効
・意思決定が必要な場面では、場が和み始めるまでは常にわかりやすさだけを優先する
・クリエイティブなことを決めるときは、緊張と緩和をうまく使ったプレゼンがよい
クリエイティブなことは、感情で決まることが多い
・シチュエーションに合わせて、使い方をチューニングする
仕事での「緊張と緩和」について考えてみました。
仕事で成果を出すために必要な緊張度は、人によって違います。
普段はすごくいい仕事をするのに、重要な商談になると失敗し、うまくいかないという人がいます。こういう人は緊張に弱い人。いわゆる「本番に弱い」タイプです。
逆に、普段はやる気がないように見えるけれど、ここぞという商談では、ビシッと決めてくる人がいます。こういう人は、緊張に強い人。いわゆる「本番に強い」タイプです。
両者には、メリット・デメリットがあるので、一概にどちらがよい・悪いということはありません。大切なことは、まずは、あなたが仕事で成果を出すためのベストな緊張状態を知ることです。
緊張を緩めたい人は、「1分間、目を閉じる」ことを試してみてください。目から何も情報が入らない1分間があるだけで、緊張を緩めることができます。
緊張を高めたい人は、「密着取材されている気になってみる」ことを試してみてください。「見られている」という意識・人からの視線は、適度な緊張を与えるので人を成長させてくれます。これを心理学では「ピグマリオン効果」といいます。
ぜひ自分にあった「適度な緊張」を把握して、日常生活で生かしてみてください。
明日から応用していこう
・「緊張と緩和」は、誰もが明日から活用できる黄金法則
日常のコミュニケーションでも使える
「え、どういうこと?」と相手に思わせればよい
・話の上手い人は、起点を作って緊張感を生み出すのが上手い
声や表情も使うので、ますます興味がわく
・相手の話をあえてスルーして話題を切り替えたりするといい
そして、急に相手の話を真剣に聞いて質問する
緊張と緩和が繰り返されてメロメロになる
・人がはまっているものがあれば、どのような仕組みで緊張と緩和を作っているか考え見るとよい
私自身は、緊張と緩和をうまく使えていません。どちらかというと、緩和が多めで、緊張が少なすぎる感じです。人に何かを指摘したり、叱ったりすることが苦手です。ですから、いわゆる舐められるという状態になることもあります。
そこで意識しているのが、集団と個人での緊張と緩和の切り替えです。集団に接するときは厳しく、真面目に対応します。会議やプレゼンの場面です。時には、熱く理想を語ります。個人に話すときには、どうしてもゆるく、やさしくなってしまうので、集団に対応するときにギャップを作るのです。このギャップによって「いざとなったら、違う態度をとられるかもしれない」という緊張感を作ります。これで個人で話すときにも少し距離を置くことができるのです。
最近は、この効果が強く出てしまって、怖い人と思われている節があります。日常のコミュニケーションで意図的に、ダメな自分を見せることも必要になってきているのでしょう。
基本的には、他人はコントロールできません。しかし、あまりに他人に無関心は、他者貢献からは遠い考え方です。人付き合いでは、バランスも大切だと思います。
今日のアクションプラン
・緊張と緩和を仕事でのコミュニケーションに活かす
今日のアクションチェック
人に会わなかったので、コミュニケーションがありませんでした。
今日も昨日に続いて、明日からの仕事でつかえるGoogleフォームでの問題作りを行いました。
どれくらい使えるのかは、未知数なので明日の実施が楽しみです。
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