アイディアが湧き出るブレスト会議法
・3人~6人くらい
・ブレストの4ステップ
①ブレストのテーマを決める
②ポストイットに1枚1アイディアで書きだす
③一人ずつ読み上げながらグルーピングして貼る
④一人ずつ「これいいな」と思ったアイディアを発表&議論
・これをやってよいアイディアが出なかったことがない
ブレストとは、「ブレーンストーミング(Brainstorming)」の略です。アレックス・F・オズボーン氏によって考案された会議のやり方です。
一つのテーマに対して、複数の人が、自由に意見を出し合う事で、新しい発想や問題の解決方法を導き出す手法です。
人数に制限はありませんが、5~7名くらいが好ましく、テーマは、事前に知らされていることが望ましいと言われています。
ブレストの4原則
①結論を出さない
②自由奔放
③質より量
④結合、便乗、連想
①ブレストのテーマを決める
・「そんなの無理だよ!」と思うくらい大胆なテーマにする
・ブレストをやるのは、 非連続のアイディアを出すため
・1分時間をとってテーマを出し合うのもよい
原則の②自由奔放に関連します。
みんなが思いつく意見より、誰も思いつかないような奇抜なアイデアや不可能と思われるユニークなアイデアを重視します。
非連続のアイディアという言葉から、ラテラルシンキングが思いつきました。
ラテラルシンキングとは、問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、「物事を多角的に考察する」「新しい発想を生み出す」ための思考法のことです。日本では水平思考と呼ばれます。
ラテラルシンキングの5ステップ
①不満に気付く
②なぜ?
③ならば
④どうやって?
⑤前提を疑う
ラテラルシンキングのコツ
①前提を疑う
②見立て、抽象化
③セレンディピティ(「偶然に出会う」「想定外のものを見つける」「運をつかみ取る」)
②ポストイットに1枚1アイディアで書きだす
・便利なデジタルツールはたくさんあるが、ポストイット最強
・ポストイットをめくるときは下からめくらず、横からめくるときれいに貼れる
・ポストイットにテーマにそって1枚1アイディアで書いていく
・1人4~5枚、書く時間は3分程度
・ポイントは、無理かなと思えるアイディアでも遠慮せずに書くこと
③質より量に関連します。
考え抜いた意見よりも思い付きのような意見を尊重します。様々な角度からの意見を取り入れることが大切です。
ポストイット活用術について考えてみました。
①企画書のたたき台
②レシピノート
③使い切ったふせんを使ってお掃除
④「付箋+ノート」で情報整理
最近、紙に印刷したものを付箋のように貼ったり、はがしたり出来たらいいなと言うことがありました。そこで、探してみるとありました。「貼ってはがせる両面テープ」です。他社製品もあったのですが、値段が手ごろな「ニチバン 両面テープ ナイスタック 弱粘着タイプ」を購入しました。
普通の紙がポストイットになります。印刷したものを貼ったり、はがしたりするときに本当に便利です。
③一人ずつ読み上げながらグルーピングして貼る
・時計回りで発表する
・大事なポイント2つ
①読み上げながらポストイットを貼る
参加者の注目
遠くから見えにくい場合も読み上げるほうが楽
②貼るときにグルーピングする
アイディアのカテゴリーがわかる
思考が整理される
④結合、便乗、連想に関連します。
他の人のアイデアに便乗したり、そこから連想して発展させて新しい発想を広げていくことが大切であるとされています。
グルーピングと言えば、KJ法です。
KJ法とは、バラバラに集められたたくさんの情報の中から必要なものを取り出し、整理や統合を行うための手法です。川喜田二郎氏が考案した技法で、川喜田氏のイニシャルをとって“KJ法”と名付けられました。
KJ法の4ステップ
①ブレストの実施とカードの記入(単位化)
②グルーピング(統合化)
③並び替え(図解化)
④言葉にする(文章化)
④一人ずつ「これいいな」と思ったアイディアを発表&議論
・時計回りに一人ずつ「良いと思う」アイディアを推薦して発表
・発表者の隣の人が発表者の推薦アイディアに対して「感想」を言うルールにする
いつも意見を言う人が固定されることを避けるため
全員に発言の機会が生まれる
・議論のときに絶対にやってはいけないのは、断定的な否定をすること
前向きな反対意見を言う
・1つのアイディアに対して5分くらい議論
まとまるのであれば担当者と期日を決める
・ブレスト会議の隠れた利点
参加している皆の仕事が楽しくなる
・部下のモチベーションが上がらない理由は、自分の存在価値を実感できないから
・全員発言することで、自分の存在価値を実感できる
①結論を出さないに関連します。
自由なアイデアを出すことが目的のため、この段階で結論や判断を出さないとされています。マコなり社長の場合は、結論を出すこともありとされています。
マコなり社長のやり方の特徴は、この発表方法にあります。
「全員が話す」「全員が考える」ことが仕組化されています。アイディアを出すための手法ではありますが、そこに発表留守事での緊張感と、参加することでのモチベーションの高まりを加えています。
我社でもブレスト+KJ法による研修は行われていますが、この発表部分についてまでは具体化されていませんでした。次回の研修では、「読み上げる」「付箋を貼る」「隣の人が感想を言う」というやり方を取り入れていきたいです。
今日のアクションプラン
・研修でのブレストのやり方を整理する
今日のアクションチェック
研修でのブレストの整理は、実際の研修の前に行うことにしました。
ブレストで付箋を使うやり方ですが、Googleジャムボードを使うことはできないかと考えています。
付箋を使ったやり方では、記録として残すときにデジカメで写真を撮ることになります。しかし、それでは、後日整理するときにパソコンに打ち込む必要が出てくるのです。
付箋の部分をデジタル化できれば、パソコンに打ち込む必要がなくなります。まずはやってみて、メリット・デメリットを整理したいです。
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