偉大な哲学者に学ぶシリーズ
・テクノロジーの進化で世の中の流れがすごく早くなった
・インターネット、SNSで個人の力が強くなった
・良い会社に就職できれば一生安泰という価値観は、消し飛んだ
・自由な働き方を求めている人がすごく多い
・9割の人が自由に生きるということに対して「大きな勘違い」をしている
自由に生きるというと、フリーランスをイメージします。フリーランスの大変さについて考えてみました。
フリーランスの大変なところ
①収入が不安定
②自ら営業・経費計算
③セルフコントロール
④オン・オフの切り替え
⑤機材や備品の管理
⑥スタッフは一人
⑦相談できない
⑧キャリアビジョンが不明確
⑨次の仕事の目途
⑩体調を崩す不安
⑪働ける期間
⑫家族を養えるか
⑬福利厚生がない
こうやって挙げてみると、自由な働き方の大変さが実感できます。
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」
・「自由になれば、それだけで幸せになれる」という勘違い
・自由になることは、楽ではない
自由になって、幸せ一色ということもない
・エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」
①人々は、自由な人生を苦労して手に入れた
②なのに、それを放棄して誰かに服従しようとする人たちが大勢いる
③なぜ自由なのに服従を選ぶのか?
それは人間にとって「自由」とは、とても孤独でキツイことだから
・自由という権利が認められたのは、ほんのここ数百年のこと
・王様や地主が弱い立場にいる人たちを支配する構図
「革命」~ 弱い立場の人たちが支配する人たちをひっくり返すことが歴史上何度も起きてきた
・どんな思想をもって、どんな発信をしてもいい
思想の自由、言論の自由を保障されている
それはいいことのはずだが、それを放棄して服従することを選ぶ人たちが沢山いる
・ナチスドイツのファシズム
国家と民族が絶対、個人の自由や権利はどうでもよいという乱暴で危険な思想
それを許してしまった。なぜそんな逆行したことをしたのか
・自由とは、孤独でキツイことだから
誰かの指示に従う、自分で考えなくてよいということは、すごく楽なこと
「自由からの逃走 YouTube動画比較」は以前行いました。
その中で、現代の逃避問題についても述べられていたので、考えてみます。
現代では、外部からもたらされた情報(TV・新聞・SNS)を自分の考えだと思い込んでしまいます。このように、内的外的な圧力を自らの決断と見なすことを「機械的画一性」と言います。
「現代の教育は、上からの感情・思想・願望のために、子供の自主性を排除することをねらいにしている」と書かれていました。
表現は難しいですが、要は学校では、自主性のないサラリーマンを育てていると言いたいのだと感じました。
今の学校でも、「お金や株」と「社長になる方法」は教えていません。日本では、「格差が拡大している」「新しい企業が育たない」と言われています。その根本の原因は、教育にあるという指摘は同感です。
学校は、未だアナログであり、変化していません。優秀だと言われている日本の義務教育も見直さなければ、世界から取り残されてしまいます。
人に服従しやすい人間
・権威に服従しやすい性格の人たちを「権威主義的性格」と名付けた
偉い人たちにはペコペコ従うが、下の人たちには見下して高圧的な態度をとる
他人に依存しないと生きていけない人
・最近は、人に服従するだけで自由を求めない人は減っている
みんな自由の仮面を被っている
価値観として、組織や権威に従って生きることはダサいことだと広まっている
・ほとんどの人がファッションとしての自由
自由と立ち向かっているふりをしながら、行動しないで愚痴ばかり言っている
現実は変わらないので、人生の時間がもったいない
・自由の仮面を被っているかどうかは、行動しているかどうか
仮面を被って生きることについて考えてみました。
自分が怒りたい時も、笑いたい時も、泣きたい時も、その場の状況に応じて適切な対応をするのが「社会」であり、「大人」です。なので、社会で普通の人間として生きたければ、「仮面を被って普通の人間」になるしかないのです。
私は仮面を被るのが下手です。「怒り」が顔に出てしまったり、愛想笑いや、雑談なんかをすることが得意ではありません。
もちろん「仮面を被るスキル」をあげた方が、社会で生きる上ではこの上なく有利です。しかし、それが本当に嫌だったり、体に合わない人は是非とも「仮面を被らないようにするスキル」を身につけてください。
それは、「自分にとって仮面の被らないで良い心地よい環境を見つける事」「社会との関わりを減らす」ということです。
自分を変えるという変化の方法もありますが、環境や構造を変えるという方法も考えてみましょう。
自由から逃げないアクションプラン
・フロムさんの考え
自分の考えをしっかり持って自発的に行動すること
これだと抽象度が高い
・マコなり社長の考え
自分の信念を明文化すること
・逃げたくなったときに自分をつなぎとめてくれるものが、「信念」
信念とは、自分の人生でこれだけは譲らないと決めたもの
・誰にも染まらず、自分の人生を自分の責任で切り開いて行くこと
これこそが本当の自由
・自由とは何者にも縛られないことではなくて、譲れないものを1つ持つこと
私の価値観を再度表明します。私の価値観は「ICTでの他者貢献」です。
「ICT」の部分は、自分の得意なこと・好きなことから選びました。「努力は、夢中に勝てない」と言われます。好きなことでなければ、続けることはできません。私は、大学時代にパソコンやプログラミングに興味を持ち、ずっと続けてきました。プログラムが動いたときの感動は格別です。プログラムが動かなり理由は必ず人にあります。プログラミングの自責の部分も私にあっていたのだと思います。
「他者貢献」の部分は、自分の経験から選びました。パソコンのスキルを買われて、いろいろなことをしてきました。仕事以上のこと、例えば、Excelで評価に関わる計算をできるようにしたり、ホームページを作ったり、DVDを作成したりしてきました。
しかし、ギブをいくらしても見返りがありませんでした。それに嫌気がさしました。パソコンスキルで貢献することは止めようと思いました。仕事は、自分の仕事のみをすればよいと考えたのです。
結果、毎日がつまらなくなりました。趣味に生きようと趣味に打ち込んだこともあったのですが、ダメでした。
結局、この経験から自分のためだけに生きることはつまらないことだと学んだのです。
価値観を決めると判断に迷いがなくなります。迷いが少ないと自由を感じられるようになりました。
今日のアクションプラン
・自分の信念の通りに生きることができているかを確認する
今日のアクションチェック
私の信念は「ICTでの他者貢献」です。他者貢献とは、「他者を楽しませること」「喜びを与えること」「役に立つこと」だと考えています。
ICTでは、自分の得意分野を活かします。そして、自分も楽しむことが重要です。仕事を楽しくする仕組みを整えます。
信念通りに行動していきます。
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