中飛車に対する一直線穴熊の指し方
下の対戦から、一直線穴熊に対する指し方を学習しました。藤森先生、いつもありがとうございます。
一直線穴熊の指し方のポイント
⑴ 角道を止めてから香を上がる
⑵ 角頭からの攻めに対して金を上がる
⑶ 角頭を攻められたら2二銀としない
⑷ 右の銀を囲いにくっつける
⑸ 角頭を攻められたら角道を開ける
⑹ 角頭に歩を打たれたら2二角と引く
⑺ 飛車を浮く
⑻ 飛車を6四飛と横に移動
相手の手を見て方針を決める
⑼ 相手が5八金なら飛車を回れない
5四歩とつく
⑽ 7四飛と角頭の歩を狙う
相手は3六飛で角頭の歩を受ける
⑾ 4六歩と垂らす
⑿ 3八歩とたたけることを忘れない
3段への昇段戦
今日のお相手は、レート1756の2段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。
昨日、2段に落ちました。禁を破り、レート戦を数局指して、レート1799まで上げました。レート1800からが3段なので、今日は昇段戦です。もちろん、普段以上に気合が入っていました。
相手の方のプロフィールには、中飛車マニアとありました。私の中飛車対策は、一直線穴熊です。相手の方も穴熊に組まれたので、図1のように相穴熊の戦いになりました。
相手の方が中央から攻めてこられ、図2のように角を切ってこられました。同金と取れば、6九銀の割打ちを狙っています。同飛車と取るしかありません。
同飛車には、さらに5六銀打ちと飛車を攻めてこられました。ここでは、6三角と打つのが最善だったのですが、その手は見えませんでした。
図3では、飛車を逃げておくべきでした。しかし、一方的に守勢に回るのが嫌だったので、4一銀と割打ちしました。この手が悪手で、不利になりました。
飛車を取り合った後、相手が手番を握っているのが大きいのです。相手は、6七金打と浮いている金を狙ってきました。私は4五角打と攻防のような角を打ったのですが、あまり効いていません。
図4で、一方的に守勢になるのが嫌だったので、5一飛車と打ったのですが、これも悪手です。2四角という絶好の攻防の角を打たれて、しびれました。私は、飛車を切るしかありません。
しかし、ここで相手の方に悪手が出ます。それが、5七飛車打です。この手を見た瞬間、角筋を止めているので、チャンスがきたと思いました。
図5では、7七の角を取る手よりも7一の銀を取る手が厳しく、6一銀と入る手が先手になります。相手の方は、8二銀と逃げましたが、7二金と食いつきました。金駒が手に入れば、詰めろです。
相手の方は、5二飛車成から受けに回ってこられました。そして、7九角成と角を切ってきたのですが、この手で、私が有利になりました。
その後、7二金打と攻めを継続されたのですが、この手は詰めろではありません。ここで、私が指した4五角が攻防の好手でした。
図6で4五角と打ちました。それに対して、相手の方は、銀を取って7一銀と受けてきたのですが、私の玉は典型的なゼットで、詰みのない形です。
図7は、相手の玉に受けがありません。7二銀と打つと同金・同角成で、どんどん駒損していきます。飛車を切って、4四角と打たれましたが、これは受けになっていません。
8一角成・同玉・7二金打・9一玉・8一飛車打までの詰みで、私が勝ちました。
今回の反省は、中盤で悪くしてしまったことです。序盤はよかったのですが、穴熊の距離感がつかめてなくて、狙っていた割打ちにこだわってしまいました。
しかし、3段に復帰できたのはうれしいです。ふたたび、4段目指して明日から頑張ります。
雑記 アニメ「推しの子 第2期」がスゴイ!
アニメ「推しの子 第2期」が始まりました。第1期のときは、リアルタイムでは見ていませんでした。原作の最初の方を読んで、単なる転生ものだと勘違いしていたためです。
第1期は、放送が終わってから、その評判のよさを聞いて見始めました。そして、あっという間に一気見しました。あまりの素晴らしさに続きが気になり、マンガも既刊を読破しました。
第2期の中心は、舞台の内容となるのですが、舞台での演技の上手い・下手をアニメで表現するのは、大変難しいと感じていました。
微妙な表現のすべてをアニメにするのは難しいからです。それを今回は、ペンキで色を塗るという手法で、演技の対決を表すという大胆な方法を取っていました。
「鬼滅の刃」もそうでしたが、お金のかかっているアニメは、全然違います。まるで映画を見ているようです。「推しの子 第2期」も期待大です。
コメント