外食チェーンに切り込む第1回
・サイゼリヤ
10年前、学生時代ミラノ風ドリアを食べるのだけが楽しみで生きていた
お金がなかったので、粉チーズでミラノ風ドリアをかさ増しできるかに命をかけていた
・外食チェーンは現在厳しい
命をつないでくれたサイゼリヤを全力で応援したい
サイゼリヤには一度も行ったことがありません。何度か転勤や転居はしたのですが、サイゼリヤは近くにはなかったのです。あれば必ず行っていたと思います。私はケチでコスパ重視です。まさにピッタリのお店だと思います。
サイゼリヤの哲学
①お客様が「びっくりするぐらい」、喜んでもらえる価格に
②多くのお客様が「注文したくなる価格」を目指す
③リーズナブルな価格でコーディネーションを
ミラノ風ドリアはなぜ破格なのか
・「ミラノ風ドリア」300円は、ランクに入れていない
お客の3人に1人が注文する
安さで看板メニューをつくるという戦略の一環もある
だが、企業理念に起因しているところが大きい
・外食における格差をなくす
一般的な外食チェーンの客単価1000円
サイゼリヤは735円
一貫した企業理念
ミラノ風ドリア5つのポイント
①「ミラノ風ドリア」という名称は、使用されているミートソースに由来
②1食299円という極めて安い価格。低価格が実現しているのは、オーストラリアの自社工場で原料調達を行っているから
③単価を安くすることで食の選択肢を広げ、外食における格差をなくすという企業理念
④ミラノ風ドリアはもともとは従業員がまかない食として食べていたものだった
⑤1999年には価格を4割下げたことが評判となる
炭水化物以外を攻める
・ピザ・パスタ・ドリアのような炭水化物は入っていない
・炭水化物中心の食生活をやめる効果
肥満防止
血糖値の乱高下がなくなる
集中力が高まりやすくなる
・プチフォッカが美味しい
通称 失神パン
うまさで目の前がホワイトアウトする
セットにすると100円
プチフォッカ詰めもの部
サイゼリヤ好きの人たちの間で「プチフォッカ詰めもの部」というグループがあります。いや、いま勝手に名付けたからそんなものはないんだけど、そういう「流派」はあるそうです。
「エスカルゴのオーブン焼き」というおなじみのメニューのプチフォッカに詰める「エスカルゴのプチフォッカ詰め」。ソースがじゅわっとフォッカチオにしみて美味しいとのこと。
「エスカルゴを食べ終わった後のソースにフォッカチオをつけて食す」というのは比較的よく知られた食べ方だけど、「フォッカチオに詰める」というのは新しい食べ方ですね。
5位 ほうれん草のソテー(200円)
・希望のパンチェッタ
意外とつくるのが難しい
バター感・塩加減が強すぎない
ほうれん草の味をしっかり感じられる
・さっぱりスタートダッシュにオススメ
単調さの後にパンチェッタ
塩と油がほうれん草をさらに輝かせる
・おいしすぎてペロッと食べることができる
人気のサイドメニューランキングTOP10
第10位:フリウリ風フリコ
第9位:チョリソー
第8位:キャベツとアンチョビのソテー
第7位:ほうれん草のソテー
第6位:ムール貝のガーリック焼き
第5位:ポップコーンシュリンプ
第4位:アロスティチーニ
第3位:柔らか青豆の温サラダ
第2位:エスカルゴのオーブン焼き
第1位:辛味チキン
4位 フレッシュチーズとトマトのサラダ(300円)
・恐るべき伏兵
イタリア直輸入のバッファローモッツァレラ
まろやかなミルクの味がうまい
さわやかな風を吹かせてくれる酸味のあるフレッシュトマト
・主役はルッコラ
バッファローモッツァレラとフレッシュトマトで完成している
誰も入ってこれない完成された関係の中にルッコラがごり押しで入ってくる
しかし、さらに2人の関係を高みへ押し上げることができる
・オススメの食べ方
①ドレッシング無し
オリーブオイル・塩だけで食べる
②最初に頼んで食事の最後まで放置して食べる
モッツァレラチーズは常温に戻すほどおいしい
「フレッシュチーズとトマトのサラダ(300円)」
水牛のミルク100%、素直でフレッシュな味わいの人気メニューです。
野菜とオリーブオイルをたっぷり使ったベジドレッシングがかかっています。
フレッシュチーズは、まったく熟成させないか、あるいはほとんど熟成させないまま食用とするナチュラルチーズの種類で、他のナチュラルチーズに比べて水分が多いのが特長です。
ナチュラルチーズは、生乳などを乳酸菌や凝乳酵素で凝固させ、ホエイの一部を除去したもの、または、これを熟成させたものをいいます。
緑・白・赤でイタリア国旗のトリコロールカラーでオシャレな見た目です。
フレッシュチーズ・トマト・ルッコラにベジドレッシングがかかり、酸味のあるドレッシングの香りがします。
フレッシュチーズは、ふわっと口当たりが軽く、チーズの味があまりしないさっぱりとした美味しさです。
みずみずしい野菜は、ひんやりシャキシャキでベジドレッシングが食材の旨味を活かしています。
3位 ディアボラ風ハンバーグ(500円)
・30年愛された悪魔
しょっぱくなるハンバーグ
感動の涙でしょっぱくなる
ハンバーグの質がめちゃくちゃ高い
しっかり噛んで味わうと牛肉のうま味が脳天まで突き抜ける
・脂をサッパリさせてくれるディアボラソース
肉の重たさが完全にきれいサッパリ消える
目玉焼きがついているのもありがたい
「ディアボラ風ハンバーグ(500円)」
ハンバーグの上を見るとたっぷりの玉ねぎの野菜ソース。そして、玉子にコーンにポテトがのっていて、ソースもしっかり付いてます。このソースを野菜ソースの上にかけていただきます。ちなみに、カロリーは『632kcal』です。
ハンバーグの上にのった野菜ソースが、お肉感を爽やかな味にして美味しいです。玉ねぎのみじん切りのシャキシャキ食感と、ソースの味が組み合わせが、ハンバーグのお肉の味としっかり合います。
お肉の美味しさもしっかり残しつつ、野菜で爽やかさもあって美味しいのでオススメです。
2位 若鶏のディアボラ風(500円)
・悪魔最終進化形態 デビルリターンズ
また、ディアボラ
悪魔の力が最大化されるのは、パリっと焼いたチキンの上
・チキンの表面のパリパリ感が異常
鶏肉は柔らかい
パリふわジューシー
そこに、ディアボラ、全能力開放
「若鶏のディアボラ風(500円)」
「※じっくり焼き上げるために、お時間を頂いております」との注意書きが。これ本当です。混み具合にもよると思いますが、20分ほど待たされます。急いでる時は頼まないのが無難かもしれません。
鶏肉の大きさはそこそこなのですが、厚みがすごいです。口いっぱいに鶏肉を頬張れます。しあわせ。分厚いチキンならではの「ザクザクッ」とした歯ごたえ。しみ出すジューシーな肉汁がたまりません。
ディアボラ風ソース。白いのは玉ねぎのみじん切りで、シャキシャキとした食感がたまりません。ディアボラ風ソースだけだと味が薄いので、ガルムソースにつけて食べると美味しいです。
このクオリティで500円はさすが。
1位 ラムのランプステーキ(900円)
・モーセスパイス。ぶっちぎりの1位
肉を食べるならステーキ専門店だと思っていた
運ばれてきたときに「とんでもなく強い・・・」
本物だけがまとっている覇気を感じた
分厚さがすごい。肉の塊
焼き方はミディアムレア
食べると想像以上に柔らかい
噛めば噛むほど肉のうま味を感じる
・最強にしているのは、やみつきスパイス
神の御業・奇跡、モーセスパイスと名付けた
ラムとの相性が抜群
・粉系の調味料を直接かけるのはオススメできない
水分でビチャビチャになる
切った肉に塩やスパイスをまぶす
「ラムのランプステーキ(900円)」
驚いたのが「いい肉使ってんだろうな」ってのが伝わる香ばしさ。羊臭さが一切ありません。ちなみに、ランプとは腰からお尻にかけての赤みが多く柔らかい部分で、牛より小柄な子羊のランプは結構希少なんだとか。肉の厚みがすごいです。
サイズこそはリブステーキより小さいですが、肉の厚さはラムのランプステーキの方が勝っています。メニューの説明通り、焼き加減はミディアムレア。もう食べる前から歯ごたえがあると分かりました。
肝心の肉の味はというと、固すぎず柔らかすぎず、こってりしすぎずあっさりしすぎず。まさに絶妙なバランスで成り立っている、すばらしいステーキを食べていると実感しました。それにご飯が進みます。
そんな良い肉を塩とスパイスをつけて食べることになるのですが、臭みのない良い肉を食べる時は、塩のほうがバツグンにいいんです。塩だけだと肉のおいしさが分かります。しかもこの塩、シチリア産海塩です。いい塩使ってます。
スパイスの方は、前述のアロスティチーニでも使われている、クミンが効いた「やみつきスパイス」。
シチリア産海塩で肉そのものの味を楽しんだら、次は肉のうま味を引き出すやみつきスパイスをつけて食べる、この二刀流は飽きがきません。
最後に忘れてはいけないのがラムのランプステーキの価格、このクオリティーで900円(税込)です。これがサイゼリヤの公式サイトでつづられている企業努力のたまものですね。
今日のアクションプラン
・コロナ収束後にサイゼリアに行くときの店舗を検討する
今日のアクションチェック
サイゼリヤの最も近い店舗を調べました。コロナ収束後にしか行けないので残念です。
私の「死ぬまでにやりたいことリスト」の中に、食べたことないレベルの牛肉を食べるがあります。
牛肉の前にラムのランプステーキにチャレンジしたいです。
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