優れた提案を量産する方法
・ただジャストアイディアを出すだけだと「的外れなことをいう人」を思われる
・あることを押さえていれば「それいいね」とうならせる提案ができる
①「優れた提案」を量産する考え方
②納得してもらえる提案のやり方
③読んでほしいビジネス書
私は、提案を数多くしてきました。すべてICT関係の提案です。ICTによって業務を改善できないかを毎日考えています。
通った提案の中で一番業務を改善できたのは、朝の打ち合わせを無くして、相互の情報共有をGoogleドキュメントにしたことです。今は、シートで1日を管理できるようにスプレッドシートにバージョンアップしました。
圧倒的に大きかったのは、いつでも書き込めるということでした。今までは、紙に書いたものを印刷していました。前日までに共有したい情報を書いて、当日の朝印刷して配っていたのです。しかし、当日の朝に気づいたことの情報共有は間に合いませんでした。
Googleドキュメントにすることで、当日の朝でも間に合うようになりました。自宅で思いついてもスマホで書くことが可能になりました。
この実績が大きく、ハロー効果を呼ぶようになり、私の提案は通りやすくなりました。
「優れた提案」を量産する考え方
・自分がやっている仕事に対して2つの質問を投げかける
①誰のどんな問題を解決しているのか
②問題を解決する最高のやり方は何か
・この2つを紙やマインドマップに書き出す
・問題をとらえずに仕事をしている人が多すぎる
・解くべき問題は与えられるものだと思い込んでいる
・問題が解けることよりも解くべき問題を見極めることのほうが100倍大事
・私たちが働いている理由は、困っている誰かの力になるため
・「誰のどんな問題を解決しているのか」で考えるべきこと
①自分の仕事で解決している顧客の問題
②サービスが解決している顧客の問題
・タスクを問題としてとらえることは、本質的ではない
・問題を見極めるコツは「誰の」を明確にすること
・サービスが解決している問題を考えてみること
・飲食店であっても必ずしも食事が目的でない場合もある
・サービスが解決している問題について考えることは、自分の仕事よりも上の目線で考えることによって、本質の視点で考えることができる
・抜本的な解決アイディアを出せるだけ出す
アイディアは全部使えるわけではない
後で現実的な提案を見極める
・「サービスが解決している問題」という上の目線で考えたことが見極めに役立つ
・お客さんのサービス体験を損ねることをしてはいけない
優れた提案を行うコツについて考えてみました。
①まずは提案のコツより、聞くコツを身につける
勝手な解釈のもとに繰り広げられる提案は的外れなことが多いです。
相手の話を聞くときに「なぜ(WHY)この話をしているのだろう」と疑問を持つことが大切
②優れた提案のコツは欠点を言い換える
「言葉遣いを変えてみる」「タイミングをズラす」「言いまわしを変える」といった工夫
優れた提案のコツは「会話を肯定文」にすること
③優れた提案のコツは「根回し」にアリ
完璧に提案でも、決裁者に嫌われていたら通る確率はガクッと下がる
④優れた提案に欠かせない話し方のコツ
「結論→理由→具体例」の順番に話すこと
納得してもらえる提案のやり方
・3つのポイント
①上司や仲間に相談で意見を求める
アイディアを思いつたときに、押し付けてしまう人がいる
絶対よいと思っても、相談する
IメッセージとAnd Youメソッドを使う
仲間を増やしてから具体的な提案を行う
②どうしたら検証できるかを明確にする
自分がやりたいことを最小限で検証できる方法を考える
検証方法とどうなったらうまくいくのかという基準を考えておくことで提案は通りやすくなる
③思い込みを捨てること
これが一番大事。今の仕組みがすべて正しいと思い込んでいないか
今やっていることは、先人のノウハウの塊
市場価値が高い人になりたければ、ノウハウを自分が作り出す番だと思うこと
自分にはできないという思い込みを捨てて、主体的に提案していく
納得してもらえる提案について考えてみました。
①説得力のある印象・見た目
・服装や姿勢 ~ 清潔できちんとしたスーツ・真剣な姿勢
・話し方 ~ 「いい声で話すこと」「気持ちいいスピードで話すこと」
・物腰や振る舞い
②的を射たメッセージを一つだけ発信
提案しようと考えているメッセージが相手方にメリットがあるかどうか事前に検討しておく
③相手が「成功物語」をイメージできるような発信
成功物語は「旅立ち」「試練」「帰還」の3部構成
④相手のタイプを分析した上で最適な話し方とツールで発信
情熱派か理論派かで座標軸をつくり、4つに区分
読んでほしいビジネス書
・イシューからはじめよ
・ジョブ理論
・どの本にも共通した考え方があるということに気づく
・実践して気づくこともある。それが本を自分のものにしたということ
「イシューからはじめよ YouTube動画比較」「ジョブ理論 YouTube動画比較」を行いました。
「イシューからはじめよ」のイシューとは、テーマとなる問いのことです。
良いイシューには、3つの条件があります。
「本質的な選択肢である」
「深い仮説がある」
「答えを出せる」
よいイシューを見つけ出すコツは、一次情報収集(二次情報ではだめ)をすること書かれています。
「ジョブ理論」では、商品が売れるためには、ニーズではなくジョブに注目する必要があると書かれているます。ジョブとは、お客が片付けたい用事や仕事のことです。
ジョブ理論で有名なのはミルクシェイクの例です。
ミルクシェイクが朝と夕方の時間帯に売れている理由として、ミルクシェイクが飲みたいというニーズがあるわけではありません。
「朝、車で通勤するとき飲みきるまでの時間がちょうどいい」「夕方、子供が飲むとき夕飯の前にちょうどいい」というジョブがあるからであると考えます。
今日のアクションプラン
・自分の提案が「優れた提案」なのかを検討する
今日のアクションチェック
私の現在行おうと思っている提案は、会議の資料へのアクセス方法です。現在、PDFの1つのファイルに資料をまとめて、それをダウンロードしています。
これをGoogleのファイル共有を利用して、議題からリンクを張って個別にアクセスするようにします。
現在のやり方では、1つのPDFファイルにする人の労力が大きすぎます。全部の人が提出し終わったかを確認し、協議・反省・連絡に分けなければいけません。中には、どの分類なのかを明示しない人もいます。
もう一つは、ファイルの一意性の問題です。ワードファイルをPDFにするため、そこで2つのファイルが存在することになります。そして、議論の結果修正が入ります。しかし、PDFは直接修正できません。そのため、修正後のファイルがどこにあるのかがわからなくなります。
新しいやり方だと、議題一覧に提案者が議題・反省・連絡に自分で記入し、自分でリンクを張ります。こうすることで、PDFにしていた人は、分類せずに並べ直すだけでよくなります。
リンクを張るので、一意性の問題も解決します。
唯一の問題は、Wi-Fi環境です。遅いとみんながアクセスしたときに遅延します。どれくらいの速さなのかを実験してみたいです。
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