詰みが見えてなかったです

「一撃！対振り飛車へなちょこ急戦」からの学び
49．対中飛車５二飛車の前に３二金・２二歩
（５六歩から位奪還）

　49．対中飛車５二飛車の前に３二金・２二歩（５六歩から位奪還）の棋譜

詰みが見えてなかったです

　今日のお相手は、レート1748の2段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。

　相手の方のプロフィールには、純粋居飛車党とありました。戦型は、図1の４五歩急戦でした。

　最近、へな急ばかりをやったり、やられたりしていたので、この形の定跡をすっかり忘れていました。

　４五歩急戦には、２二飛車の形で待つべきでした。４二飛車と回るべきではなかったです。

　しかも、図1からは６四歩と待つのが最善でした。私は、４五歩と取ってしまったのです。まだ、互角ですが厳しい戦いとなりました。

　図2では、４四銀と出るのが正着でした。私は、４三飛車と受けたのですが、これで、不利になりました。

　図3で、普通に３三角成とされて、同飛車しかないようでは、駒損が大きすぎます。また、2枚飛車で攻められるので、受けるのも難しくなりました。

　図4の７六銀と歩を取った手も疑問手でした。７七歩と受けられると角を打つ筋を消されてしまいます。これで、不利が劣勢になりました。

　図5では、５五角と切るしかありません。これで、劣勢が敗勢になりました。もはや、負けを覚悟しました。

　図6で、５一銀と打って、一応攻めにはなっています。しかし、細い攻めで、切らされてしまいそうです。

　図7の６一香打が、相手の悪手でした。金を引いて受けるのが正着でした。これで、互角に戻りました。

　図8の５八金打で、相手の方の受けが難しくなりました。ここでは、私が優勢でした。

　図9で、９二玉と寄れば勝ちでした。相手の方からの王手がありません。しかし、私は７七玉と上がったので、相手の方にチャンスを与えてしまいました。

　図10で、私の玉は詰まないと思っていました。しかし、８五銀打が好手で、同玉に９七桂馬で詰んでしまっています。

　この詰みが見えていれば、８四歩と指していました。それなら、まだ私が有利でした。

　図11の詰みまで指して、私は投了しました。今回は、４五歩急戦に対する受け方をすっかり忘れていたために序盤で劣勢にまでしてしまいました。

　終盤で、チャンスがあったのにものにできなかったことも悔やまれます。やはり実力が足りないと思いました。

雑記　「ワールドトリガー」28巻を読みました

　「ワールドトリガー」28巻を読みました。面白いのはもちろん、戦略や戦術の勉強になるマンガです。今回は、それに加えて、自己啓発書のような内容でした。

　「成長しないで足踏みしているのはなぜか」という問いに見事に答えてくれています。私自身も将棋で伸び悩んでいるので、非常に参考になりました。

　必ず読み続ける作品の1つです。