良い手に見えた両取りが緩手でした

良い手に見えた両取りが緩手でした 4段への道

升田式石田流の学習②

升田式石田流7七銀型

 しばらく升田式石田流の学習を行います。攻める振り飛車のために必要な戦法だと判断しました。Cubicさん、ありがとうございます

 升田式石田流7七銀型
 ⑴ 7七銀型に組む
 ⑵ 8六歩とつく
  相手は同歩
 ⑶ 8六同飛車
  相手が同飛車の場合
 ⑷ 7七銀と自陣を引き締める
  相手が何もしてこない場合
 ⑸ 5六角と打つ
 ⑹ 端攻めから9二歩を狙う
  相手が8三歩と受けてきた場合
 ⑺ 8二歩と打つ
  相手は同金
 ⑻ 6二飛車で有利

良い手に見えた両取りが緩手でした

図1 良い手に見えた両取りが緩手でした

 今日のお相手は、レート1762の2段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。

 相手の方のプロフィールには四間飛車党とありました。私は、四間飛車にはミレニアムで対抗と決めています。相手の方は、四間飛車穴熊でした。

 そこから、相手の方が角道を開けて、角交換になりました。その後、7七で私の飛車先を守っていた銀を6六に進出しました。私は、飛車先突破ができます。

 相手の方が銀交換を目指したのが、図1です。直感的には、7八とで飛車取りにする手でした。しかし、それは、飛車を犠牲に私の囲い2枚を食いちぎり、囲いの形を乱されるのが嫌でした。

 読みを進めると、同銀・同飛車成りに7四角と打つ、飛車金両取りの手が見えました。その手が良い手に見えてしまったのです。しかし、それは、緩手でした。

 直感通りに進めると私が有利になっていました。両取りをかけた角を龍で取られると、さほどの成果がなく、局面は互角に戻っています。

 その後、相手の方は、ミレニアムの弱点の3四の桂頭攻めを目指して、3五歩とつきました。私は、丁寧に指そうと2三銀打ちと守ったのですが、これも緩手端攻めをして有利になれる局面でした。

 

図2 守りすぎて悪くしました

 その後も慎重に守る手を続けて、図2の局面でも3三歩と守りました。しかし、3八の急所に歩が打てるにもかかわらず、それを放棄した手です。この手で逆転し、私が不利になりました。

図3 守りすぎた1手

 図3でも、悪手を指します。この局面では、馬が玉をにらんでいるのが気になりました。そこで、3二桂馬と打ったのですが、まったく必要のない一手でした。

図4 さらに守りすぎた1手

 図4では、さらに守りすぎの1手を指します。それが5一桂馬です。単純に4三桂成りを受けているだけの手で、相手の王様に対する脅威がなくなりました。

 ここからは、順に駒をはがされていって、いいところなく負けました。今回の大きな反省は、慎重になりすぎて、攻め将棋である自分のよさを消してしまったことです。

 アマは、受けていては勝てないことをあらためて実感しました。攻める将棋を目指します。

雑記 「修羅の刻」を読み返しています

 

修羅の刻 21巻

 「修羅の刻」読み返しています。かなり読み進めてきていたのですが、どこまで読んだかわからなくなっていました。そこで、1巻から読み返すことにしました。

 作者の川原正敏先生の作品では、私の推しは「海皇紀」です。こちらは、全45巻で完結しています。軍師が出てくる戦略的なお話が好きなので、バトルがメインの修羅シリーズよりも好みです。

 「修羅の門」外伝的な扱いの「修羅の刻」ですが、まだ完結していないとは知りませんでした。歴史上の人物と関連する「修羅の刻」の方が私は好きだったので、うれしいです。

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