絶対にやってはいけない「人の叱り方」トップ5

絶対にやってはいけない「人の叱り方」トップ5 マコなり実験

ダメな理由を伝えない

・何が悪いか自分で考えろやざっくりした伝え方はダメ

・自分が絶対に正しいと思ってしまっているときにやってしまう

・自分は絶対正義だと思っても、相手からしてみると正義でないかもしれない

・会社であれば、上司の意見に従うべき

・明確に理由を伝えたほうがいい

ダメな理由

 私は、ダメな理由は伝えるようにしています。

 私は、叱るのが苦手です。ビビりなので、きちんと言うべきこと言えていないことがあります。

 前回のブログで「WHYから始める」という話が出てきました。なぜなのかを語ることは、相手に理解してもらうためにはとても重要です。

 今、自分が叱った場面を思い出そうとしましたが、思い出せませんでした。相手に理解を求めることはあっても、私は叱るということは、していないのかもしれません。

抽象的な言葉だけで指摘する

・抽象的な言葉は、言われた本人からすると納得感がない

・素直に受け入れてもらうことが難しくなる

・情景を思い浮かべられるレベルで具体的に言う

・事実の認識を揃えること

抽象的な言葉

 私は、抽象的な言葉だけで指摘しないようにしています。

 事実ベースで話さないと、推測だけで話すことのなってしまいます。推測で話すと結論が出ません。抽象的な言葉というのは、事実ではありません。具体的な言葉が、事実を伝えてくれるのです。

 しかし、事実と推測をきちんと分けて議論されることは少ないです。いつの間にか、「~ではないか」「~と考えている」と推測に議論が陥ります。

 議論のときに、事実なのか、推測なのかをきちんと伝えてから話すようにします。

「何度言ったらわかるんだ」と言う

・できないあなたがおかしい、自分は悪くないと言いたいだけ

・部下の責任を100%自分の責任だと受け入れる器がない

・習熟の差に個人差があるものが問題

・人には向き不向きがある。自分ができて当然でも、出来て当たり前と思わないようにする

向き不向き

 私は「何度言ったらわかるんだ」を使ってしまったことがあります。

 自分の子供や親せきの子供など、近しい関係の子供に使いがちです。

 私もあまりに片づけない子供に「前にも使ったら片付けるように言ったよね」と言ってしまったことがあります。表現こそ違いますが、「何度言ったらわかるんだ」と同じニュアンスの言い方です。

 指摘するのであれば、事実をきちんとそろえて、その上で相手に考えさせるようにします。

個人の能力そのものを否定する

・その人がすべてダメかのように抽象度を上げた言い方をしてはいけない

・個人の能力を否定してはいけない理由
 ①相手を感情的にさせる
 ②相手の自信を奪う

・適切な緊張感は、人と成長させるには必要だが、すべてを否定するような言い方は強すぎる

・部下が致命的なミスをした時こそ、自分の器が試される場面と考える

能力否定

 私は、個人の能力を否定することはしません。

 これは、ほめる方でも同様です。スタンフォード大学の実験を紹介します。

 実験では、はじめに、生徒たちにテストを受けさせます。その後、生徒たちを2つのグループに分けます。

 ①Aグループ:「よくできたわ。頭がいいのね」と能力をほめる
 ②Bグループ:「よくできたわ。頑張ったのね」と努力をほめる

 その後、2回目のテストを受けさせます。その際に、「1回目と同じレベルの問題」か「もっと難しい問題」を解くかを生徒に選ばせたところ、下記のような結果が出ました。

 ①Aグループ:1回目と同じレベルの問題を選択
 ②Bグループ:9割が難しい問題を選択

 さらに、3回目のテストを受けさせます。テスト内容は生徒が解けないレベルの難しいものに挑戦してもらいます。その後、子どもの気持ちを聞いたところ、下記のような結果が出ました。

 ①Aグループ:「本当は頭が悪いんだ」と思い込む気持ち
 ②Bグループ:「もっと頑張ろう」と積極的に取り組む姿勢

 この実験から、能力や結果より、努力した過程をほめると、子どもはより意欲的になるということがわかりました。

 叱ることはもちろん、ほめることでも、能力を褒めてはいけません。

人前で屈辱を与える

・屈辱を与えるとは、人前で怒鳴って注意したり、失敗したことを周りの人に見せること

・ただのいじめ。職場ならパワハラ

・強すぎる緊張感。一生忘れない傷を負わせることになる

・今の職場でやられたことがあるのなら、今すぐ離れるべき

屈辱

 私は、人前で屈辱を与えるようなことはしません。

 注意レベルであれば、即時対応の方が重要です。しかし、人を叱るときには、別室で一人にして叱るのは原則です。

 中学の頃、わざわざ職員室に呼び出して、他の先生方が見ている前でしかる先生がいました。もちろん、嫌われていました。今考えると、自信がなかったのだと思います。他の先生が見ているから、言い返すことができないという状況でないと叱れなかったのでしょう。情けない教師です。

 もしくは、他の先生方にも自分が正しいということを主張したかったのかもしれません。周りの先生方は、どう考えていたのでしょうか。その先生の行動を非難しなかった周りの先生方も、見て見ぬふりを決め込んでいたのです。情けない集団です。

 自分をしっかり見つめ、行動できるようにしていきます。

他人にネガティブな指摘を与えるときは、心からの○○を伝えろ

・心からの感謝を伝えろ!

・あなたは価値のある人間だということを感謝として伝える

・出会ったときから、その人のいいところを見つけ続ける

・毎日信用貯金が積み重なっていけば、課題や問題を指摘したときに受け入れてくれる

・一番大事なのは、叱り方ではなく、信頼関係

信頼関係

 私は、心からの感謝を伝えることがうまくできていません。

 毎日接していると有難いことが、当たり前になってきます。一人で生活していたときには、ご飯を作ってくれる人がいたら、どんなに有難いことかと考えていました。しかし、実家に帰ってきてみると、すぐに当たり前になってしまいました。出されたものには、絶対に文句は言わないと心に誓っているので、それだけは守れています。少しはましでしょうか。

 人にはネガティブバイアスという心理的な傾向があります。ポジティブなことよりものネガティブなことの方が、記憶に残りやすいのです。

 ゆえに、有難いことは心に残らず、当たり前になります。逆に、小さなことでも悪い印象は、記憶に残ります。

 このような人の特性を理解し、いいところを見つける努力を積み重ねていきたいです。

今日のアクションプラン

・周りの人のいいところを見つける

今日のアクションチェック

 周りの人のいいところを見つけるどころか、悪いところばかりが目につきました。

 作戦だっとはいえ、若干怒ったようなふりもしてしまいました。

 人は自分の鏡です。自分がダメなところ見えてきます。

 自分が、まだまだ努力が足りないと感じた1日でした。

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