終盤力の差で負けました

終盤力の差で負けました 4段への道

升田式石田流の学習

 引き続き升田式石田流の学習です。今回もCubicさん、ありがとうございます

 升田式石田流7七桂型
 ⑴ 7七桂と跳ねる
  相手は9六角を警戒して9四歩
   9六角には9三桂を用意
 ⑵ 8五桂と跳ねる
  6三銀が浮いていることに着目
   相手が同飛車の場合
 ⑶ 9六角打ち
  飛車が逃げれば銀が取れる
   → 有利

終盤力の差で負けました

図1 7七飛車戦法

 今日のお相手は、レート1756の2段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。

 相手の方のプロフィールには、居飛車党とありました。私が先手番ですが、相手の方は角道を開けずに飛車先をついてこられました。

 これだと升田式石田流にすることができません。そこで、最近行っているのが、図1の7七飛車戦法です。あまり指す人はいませんが、無理やり升田式石田流に組めます。

図2 歩をつくべきでした

 升田式石田流との違いは、飛車先の歩を相手の方は交換する権利があるということです。今回のお相手は、飛車先の歩を交換されました。

 図2では、歩をついて相手の飛車を圧迫すべきでした。図2で、私は8六飛車と飛車交換に行ったのですが、最善ではありませんでした。

図3 踏み込んで正解

 必然の飛車交換から、相手の方は、飛車の打ち場所を求めて、8七歩と銀の頭をたたきました。しかし、この手は悪手でした。私が、少しだけ有利になりました。

 私が1歩を手持ちにして、相手の方は歩切れです。相手の方は、端にあやを求めてこられました。図3で、同歩は9六香・9七歩打ち・同香成・同銀のあと、9八歩打ちを狙っています。

 その局面での8三歩成りは、相手の9九歩成りが飛車取りなので、後手を引きます。図3がチャンス8三歩成りと踏み込んだのは、正解でした。

図4 底歩が打てて一安心

 私がやや有利の局面が続きましたが、図47四歩が通り、7九歩と底歩が打てて一安心です。相手の攻めが難しくなったと思いました。

 私の龍が、相手の馬をにらんでいるため、相手の飛車と馬が自由に使えません。下手に攻めると、どちらかが素抜かれてしまうからです。

図5 飛車を取らせて2枚替え

 相手の方は、馬で金を取り、私に飛車を取らせている瞬間に桂馬を取って、図5のように2枚替えをされました。しかし、これは少し無理攻めです。私が有利になりました。

図6 悔やまれる1手

 私が、今回いちばん悔やまれる1手は、図6で指した5四飛車でした。龍と飛車を交換しては損だということは、もちろん気づきました。

 しかし、ここは逃げる1手ではありません最善手は、5一金打ちでした。この金打ちは、ゆっくり考えれば、必ず見える手です。金を打って、銀を取れば、私が優勢でした。

図7 終盤での悪手

 そこからは、少し私が有利の局面が続きました。相手の方は、端攻めにあやを求めてこられました。取るかどうか迷ったのですが、銀が持ち駒にあったので取れると判断しました。

 取れるという判断は正解だったのですが、端攻めは正確に受けるのが難しいです。図7で、悪手を指して悪くしてしまいました。

 正着は、1三歩成りで、この手も読んでいました。しかし、2七に打ち込まれてからの殺到が怖かったのです。そこで、2七香打ちとしたのですが、この手が悪手でした。

 1六香を取られては、攻めに迫力がなくなります。このあとは、いいところなく負けました。終盤力の差での負けでした。

 詰将棋は毎日しているのですが、なかなか終盤力は身につきません。でも、反復して、努力あるのみです。

雑記 「ラストカルテ」を読み始めました

ラストカルテ

 マンガ沼で紹介されていたマンガの中から、ラストカルテを読み始めました。ミステリーとしては、正直弱いです。しかし、法獣医学という新しいマンガの扉を開いてくれたことに期待が持てます。

 動物のかわいい面だけではなく、危険な面や、人間はどうかかわっていくべきかという面を考えさせてくれます。

 読み始めたばかりなので、まだ登場人物が少なく、もっと個性的なキャラが活躍してくれるのではないかと期待しています。

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