終盤の1手で負けにしました

終盤の1手で負けにしました マコなり実験

「一撃!対振り飛車へなちょこ急戦」からの学び
57.対向かい飛車5二金・6四歩型

(2九飛車と引いてから4五歩)

図1 前回の続き
4六歩打で銀取り
図2 銀を逃げたら飛車取り
相手は桂打ちで反撃
図3 4四銀から桂を取る
相手は角打ちで対抗
図4 飛車ではなく角を取る
4七銀成には割打ちを避けて金寄り

 57.対向かい飛車5二金・6四歩型(2九飛車と引いてから4五歩)の棋譜

終盤の1手で負けにしました

図1 袖飛車からの速攻 対 石田流

 今日のお相手は、レート1733の2段の方でした。私から対戦を申し込みました。対局していただき感謝です。

 相手の方のプロフィールには、純粋居飛車党とありました。戦型は、図1の袖飛車からの速攻 対 石田流となりました。

 図1から、同歩・同銀に6五歩と角交換を挑みました。この手が最善ですが、互角です。

図2 最善手は5五角打

 図2での最善手は、5五角打でした。2二銀に6四歩と取り込む手が、次の歩成りを見せて厳しいようです。

 しかし、何となく緩く見えてしまい、指せませんでした。私は、3四角と歩を取りました。狙いは、4五角打です。相手の方は、2二銀と受けてきました。

図3 怖れず歩を成っておくべきだった

 図3では、6三歩成とすべきでした。3六桂馬を警戒したのですが、1八玉と寄れば、角が利いているので、2八飛車とは打てません。

 しかし、2八への利きを見落とした私は、3七銀打と過剰投資して受けました。

図3 7三角成は大悪手

 図37三角成が大悪手で、いっぺんに形勢を損ねました同龍・3六桂に同銀と取れば、5五角打の王手飛車があります。

 私は、3九玉と逃げたのですが、5五角打とされて、2八銀打の詰めろです。しかし、ここで3五飛車打という王手角で返す妙手がありました。

 でも、この手が見えなかった私は、3六銀と桂馬を取りました。これで、龍を取られて、敗勢になりました。

図4 馬角両取り

 図4では、馬角両取りがかかったと思っていました。しかし、6九飛車打という受けがありました。

 相手の方は、この手を見落としていたらしく、4六角と切ってきました。これで、差が縮まりました。

図5 遅い手

 図55一金打は、遅い手です。5一金・6一金の2手が必要になり、それでも王手ではありません。また、差が広がり、相手の方が優勢になりました。

図6 早逃げは悪手

 図6で相手の方が指した2三玉に早逃げは、悪手でした。金をタダで取って迫ることができるからです。これで、逆転しました。

図7 銀成も悪手

 図7で、私が指した4八玉は悪手でした。正着は、2七同玉でした。4九飛車と取られるのですが、そこで、3二銀から相手の玉に詰みがあります。

 しかし、この詰みを見逃していた私は、4八玉と逃げました。これで、私の劣勢が続きました。

図8 相手の方の悪手

 図83八金打は、相手の方の悪手でした。同金と金を取れば、相手の玉に詰みがあるからです。しかし、秒に追われていた私は、相手の玉に詰みがあることに気づきませんでした。

図9 詰みに気づいていない

 図9で、相手の玉に詰みがありました。2三金打・同銀・同銀成・同角・2二銀打・1二玉・1一銀成・1三玉・1二金打・同角・同龍までです。

 秒に追われていた私は、詰みそうだと思いつつも、自玉に詰みがないと思って、2五歩打と詰めろをかけました。これで、私の玉が頓死です。

 相手の方に5五金打とされて、自玉の詰みに気づきました。この手が見えていないのだから、情けない限りです。

図10 投了図

 図10で、詰まされて投了しました。今回は、相手の玉の詰みを見逃し、自玉が詰まないという判断ミスで負けました。終盤の弱さは、相変わらずです。

 再びゼロから4段に向けて再出発です。

雑記 「異世界サムライ」5巻を読みました

「異世界サムライ」5巻

 「異世界サムライ」5巻を読みました。サムライの女の子の考え方が、本格的な侍に通じるものがあって、日本の武士道を思い出させてくれる作品です。

 5巻では、魔王の側近たちとの対戦となり、まだ本格的ではないですが、小競り合いが始まっています。
 期待しないで読み始めた作品ですが、思った以上に面白いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました