棋力が伸び悩む人の特徴
私は、4段を目指していますが、3段から2段に落ちることもあり、伸び悩んでいます。そこで、棋力が伸び悩む人の特徴を調べました。石川先生、いつもありがとうございます。
棋力が伸び悩む人の特徴
⑴ 我流にこだわる
定跡をまずは覚えることが大事
自己流では伸びない
⑵ 不利と分かっている手を指し続ける
相手は知らないと思って指し続ける ✖
強い人には通じない
⑶ 間髪入れずに指す
最低1,2秒は考えてから指す
見落としを防げる
⑷ 感想戦をしない・雑
振り返りは必ずすべき
目的をもって感想戦をする
⑸ レートにこだわりすぎる
レートが下がっても挑戦すべき時がある
経験することが重要
私は、特に⑶・⑸が当てはまりました。考えてから指すこと、強い人とも指すようにすることを心がけます。
棒銀にギリギリ勝てました
今日のお相手は、レート1682の2段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。
相手の方のプロフィールには、オールラウンダーとありました。相手の方の居飛車の出だしから、図1のように棒銀戦法でこられました。
私の棒銀対策は、ガッチリ囲って、さばく方針で指します。4六角と出て、飛車のこびんを狙って、けん制してから、角交換を狙っていきます。
角交換から、図2のように角を打ちあいました。ここで、少し迷いました。9一角成とすると6六の銀を取られてしまうからです。しかし、桂香を取ることができ、飛車あたりになるので大丈夫と判断しました。
図3の局面で、私は6四歩とつきました。取れば、角金の田楽刺しです。しかし、ここでは、先に6八香と打った方が良かったようです。
相手の方も、7七歩成から攻めるしかなくなります。飛車角交換後の図4で、5七桂馬の両取りが痛いです。しかし、相手の方が、6七飛車と打ち込んでこられたので、手順に5八金と締めることができ、一安心です。
図5で、飛車の打ち場所に迷いました。2段目・1段目の両方が考えられます。しかし、5三飛車と打てば、龍を消すことができると判断しました。
同飛車・同馬に、相手の方は6九飛車と打ち込まれました。私は、4一馬と切り、図6の局面になりました。ここで、私が悪手を指します。
当然、7一飛車打と玉と馬の両取りをかける手が最善手です。しかし、私は最悪の8二飛車と打ってしまいました。
この手で、相手の方が3六桂馬と美濃崩しの桂馬から王手飛車を狙ってきたら、負けていたかもしれません。8二飛車打が敗着となるところでした。
相手の方が、5一銀打と守ってこられたので、事なきを得ました。私は、5五桂馬と王手飛車のラインを遮断しました。馬のラインも遮断できるので一石二鳥の手です。
相手の方は、7三角打と飛車に当ててから、7六馬と金を狙ってきました。私は、図7のように2二金と打ち、挟撃体制を作りました。相手の方が、3一香車と受けてきたのに対して、私も6七歩と受けました。
相手の方は、5四馬と引いて、龍取りに当ててこられました。ここでは、6一龍と入れば、相手の受けが難しかったのですが、また、私は悪手を指しました。
7三龍と角を龍で取ってしまったのです。6三角と打って馬を消す狙いですが、6一龍の方が数段勝っています。これで、局面は互角に戻りました。
5二銀と角に当てられたのに対して、5四角成と取り、逆転しました。私は、6三金打と攻めを継続したのですが、根元の5五桂馬を歩で取られて、7三金とそっぽの銀を取るようでは勝てません。
しかし、相手の方が図9のように、5六歩と取りこまれたので、私にもチャンスが生まれました。5五角からの美濃崩しを狙っている手ですが、こちらも5九歩の底歩が利くようになりました。
私は、6三銀打・7四角打・6三角成と金にヒモをつけてから、図10のように4六銀打と美濃崩しの桂打ちを受けました。
相手の方は、9九角成から5四銀打と玉を守ってこられましたが、5二馬が銀取りです。6三銀と銀を逃げたのに対して、6三金と寄って銀取りの先手で攻めることができました。
相手の方は、同銀から5四金と打たれましたが、これは受けになっていません。図10の4五銀打で詰んでいます。
今回の反省は、攻め急ぎすぎて、安全勝ちを見失っていたことです。飛車の打つ場所のミスや無理な飛車切りなど、敗着となってもおかしくない手を指していました。
盤面を広く見て、しっかり読んで指す必要があると思いました。7月末時点でのレートは、1831です。8月末の目標は、1880に設定して頑張っていきます。
雑記 「永世乙女の戦い方」を読み始めました
「永世乙女の戦い方」を読み始めました。「将棋 マンガ」でググって、新しく見つけた将棋マンガです。1巻を読み終えた段階ですが、非常に好感が持てました。
女流棋士の話なのですが、極端な部分はありますが、内容がリアルです。吸血鬼は出てこないし、数か月でプロに勝てるようにもなりません。
あまりに突拍子もない話は、将棋好きからすると白けてしまうのです。しかし、「永世乙女の戦い方」は、今のところはそんなことはありません。
10巻まで出ているようなので、残りを読むのが楽しみです。
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