「現代振り飛車ってこういうこと」からの学び
2二飛に4七銀の変化③
(5三銀・6四銀から振り飛車穴熊)



2二飛に4七銀の変化③(5三銀・6四銀から振り飛車穴熊)の棋譜
慢心からの大逆転負け

今日のお相手は、レート1807の3段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。
相手の方のプロフィールには、振り飛車党とありました。三間飛車だったのですが、早々に7五歩の位を取られました。そのため、へなちょこ急戦はできません。
そこで、エルモ囲いに組んでから、腰掛銀で図1のように攻めました。この後、角交換から、相手の方が7四飛車と走られました。

図2で、相手の方の飛車を捕獲して、私が有利になりました。相手の方は、7二角と打ち込んで、角を切って、飛車を成る非常手段でこられました。

図3で、8五角という絶好の角打ちが決まりました。龍取りと金2枚を取れるという2枚替えとの両にらみです。これで、優勢を確信しました。
相手の方は、と金を作りましたが、私は角と金2枚を交換して、絶好調です。しかも、次に3八金と打つ手があるので、先手にもなっています。

図4で、2四香が痛打です。角を逃げると一手一手になるので、相手の方は3八銀と受けてきました。しかし、角を取って、私が好調です。

図5で、3九同龍取っていれば、私の勝ちでした。2八銀と弾かれるのが嫌だったのですが、それは同龍と取って詰みでした。
この局面では、どう指しても勝ちだと思っていて、慢心していました。この慢心が事件を起こします。図5で、私は3九金と取りました。相手の方の受けは、2八金しかありません。

図6で、3八角と打っていれば勝ちでした。しかし、私は、対して読まずに2九金と取ってしまいました。同金・同龍で、詰みがあるか、必死がかかると思い込んでいました。

図7で、攻める手がない事に気づきました。3八歩が最善手ですが、思いつきませんでした。私は、4一角と打ったのですが、これで逆転しました。必勝からの大逆転です。

図8で、詰まない可能性にかけて2七角成としたのですが、相手の方にしっかり詰まされてしまいました。3三角成以下の並べ詰みです。
今回は、自分の弱さに情けなくなる1局でした。必勝だと思って、慢心していました。こんな将棋を指しているようでは、いつまでも4段はムリです。
反省しかない1局でした。
雑記 「カグラバチ」4巻を読みました

「カグラバチ」4巻を読みました。刀をテーマにした呪術廻戦という感じです。呪術廻戦が好きな人には、刺さる作品だと思います。
4巻の見どころは、落ちこぼれだと思っていた漣伯理が自分の才能に目覚めるところです。漣家によるオークションにかけられた妖刀を、ついに取り返しに行くところまで進みました。
これからも目を離せない作品です。
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