コーチングが再び注目
・結果を出すための働き方が変わってきている
・テクノロジーによってすごいスピードで世の中が便利になっている
・差別化が難しくなっている
・昔はトップの指示で動かせば結果を出すことができた。今は通用しない
・現場のメンバーや中間リーダーが提案を上げ、改善していくことができない組織は滅びていく
・そこでコーチングが注目を浴びている
コーチングでは、「目からウロコのコーチング YouTube動画比較」「ヤフーの1on1 YouTube動画比較」の2つの記事をアップしています。
前者は、コーチングの基礎からやり方までの全体を学ぶことができます。後者は、「ヤフーの1on1」とあるように企業の上司と部下の間で行うコーチングについて具体的に学べます。前者を読んでから、後者を読むという感じでよいと思いました。
コーチングの基礎
・コーチングとは、会話によって相手の能力を引き出して、自発的な行動を促すスキル
・シンプルに言うと話を上手に聞くスキル
・実践例
「一番お世話になった人を思い出してください」
「1年以内に、その人に感動してもらえるような恩返しをするとしたら何をしますか?」
「その恩返しを実現するために今日から実行するとしたら何をしますか?」
・コーチングの逆で、命令してやらせることをティーチングという
・問いかけのポイントは、理解に徹すること
・理解に徹するの具体例
①話を遮らない
②求められていないアドバイスをしない
③自分の価値観で判断しない
④目を見て笑顔でうなずきながら聞く
私の仕事は、ティーチングが多いです。未だにティーチングなのかとガッカリします。
知識やノウハウには価値がない時代になりました。知識は、ググればほとんど出てきます。ノウハウも、YouTube動画でたくさんの人がアップしています。ブログやYouTubeで稼げるようになったので、今まで本を買ったり、講演を見るためにお金を払ったりしていた知識やノウハウが無料で手に入るようになりました。
しかも、テクノロジーによる変化の速さは、本の知識をすぐに過去のものにしていきます。知識は、アップデートが必要な時代なのです。もちろん、本の内容の中には普遍的なものも存在します。ですから、本を読むことが無意味になったわけではありません。変化していく知識の確認という意味合いもあるでしょう。
未だに知識を詰め込むことが重要であるという教育が行われていることが問題なのです。知識は、必要なときに探すことができる能力の方が重要なのです。この話では、ヘンリー・フォードのを逸話を思い出します。
ある日フォードの会社に、有名大学を卒業したエリート金融マンが訪れました。
彼らは、フォードが高校もまともに卒業していないのを知っていたので、彼が答えられないのを分かっていて、深い教養を必要とする質問をしました。当然、そのような教育を受けていないフォードは、答えられません。
「分からないね」を連発するフォードに、エリートたちは嫌味な質問を続けます。答えられないフォードの表情を見て、彼らは優越感を楽しんだのでした。しかし、フォードは、電話を背にして一言だけ言いました。
「不勉強にして、その質問の答えは分からないが、その分野でアメリカ最高の人物となら、5分で連絡が取れる」と。
いくら彼らがエリートとは言え、アメリカ最高の人物の頭脳に敵うはずがありません。エリート君たちは急におとなしくなって、退散したそうです。
知識は、必要な時に取り出すことができればよいのです。フォードにとっての友人たちが、現代ではすべての人に開かれているGoogle検索やYouTubeなのです。
IメッセージとYouメッセージ
・コーチングで自分の意見を言わないことは難しい
・自分の意見を伝えるときは、Iメッセージを使う
「私は~と思う」と自分の気持ちを伝える
・Youメッセージは、決めつける言い方
反論の余地がなくて、高圧的になりがちなので出来るだけ避けるべき
・理解に徹するは、自分の心に嘘をつくことではない
・Iメッセージであれば、相手の反感を減らすことがでいる
・相手と反対の意見を言うときの伝え方
①「~さん、意見ありがとう」と感謝から始めること
②自分の考えを伝えた後に「~さんはどう思う?」と議論の余白を残すこと
IメッセージとYouメッセージは、マコなり社長から学びました。意識して使いこなせているかというと、まだまだです。本当は、意識しないで使いこなせるレベルを目指すべきなのでしょうが、はるか遠い目標です。まずは、意識して使えるようになりたいと思います。
Iメッセージとともにコーチングで重要なのは、アクティブリスニングです。
アクティブリスニングの種類
「バーバル・コミュニケーション」(言語によるコミュニケーション)
①共感する
②相槌を打つ
③パラフレージング(オウム返し)
④オープンクエスチョン(話を広げる質問・「はい」「いいえ」で答えられない質問)
「ノンバーバル・コミュニケーション」
①姿勢(リラックス)
②視線(視線を合わせるのが基本)
③表情や仕草(気遣いから表れる)
④声のトーンやスピード(相手のペースに合わせる)
コーチングで仕事と人生が変わる
・コーチングができれば、あなたは「話を聞いてもらいたい人」になる
・信頼感が高まり、自分の意見が通りやすくなる
・意見を出しやすくなるので、結果が出やすい土壌ができる
・プライベートでもコーチングスタイルで話せば、もめることが減るのでストレスがなくなる
・言ってしまって後悔するということは、自分よりも人のことを優先しようと努力しようとしていること
・完璧な人間はいないので、一歩一歩成長していこう
何度もコーチングについては、マコなり社長から学んできました。動画を何度も見ましたし、コーチングについての本も読みました。しかし、できていません。
なぜなのかを考察しました。
①余裕がない
②自分の言うべきことに意識が向いている
③沈黙に対する恐怖
「余裕がない」は、相手によります。自分の苦手な人は、ダメです。緊張して汗をかきながら話しているので、コーチングどころではありません。これは、経験を積むしかありません。人と話さない習慣を改善する必要があります。積極的に話しかけます。
「意識」に関しては、自分中心の考えを乗り越える必要があります。価値観としての「ICTでの他者貢献」の中に「他者貢献」があるので、他者が中心であることを毎日目にするようにします。
「沈黙に対する恐怖」は、余裕がないに通じます。沈黙のときに何を話すのかを具体的に考えておきます。
今日のアクションプラン
・コーチングの手法を用いて、理解に徹する
今日のアクションチェック
コーチングの手法を用いて、理解に徹することができるようにアクティブリスニングを行いました。
新しく赴任された社員の方からなるべく話を聞くように心がけました。4月から新しい環境だけでも疲れます。なるべく声をかけてフォローできるようにしていきます。
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