包むように寄せることを意識しました

包むように寄せることを意識しました 4段への道

楠本式石田流

穴熊攻略最有力陣形「楠本式石田流」を伝授します
穴熊攻略最有力陣形「楠本式石田流」を伝授します

 三間飛車から石田流を目指すのが、私の基本戦法です。その戦法の幅を広げるために、楠本式石田流を学習します。モックンさん、いつもありがとうございます

 楠本式石田流
 ⑴ 6七銀・5六銀と出る
  相手が6一金の場合
   上部が薄いから楠本式が有力
 ⑵ 6五歩の位を取る
 ⑶ 7七桂を跳ねる
 ⑷ 端歩はこちらからつかない
  相手がついてきたら受ける
 ⑸ 3六歩・3七角を目指す
 ⑹ 2六歩・2七銀と銀冠を目指す
 ⑺ 可能なら銀冠穴熊に組む
 ⑻ 相手からの6四歩には7四歩
  飛車交換になる
 ⑼ 6四歩を取り込める
  振り飛車指しやすい

包むように寄せることを意識しました

図1 2枚銀からの持久戦

 今日のお相手は、レート1806の3段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。

 相手の方のプロフィールには、棋風が未登録でした。戦績が3勝2敗なので、棋風が残っていないのです。戦型は、図1のように2枚銀からの持久戦になりました。

 お互いに攻め筋が難しくなり、相手の方は、地下鉄飛車から玉頭攻めを見せられました。飛車が8筋にいなくなったので、私は端攻めです。

 相手の方は、この端歩を取ってきませんでした。2筋からの攻めを優先されたのですが、端歩をタダで取ることができて、私が有利になりました。

図2 期待の桂打ちから攻め

 相手の方は、図2の桂打ちからの攻めに期待していたのだと思います。しかし、私のと金ができたのも大きいです。

 私は、8三と金・7三と金から銀とと金の交換に成功しました。そして、6五歩から飛車の活用を図りました。相手の方は、3筋に桂を跳ねて、私の玉頭攻めを狙われました。

図3 金桂両取り

 図3で、飛車が飛び出して、金桂両取りになりました。相手の方は、6四歩打とされましたが、8五飛車と桂馬を取ることができ、好調です。

図4 飛車を逃げるか迷いました

 玉頭で桂馬と金を取り、相手が3四歩と打ってきたのに対して、飛車を逃げるか迷いました。しかし、ここは攻めるときと判断し、3二銀図4のように打ちました。

 相手の方は、5二玉と逃げられました。これで、飛車の成りこみが確定して、私の優勢が拡大しました。

図5 どう寄せるか

 図5で、どう寄せるか迷いました。私は、包むように寄せることを意識して、8二角打としました。7三銀打もありましたが、上部に逃げられるのが怖かったのです。

図6 指し手に迷いました

 図6指し手に迷いました。角を見捨てる手も考えましたが、7五角は、6六歩で受かると判断して、8二角成としました。

図7 包むように寄せる

 図7でも、包むように寄せることを意識して、3五歩と打ちました。この手は、6二銀打からの簡単な詰めろです。

図8 投了図

 図8で、相手の方が投了されました。今回は、包むように寄せることを意識することができました。序盤の有利を最後まで保つことができたのが良かったです。

 これで、レートが1874になりました。目標の1880まで、あとわずかです。これからも、しっかり読んで指すことを心がけます。

雑記 「環と周」を読み終わりました

環と周

 「環と周」を読みました。「たまきとあまね」と読みます。マンガ大賞2024の第8位の作品です。オムニバス形式で、環と周という名前の二人が出てきますが、時代や性別、年齢、環境など、すべてがバラバラです。

 好きという人間の関係を描いた作品です。1巻で完結なのですが、短編小説を読んでいる感じの作品でした。好みの内容というわけではないのですが、なぜか次々と読んでしまいました。

 不思議な感じの作品でした。

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