へな急戦の狙いを押さえる
へな急戦の狙いをまずは、しっかり押さえて対策を考えていこうと思いました。Sugarさん、いつもありがとうございます。
へな急戦の狙い
⑴ 居飛車4五歩
同歩
⑵ 居飛車2四歩
同歩
⑶ 居飛車3三角成
同銀
⑷ 居飛車4五桂
4四銀 ✖
飛車先が突破される
2二銀
⑸ 居飛車6六角
動画では2三歩から角成を狙って有利
AIでの対策
⑸ 居飛車6六角
4二飛車
⑹ 居飛車2三歩は緩手
同銀
⑺ 居飛車1一角成
4五飛車
⑻ 居飛車2二馬
1四銀
⑼ 居飛車2四飛車は悪手
1五角が激痛
⑼ 居飛車2一馬
5五角が両取り
へな急対策に失敗しました
今日のお相手は、レート1817の3段の方でした。相手の方から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。
相手の方のプロフィールには、力戦派とありました。戦型は、図1のように、へな急戦になりました。先日対策を勉強したばかりです。
図1から4五同歩・3三角成・同銀・4五桂に2二銀と引くのが勉強した対策でした。しかし、相手の方は、4五同歩に2四歩の突き捨てを入れてきました。これで訳が分からなくなりました。
やはり対策は、しっかり分岐まで想定しておかなくてはいけません。図2でも銀を引く手はありました。その後、飛車を寄って桂取りにして、歩で桂馬を取りにいって1局でした。
しかし、ここで5五角の両取りがいい手にに見えたのです。3三桂成・同飛車に相手の方が、4六歩と受けられました。この手が緩手で、9九角成で、少し私が有利になりました。
図3の香打ちが、相手の歩切れをついた気持ちのよい手でした。相手の方は、2六銀と受けてきましたが、銀を打つのはつらい受けです。香と銀を交換し、相手の方は9九香打と馬を捕獲されました。
図4で、普通に銀を取っておけば、まだ私が有利でした。しかし、香を取って、2五香車と打ち、飛車を捕獲する手が見えてしまったのです。でも、そのためには銀も投入する必要がありました。
結局、この銀と香が遊ぶ形となり、私の方が不利になりました。相手の方は、1一角成・2一馬と着実に駒得をすすめます。
図5で、美濃崩しの5五角打からの7四桂打が見えました。5五角打が飛車取りにもなるので、それが嫌でした。私は、5四歩とついたのですが、これが悪手でした。
相手の方に1一角と打たれて、香と桂馬も使うことにより、図6のように飛車を捕獲されてしまいました。不利が劣勢に悪化したのです。ここからは、相手の着実な攻めによって、いいところなく負けました。
今回の反省は、うろ覚えの対策で何とかなると思ったことです。へな急戦に対しては、せめて互角になる変化を、分岐も含めてしっかり勉強しておく必要があると思いました。
あと1つは、飛車を取る手に無駄に駒を投入するという愚を犯したことです。これは、大局観の問題なので、強い人とたくさん将棋を指そうと思いました。
雑記 へな急戦が恐ろしすぎる
81道場で、練習将棋で対戦待ちしていると、たまに7段の方がやってきて、対局してくれます。大変ありがたいです。
いつもは、コロっと負けるのですが、7段の方が三間飛車を指されました。私は、へな急戦での対策について教えていただこうと、へな急戦で仕掛けてみました。
すると、驚くべきことが起こりました。私が勝ってしまったのです。上が7段の方が投了された最終図です。
へな急戦の一発の力に驚かされました。三間飛車だけでなく、他の戦形でも、へな急戦をやってみたいと思いました。
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