真部流の理想のさばき
得意の石田流の形にできないことが多く、その時の二の矢として、真部流を学ぼうと思いました。モックンさん、今回もありがとうございます。
真部流の理想のさばき
⑴ 右桂を跳ねて角銀両取りを狙う
⑵ 4五歩を相手は取れない
4五の位を取る
⑶ 銀を4六に進出する
⑷ 5五歩から中央に飛車を回る
相手は角交換からの6七角打ち
5五飛車と出る
相手は5四歩と飛車成りを防ぐ
6五飛車と寄り飛車の成りこみを狙う
相手は5三金と飛車成りを防ぐ
7一角と打つ
相手は5二飛車で金取りを防ぐ
8五飛車と回る
→ 飛車が成りこめるのでさばけ形
ずっと良いと思っていた大局観は間違いでした
今回のお相手は、レート1664の2段の方でした。対局待ちをしていたのですが、なかなか相手が現れません。私の方から対局を申し込みました。指していただき感謝です。
相手の方のプロフィールには、純粋居飛車党とありました。対抗形マニアの私は、いつもの三間飛車です。相手の方は、角道を止めて、持久戦でこられました。
居飛車穴熊にされるかどうかが1つの分かれ目だったのですが、相手の方は左美濃でした。私は、石田流への組み換えを目指し、カナケンシステムの速攻です。
速攻が決まり、飛車を成り合った図1の局面で、有利を意識しました。こちらは、桂馬と香車の2枚が取れますが、相手の方は香車しか取れません。
確かに図1では、AIによる評価でも+616で私が有利でした。素直に銀を取って桂馬を跳ねれば、私の有利が続いていたのですが、ここで悪手を指します。
私は、玉頭を狙って2六桂馬と打ったのです。銀を取るより先に打った方が、端攻めの含みも持たせていてよいと思いました。しかし、これで評価が逆転します。
図2の局面は、AIの評価で-691と私が不利です。銀を4三に打ったのですが、歩を5七に打つ手を考えていませんでした。5八香成の一手だと思い込んでいたのです。
しかし、相手の方も間違えて、中盤では評価が行ったり来たりしました。図3では、相手の方がまだ有利なのですが、ここで相手の方が悪手を指します。
それが、6四角です。飛車取りの先手でよさそうな手に見えます。しかし、この手は読んでいました。9四龍が狙いの切り返しです。角あたりで、角が逃げれば香車が取れます。
しかも、香車を取った手が金あたりとなるという一石二鳥の手です。このあと、数手で相手の方が投了されました。
今回は、ずっと私がよいと思って指していました。大局観の精度の悪さは、勝敗に直結します。もっとレベルの高い勝負をしなくてはいけないと思いました。
雑記 「虚構推理」を読み始めました
「虚構推理」を読み始めました。これも以前読んでいた作品です。アニメ化もされており、シーズン2まで放映されました。
「推理」とあるように、謎解きがあります。しかし、変わっているのは、妖怪が出てきて、真相が妖怪によって事前にわかっていたりするのです。
「虚構」というのは、真実ではないけど、現実につじつまがあうように推理を展開していくことです。妖怪の影響があったりするのですが、妖怪のせいだとは言えません。そこで、つじつま合わせをするのです。
倒叙ミステリのような面白さがあります。小説が原作なので、マンガも文字が多くて、若干読むのに苦労します。でも、推理小説好きの私にはピッタリでした。
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