経営者になってから読んだ本の中では最強の一冊
・経営者になるためのノート
・ユニクロでおなじみのファーストリテイリング社長の柳井さんが書いた本
・実際に今もファーストリテイリングの社内で店長、執行役員の教育に使っている社内教育用のノート
・今までは完全社外秘だったが、今は誰もが買うことができる
・柳井さんの「日本をもっと元気にしたい」という思いがある
・マネージャーから新入社員まで誰が読んでも役に立つ
・明日から使えるテクニックではないが、ド本質の内容
何度読み直しても必ず学びがある
・内容は中学生でもわかるほどわかりやすい
「経営者になるためのノート YouTube動画比較」を行いました。
経営者に必要な4つの力が印象に残りました。
①変革する力 ~ イノベーター
②儲ける力 ~ 商売人
③チームを作る力 ~ リーダー
④理想を追求する力 ~ 使命感
私に「経営者に必要な4つの力」があるのかを考えてみました。
①変革する力 ~ イノベーター
ICTを使った予定表や部屋の管理システムを提案し、実用化しました。我社にはなかったものを導入できたと自負しています。導入のときには、デメリットプレゼンで提案しました。イノベーターの力は、ありそうです。
②儲ける力 ~ 商売人
FXで1000万の損失を出し、投資という分野での失敗経験をしました。しかし、その失敗を活かし、株で資産を築くことができました。ただ、商売と投資とは違います。今の仕事は、儲けることを目的としていません。そのため、商売人としての力は、未知数です。
③チームを作る力 ~ リーダー
リーダーに必要な力の一つに、他人への関心があると考えています。ある種のコミュニケーション力です。これが私には、徹底してかけています。場所法という記憶法を駆使しないと人の名前すら覚えられません。他人への関心の薄さから、私はリーダーとしての力には欠けています。
④理想を追求する力 ~ 使命感
マコなり社長に出会い、自分の価値観を決めました。私の価値観は「ICTでの他者貢献」です。価値観を決めてからは、ブレることがなくなりました。自分の得意なこと(ICT)とやりたいこと(他者貢献)を組み合わせて判断することで、迷うことはありません。理想の追求はできるようになりました。
本の内容のピックアップ
・厳しい要求、質問をしないと現場の仕事は「作業」になる
・普通に働いている人は、顧客創造の概念がない
・経営学者 ピーター・ドラッカー
企業の目的とは「顧客の想像」である
・「顧客の想像」とは、お客さんの立場に立ってお客さんが求める価値を生み出すこと
・普通に働いている人は、言われたことをきっちりやることが仕事
・経営者や上司が現場で働く社員に「想像力を働かせて、お客様のために何ができるか?」と質問を投げかける
・現場に近いメンバーほど視野が狭くなりがち
視野を広げさせることは上の人にしかできない
・問いかけをしないと現場の仕事はただの作業になる
・部下のモチベーションの大半は、上司で決まる
・物わかりのよい上司になるな
物わかりのよい上司は部下の成長機会を奪っている
・厳しい要求をする時に大事な2つのこと
①「君ならできる」と応援すること
②最終的な責任はすべて上司がとる覚悟を持つこと
ドラッカーのマネジメントについて考えてみました。
マネジメントとは、取り扱いや措置、管理といった意味の言葉で、経営管理論といったビジネス用語で用いられる場合、「ヒト・モノ・カネ」3つの管理を意味します。
顧客の創造とは、「企業の目的は顧客の創造である。したがって、企業は二つの、ただ二つだけの企業家的な機能をもつ。それがマーケティングとイノベーションである。」という主張から生まれた概念のことです。
マーケティングとは、顧客の存在や特性を明らかにし、接触方法を提起することで、イノベーションとは、より優れたより経済的な製品やサービスを提供することを意味しています。
マーケティングのイノベーションとは、イノベーションはマーケティングそのものという発想です。イノベーションの定義が、「支配的な価値次元を新しい価値次元に転換」だとするなら、それはマーケティングの在り方を変えるものになり得るという意味になります。
ドラッカーから学ぶマネジメントでもっとも大切なことは、「人は経営資源のマネジメント」。動機付けられた部下自身の自己統制によってマネジメントを進めていくことが、機能不全を解消する唯一の解決策だと指摘しているのです。
ドラッカーの本は難しい言葉が多いです。私は、組織のあらゆる立場の人が「自分で判断できること」の大切さを述べているのだと思いました。
アクションプラン
・部下のいる上司向けのアクションプラン2つ
①部下に思いはからず厳しい要求をする
②部下の挑戦した結果について責任をとる
①部下に思いはからず厳しい要求をする
最近は「優しすぎる上司」が多い
適度な緊張感は必要
思いはからずワクワク感をプレゼントする
②部下の挑戦した結果について責任をとる
これができない上司は最悪
やってよいのは一緒に反省すること
・部下のいない人向けのアクションプラン
①物わかりが良すぎる上司に厳しい要求を求める
②ダメな上司なら環境を変える
①物わかりが良すぎる上司に厳しい要求を求める
上司と面談の時間をもって、レベルの高い要求をしてい欲しいと伝える
自分の提案を伝えることはOKだが、言い方に気をつける
それでも変わらない場合は、他の部下の意見をまとめて上司の上司に相談する
②ダメな上司なら環境を変える
自分から働きかけてもどうしてもだめな場合は環境から逃げ出す
会社ごと変えた方がいい
そんな上司を選んでいる会社がダメ
私は、4月から新しい部署に移り、部下ができました。情報部門を二人で担当します。年齢は20代です。アクションプランができているのかを考えてみました。
①部下に思いはからず厳しい要求をする
今のところ、やるべきことをリスト化して提示し、どうしたらよいのかを自分で考えさせるようにしています。昨日も、IDとパスワードをどのように割り当てるべきかの原案を提示させました。ただの作業にはならないように、必ず自分で考える仕事をさせるようにしています。
②部下の挑戦した結果について責任をとる
私自身も必ず原案を考えるようにしています。IDとパスワードの件でいうと「セキュリティの重要性」「入力のしやすさ」の2つの観点のどちらを重視するのかが今回のポイントです。今回は、私の案を通しました。しかし、部下の提案の方がよく、そちらを選択したこともあります。判断にバイアスがかからないように心がけています。
今日のアクションプラン
・部下に厳しい要求をし、その仕事の責任をとる
今日のアクションチェック
部下にいくつか要求を出し、その進捗を確認しました。
私の期待通りの働きぶりでした。正直、今のところ指摘すべきことはありません。
これからも作業にならないように、考えるべ地余地ある仕事を与え続けたいと思います。
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