選択の科学
・コロンビア大学ビジネススクール特別講義
・社長の平均寿命は従業員の平均寿命より長い!
・ロンドン大学が職業の階層と健康状態を研究した結果、収入が高い役職者は、仕事のプレッシャーが高いにも関わらず、役職が低い人に比べて心臓病で死ぬ確率が低いことが分かった
・よい食べ物やよい生活をしているからではない。その影響は差し引いている
選択の科学は、YouTube動画比較をブログで書きました。
選択の科学と言えば、ジャムの実験が一番有名です。
試食用ジャムを6種類用意したときと24種類用意したときでは、どちらの方が購入に結び付きやすいかという実験をしました。直感では選択肢が多い24種類の方が購入に結び付きやすいように感じらます。しかし、6種類の方が購入につながりました。品揃えの多さが迷いを与えたのです。
結果、選択肢が多いことが、必ずしも良いことではないという実験結果が出ました。実は人間はあまりに選択肢が多いと逆に「選択」ができなくなるのです。なぜ選択できなくなるかというと、何かを選択するってことはそれ以外の選択肢を捨てることになるからです。
不要な選択肢は最初から考えないという習慣を身に付けることが大切です。
健康状態に影響を及ぼしたものは、自己決定権の度合い
・仕事上の裁量権が小さいほど、勤務時間中の血圧が高かった
・責任の重い社長の方がストレスが大きいように思いがちだが、言われるままの仕事をしていたほうがよっぽどストレスがかかっていた
・動物園でも同じ。動物園の動物は野生の動物より平均寿命が短い
・自分で自由に選択できない環境は、生物に致命的なダメージを与える
・ある環境で選択できないと認識するのは、その人次第
・アルバイトでも主体的に働いていれば、不自由さは感じない
動物園の象の具体例を紹介します。
動物園の動物は、野生の動物より、はるかに食糧、衛生状態の面でめぐまれているにもかわらず、寿命は圧倒的に短いのです。たとえば野生のアフリカ象の寿命は56歳ですが、動物園のそれは17歳。動物園の動物には、過剰な毛づくろいや、意味もない往復運動などの神経症状をみせる動物が多いのです。その理由は、野生のときのような、「選択」ができないからだ、ということが明らかにされます。
このことを考えると、ある時期がきたら、親の制約はほどほどにして、「自己決定権」を子どもに与えていくようにしないと、健康問題をふくむさまざまなリスクが生ずるということがわかります。
人は可能な限り選択の自由を求めるということです。
どんなに悲惨な状況にあっても、自分の人生を、自分の力で選択でき、コントロールできるものとかんがたい、これは人間の本能なのでしょう。
明日から活かせるアクション
・裁量の大きい仕事を自ら行動して手に入れよう!
・一番ダメなのは、言われたことだけをやっているという無力感
・裁量の大きい仕事を手に入れる方法
①転職などをして自ら環境を変える
②仕事を提案して自ら仕事を作り出す
・転職して環境を変えるのはキリがない
・ある程度納得できる仕事であれば、主体的に動いて自分で仕事を作り出すのが大事
・自ら仕事を作り出すことができれば、周りをごぼう抜きして出世できる
・今の環境に感謝することも忘れないようにしよう
私は、転職を考えました。そのための資格試験を受けました。価値観を「ICTによる他者貢献」と決めたので、よりICTに関わる仕事の付きたかったからです。しかし、1次試験は合格しましたが、2次試験で不合格になりました。
今までの私であれば、落ち込み、なぜもっと勉強しなかったのかと、失敗したことにこだわっていたことでしょう。しかし、行動することの大切さを知り、結果はコントロールできないことを学びました。結果にこだわるよりも、これからどうするかの方が大事だと気持ちを切り替えることができました。
そこで考えたのが、今の仕事でよりICTにかかわる部署に異動することです。戦略的に仕事を提案し、自分に関係ない仕事を引き受けました。具体的には、「1日のスケジュール表のデジタル化」「使用する部屋の予約システムのデジタル化」「一覧表から個別表への転記のエクセルマクロの作成」などを行いました。これによって、自分の仕事を拡大しました。もちろん、ICTプロジェクトのリーダーをまかされたということも大きかったです。しかし、ICTには専門の部署があり、このままでは限界があることを感じていました。やはり、専門の部署に異動した方がより貢献できると考えました。
このアピール戦略が功を奏し、ICTの部署に移動できました。今年からICTの部署の人数も増え、新しく赴任してきた同僚と連携して仕事を進めています。
自分で決めることができる裁量権も増えました。これからも自分の価値観「ICTによる他者貢献」からブレずに仕事をしていきます。
今日のアクションプラン
・主体的に行動し、仕事を作り出す
今日のアクションチェック
主体的に仕事を作り出すために業務の効率化について考えました。
今までは連絡のために紙を使っていたのですが、スマホを利用する方法を探しました。個人情報が絡むので、簡単には行きません。しかし、ちょうどよい無料のサービスが見つかりました。
上司に提案してみます。
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