外資エリートの仕事術
・マッキンゼーの戦略コンサルタント ~ 超絶エリート
・一から調べていたのでは時間が足りない。最初の数時間で一気に結論まで作り切る
・ほぼ調べずに仮説だけで結論を出す
私は、仮説の大切さは実感しています。
新しいことを行うのに、仮説は絶対に必要です。やってみないと分らないことが多い現在、行動することが一番大切になっています。行動するためには、仮説が必要です。
仮説ファーストの仕事術の具体例
・赤字のラーメン屋の業績改善の依頼
・新人コンサルタントAさんとエリートコンサルタントBさん(仮説ファースト)
・Aさんの仕事のやり方
山ほどある情報を一つ一つ調べる → 解釈が無限にできるので、本質的なに問題は見つからない
膨大な時間を消費する
良い提案がうかなばい
お客さんに情報を聞くなど自分で調査をする → 提案のヒントは得られない
追い詰められて、思い浮かんだ「斬新な新商品をつくる提案」をした
クライアントの反応はいまいち
・仮説ファーストのBさんの仕事のやり方
データを調べない
まず仮説を立てる → 調査・分析
売上を上げるか、コストを下げるしかない
売上 = 客単価 × 客数(新規 + リピート客) コスト = 変動費 × 客数 + 固定費
クライアントからの情報 ~ 競合のラーメン屋ができたわけではない。数年でジワジワ客数が減っている
問題に対する仮説
「赤字になったのは客数が減ったから」
「客数の減少は、周辺飲食店の増加による」
「客層のかぶる周辺飲食店の増加」
「新規顧客の減少」
解決策の仮説
「新規顧客増加のため、外国人観光客の集客を強化する」
解決策の理由
「チェーン店には太刀打ちできない」
「老舗である価値が優位性になる」
問題に対する仮説の調査分析
「客数の推移」
「3年前と現在の飲食店の分布(データ or ヒアリング)」
「リピート客の変化についての調査(ヒアリング)」
調査で仮説が概ね正しいことがわかる
解決策に対する仮説の調査分析
「外国人観光客数」
「海外レビューサイトでの評価(自店 or 他店)」
「老舗の方が海外旅行客人気であるというデータ」
Aさんに比べて、時間は1/10以下
クライアントは満足
マコなり社長の初期の動画の特徴です。非常に説明が詳しく、論理的に細かい点までお話しされています。とても参考になります。しかし、YouTube動画を観る人は、ここまで詳しい内容まで求めていない人が多いのが現実です。
マコなり社長がMakonari Inside Storiesを作った理由が見えてくる1本だと思いました。
仮説ファーストで生産性が高まる理由
・細部に無駄な時間を使わずに済む
仕事のできない人は、各論に時間を使ってしまう。本論の重要なところに時間をかけられない
仕事のできる人は、細部は後回し。最初に大事なところを一気に詰める
・論理の組み立て直しが減る
仮説が積みあがっていれば、仮説が間違っていたとしても素早く軌道修正できる
・仕事が遅い理由は、やりなおし
・仮説は、思っている以上に正しいことが多い
私の仕事は、今までの仕事の繰り返しが多いです。
反省して部分修正して、ほぼ同じことを行います。斬新な仮説は却下されます。仮説を出す場面がありません。
私がICTプロジェクトのリーダーを行うようになって、2つの大きな提案が通りました。仕事の効率化にICTを活用するという内容です。
仮説を立てるときにデメリットプレゼンを行いました。デメリットを最初に説明し、メリットと比較しました。いかにメリットが多く、デメリットが少ないのかを際立たせるためです。
楽しい仕事でした。自分がコントロールできる仕事というのは、本当にやりがいがあります。
なぜ仮説を立てられないのか
・自分の考えが間違っていたら恐いという恐怖があるから
自分の頭で考えるということを妨げる
・自分の頭でしっかり考えたことが、全く的外れということはない
・結論が違うのは、前提となる条件や価値観が違うだけ
・「自ら問い(仮説)を作り出す」という考え方にシフトすべき
私がマコなり社長に教わった中で、一番心していることは「勇気と行動」です。これは、セットです。
行動することを一番大切にしています。考えて仮説を立てたら、次の日から行動します。
一昨日のミーティングで、私が反対した案件がありました。私が今まで行ったことのないことだったので、必要ないと考えたからです。
しかし、途中で考えを変えました。行動して見なくてはわからないからです。全体での決定はまだですが、私一人でその仮説に対しての実験を行っています。最初は、勇気が必要でしたが、案外できるものだということがわかりました。
これからも「勇気と行動」で、仮説を検証していきます。
今日のアクションプラン
・「勇気と行動」で、仮説を検証する
今日のアクションチェック
仮説検証を引き続き行いました。
昨日までは、印象で判断していましたが、今日からは、数値検証を始めました。ブログにも書いたので、より精緻な検証をしてい見ようと思ったのです。
結果、想像以上の確率で私の予想とは異なっていました。やはり、やってみるものです。
予想だけに頼らず、行動してみることの大切さを改めて実感しました。
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