4五歩急戦に対する対策
4五歩急戦に対する対策
4二銀・4三金型で受ける
⑴ 桂跳ねに飛車を寄る
これですぐに仕掛ける手はない
⑵ 持久戦になった場合は大山美濃に組む
または銀美濃に組む
ビビりまくって指しました

今日のお相手は、レート1550の初段の方でした。私から対戦を申し込みました。対局していただき感謝です。
相手の方のプロフィールには、中飛車マニアとありました。2筋を交換させてくれたので、私は、通常の居飛車穴熊に組みました。
図1から、4五桂で桂交換し、4五歩とつきました。2筋からの相手の攻めが見えているので、忙しい局面です。
5五銀と出て、4四歩から角銀交換で、攻めの形を整えました。4四同飛車に、相手の方は4三銀打と受けてこられました。

図2で、4三飛車成・同金・3二角打としました。飛車金両取りがおいしいと思ったからです。しかし、指す前に、相手から4八飛車打と馬金両取りの手が見えました。
しかし、いくしかありません。両取りをかけられた時の次の手に悩みました。正着は、5三金打でした。これで馬にヒモをつけて、相手が金を取れば、6二金で相手玉に迫ることができます。
しかし、この手が見えず、私は5四馬と逃げました。7八飛車成りにも7七金打と受け間違えました。ここは、6八金打で飛車を捕獲する手がありました。ここから泥仕合の始まりです。

図3でも、6三銀打が正着でした。数の攻めでよかったのです。5二金と取れば、7二金打が痛い攻めになります。
しかし、私は6三銀成としてしまいました。同金・同馬に6二金打と数で受けられてしまいました。でも、ここでも馬を切って攻める手がありました。しかし、ビビっていた私は指せませんでした。

図4で、逆転しました。6六香打が厳しいからです。5七馬と角を取るしかないですが、同桂成で相手の攻めが厚くなります。

図5では、7二金打で負けでした。同金・同成桂で、次に8九成桂と取る手があり、詰めろだからです。しかし、相手の方が7二銀と受けてこられたので、九死に一生を得ました。

図6でも、8八龍と切ってこられていたら、私の負けでした。6六角・7七桂打に6三銀と取った手が詰めろになるからです。

図7でも、7九銀打から負けていました。私の持ち駒が飛車しかないので、5七角成に対する受けが難しいのです。
しかし、相手の方は、6一銀と受けてこられました。ここでも、相手のミスで助かりました。

図8では、私の玉に詰みがありました。しかし、6五桂打からの17手詰めという超手数の詰みです。さすがにこれを読み切るのは難しいです。
相手の方は、7一銀と受けてこられました。これで、私が有利になりました。

図9で、ようやく詰みが見えました。8三香成・同玉・8四銀打・同玉・8五飛車・9四玉・9五銀打までの、7手詰めです。この詰みが見えて、何とか勝つことができました。
今回の将棋は、形勢をよくしたところから、相手の玉にうまく迫ることができず、逆転を許してしまいました。もっと読みの精度を高めないといけないと感じました。
雑記 「盤上のオリオン」3巻を読みました

「盤上のオリオン」3巻を読みました。主人公の男女二人が、それぞれの道を見出して、歩み始める巻です。
二宮夕飛が、自分を取り戻して、奨励勝ちで勝ち始めます。茅森月は、女性が棋士となる最短の道として、棋士編入試験を目指します。
この二人の活躍とともに、どのように二人が絡んでいくのかが楽しみです。
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