石田流組み換えの理想形
私は、三間飛車で石田流組み換えを狙って指すことが多いです。今回は、その理想形を学習します。モックンさん、いつもありがとうございます。
石田流組み換えの理想形
⑴ 5七銀・5六歩型に組む
⑵ 7五歩とつき、6八角と引く
⑶ 7六飛車で石田流
⑷ 7七桂まで跳ねられれば理想
6四銀なら6五歩で追い返す
⑸ 7四歩で1歩交換して7五飛車と浮く
⑹ 8五飛車から飛車交換
左桂がさばけているのが主張
⑺ 8筋に相手の飛車がいる場合
7三桂成らずから香車を取る
振り飛車だけ桂得になり有利
ひどい将棋を大逆転②

今日のお相手は、レート1712の2段の方でした。相手から対戦を申し込まれました。対局していただき感謝です。
相手のプロフィールには、振り飛車党とありました。戦型は、図1のように角交換振り飛車です。角交換振り飛車には、へこみ矢倉からの腰掛銀で対抗するつもりでした。
しかし、8六歩から逆棒銀でこられました。無理筋だと思いました。とがめてやろうと考えて、 同歩・同銀に7九角と打ってしまったのです。
しかし、この角は、8七飛車と逃げられると空振りです。しかも、8八歩と打てば、と金ができると考えていたのです。でも、桂馬を逃げられて、角が捕獲されることに気づきました。

図2で、角が捕獲されました。私は、その代償を桂馬の頭に歩を打つことに求めました。しかし、あまりに大きい角の丸損で、劣勢になりました。
6六歩と取り込み、7六歩と桂馬を取りにいきました。相手の方は、8五桂と逃げてきましたが、同桂に7七歩成が狙いの一着です。同飛車なら銀が取れます。
相手の方は、飛車の頭をたたいてきて、飛車交換になりました。この後、相手の方が先に飛車を打ち込んできました。

図3で、対応を間違えました。形を乱す6七歩成が正着なのですが、6三銀と逃げてしまったのです。相手の方の7三銀成が先手なので、また5四銀と逃げるしかありません。
8七のと金を飛車で取られてしまい、6七歩成で相手陣を乱すこともできなくなりました。再び不利になりました。

図4の6七桂打に最後の望みを託しました。その後、何とか飛車を打ち込むことができ、香車を取ることができました。

図5で相手が打った6一歩の底歩が堅く、私からの攻めがありません。私は、7六歩と打って、龍で取らせてから、8九龍と回りました。狙いは、7九桂成です。
相手の方は、4六桂打から、私の銀を狙ってきました。私は、銀取りにかまわず、7九桂成・7八成桂と角と金の両取りをかけました。

図6で、チャンスが到来しました。7七成桂と角を取り、9四角打が、龍と金の両取りです。しかし、この手には、6七角打という切り返しがありました。
しかし、相手の方が、この手に気づきませんでした。私は、金と取り、馬を作って優勢になりました。相手の方は、角・桂馬・銀を打って、最後の猛攻です。

図7で、4九馬と取ったのが、危険が1手でした。同銀・同龍で、相手に角と手番を渡してしまうからです。私は、自玉が詰まないことを読み切れてはいませんでした。

相手の王手ラッシュから、図8となりました。5三桂がいなければ、5三銀打があって、どこに逃げても金打ちで詰んでしまいます。この桂馬のおかげで助かりました。
詰まないので、相手の方は、3九金打と受けてきたのですが、さすがに、ここからは詰みます。6八飛車打・3八銀打・7九龍・同玉・3八金打以下の並べ詰みです。
序盤で大悪手を指してしまったのですが、何とか逆転することができました。前回に続いて、よい将棋ではありません。
勝つだけではなく、安定して勝つことが大切です。もっと、しっかり読んで指すことを心がけます。
雑記 「終末のワルキューレ」22巻を読みました

「終末のワルキューレ」22巻を読みました。神と人との最終戦争を描いた作品です。何といっても、有名な神と英雄のどちらが強いのかという、男の子心をくすぐる作品です。
しかし、どうしても、どんどん強くせざるを得ないジレンマを抱えています。後で登場する人の方が弱いと、見劣りしてしまうからです。
対戦形式にしているので、多少その点は緩和されていますが、払しょくしきれてはいません。また、対戦形式は、一方的に星が偏ると面白くなくなるので、どちらが勝つかの予想がしやすいです。
多少、マンネリ化はしていますが、男の子心は、バトルものであれば満足です。
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